阿武隈のイヤシロチはどこだ2009/07/18 20:29

楢崎皐月が唱えた「イヤシロチ/ケカレチ」論は、前から気になっていたのだけれど、今イチあやふやというか、のれない感じでいた。
今日、思い立って、我が家周辺の地図をコピーし、地図に出ている山頂をどんどん線で結んでいった。
単純に、「高み」を結んだ線の交点がイヤシロチということにして見てみると……。
結構面白い結果になった。
平伏沼は糠馬喰山と鬼ヶ城山を結んだ線と、万太郎山と鬼太郎山を結んだ線の交点にある。
うちも、いくつかの線の交点に位置していた。おお、イヤシロチだ。
この単純な線引きをしていくと、自分の家にとって大切な山は何かが分かる。ある山とある山の山頂を結んだ線上に位置していれば、その両方の山は家の守り神となる山かもしれない。
その論でいくと、我が家にとって、大津辺山は大切な山だと改めて分かった。
うちだけでなく、大津辺山はこのへんの「山頂を結ぶ線」がたくさん集まってくる中心地でもある。
鬼ヶ城山と鬼太郎山を結ぶ線上にあり、おおたかどや山と弥宣の鉾(通称アンテナ山)を結ぶ線の延長上にあり、糠馬喰山と黒佛木山を結ぶ線上にあり、矢大臣山と萩塚山を結ぶ線上にあり、屹兎屋山と小猿合を結ぶ線上にある。これらの一大交点、つまり、大津辺山そのものが一大イヤシロチなのだ。
これだけ大切な山に大量のコンクリートを流し込んで巨大なゴミを建てようなどということを考える人間には、間違いなく天罰が下るだろう。

なんとしてでもCEFの魔の手を排除せねば。