試験問題問い合わせ事件──こんな結末だったのか2011/03/02 20:17

このすぽ~んと抜けた感じがなんとも考えさせられてしまう
今、テレビで大騒ぎになっている、京都大学や早稲田大学の試験会場からYahoo!知恵袋に投稿された試験問題の件。
僕は当初、会場からケータイであれだけ細かな文章やら数式やらをリアルタイムで打ち込み、送信できるはずがないと思っていた。だから、印刷所などから事前に問題が流出して、それを入手した人間が面白がって、試験時間に合わせて投稿したのだろう……と。
ところがそうではないらしい。
当日、試験開始直前に急遽変更された問題もそのまま投稿されていたし、IPはDoCoMoのものだった。
ニュースの画面には、aicezuki というYahoo!のIDがしっかり映し出されている。とっくに削除されているのだろうと思ったが、検索したら簡単に出てきてびっくりした。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1255392692
これを書いている3月2日午後8時現在、投稿された質問のほとんどが削除されずに、誰もが閲覧可能の状態になっている。
リストのいちばん上に出てくる質問の閲覧数は約31万アクセス。全国ニュースでこれだけ繰り返し騒いでいる割には意外と少ない。

数学は苦手なので、英語の質問を読んでみる。
( )には何が入るか?

ο誰もが家に泊まると言っておきながら、
 We each told our parents we were ( ) at a friend's~

回答者は home と言っているが、staying じゃないのかしら。

ο今思えば、私たちが求めていたのは逃避ではない。
 I think ( ) we were seeking was not escape.

関係詞whatは中学で教わったはず。
これをケータイで質問しているようでは……。

これをもしスマートフォンか何かでひとりがやったのだとしたら、とてつもない操作技術だと思ったが、そうではなく、やはりカメラで問題文を撮影して外部に送信し、外で画像を受けたもう一人がケータイを使って(多分、ケータイ本体からではなく、ネットブックをケータイにつないで、ケータイは送信手段だけ)Yahoo!知恵袋に書き込んだ……ということらしい。

で、1月5日と2月8日に英訳の答えを求めている間の1月18日に、「宮城県仙台市でいい精神科・心療内科を教えてください」という質問を書き込んでいる。

仙台市在住の若い女性……というイメージが浮かぶが、これは偽装工作のひとつだったようだ。
都内在住の男子高校生二人組、というのが正解らしい。

ネット上は祭り状態。「あいすずき」と読める、なんてNHKのニュースで言ったものだから、mixiでは、ハンドル名を急遽aicezukiに変更するおちゃらけユーザーが続出。

ここまできたら、その高校生二人に手口を公開した電子書籍か何かを出してほしいね。

……と書いていたら、どうもサンケイの記事(都内の男子高校生二人組共犯)は先走りだったようだ。
ケータイの持ち主は受験生の母親で、息子(19)は山形県立高校を卒業した仙台市内の予備校生。ということは、「宮城県仙台市でいい精神科・心療内科を教えてください」という質問は、偽装工作などではなく、普通に質問していたらしい。
40前後なのだろうか。その母親像は、もはや従来の溺愛ママ像ともかなり違う。
試験会場の外で、息子から送信されてきた問題文の画像を見て、正確に入力してネットに出すというのは、なかなかできることではない。誤字もないし。
このスパイ大作戦(古い?)的なことを思いついて主導したのが母親なのか息子なのか、とても興味がある。

オマケの話としては、2日夜の『報道ステーション』には、英語の問題(上のではない)に回答したという51歳の男性が後ろ姿で出てきてコメントしていたが、この人のProfile欄を見ると、年齢非公開、若いショートカットの女性のアバターで、職業「OL」となっていた。

 We each told our parents we were ( ) at a friend's~ にhomeという間違った答えを出していた人は、さっそく別のところで、↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1156492276 

いやはやいやはや、まったくネットというのは……。
と言うか、みんな相当楽しんだよね。細部を知ったら、お開きにしましょう。お楽しみタイムはこれまでだ。

京大入試問題Yahoo!知恵袋へ流出事件をマシンガンズがネタでやると2011/03/03 19:35

今回、日本国民に楽しい推理ゲームを提供してくれた「京大など4大学入試問題漏洩事件」(長いな)は、試験中に問題をケータイ経由でYahoo!知恵袋に質問の形で問い合わせているということで話題になった。
馬鹿だな~、なにやってんだろ、と言いながら、全国民が大いに盛りあがった経済効果は? ということはさておき、Yahoo!知恵袋の馬鹿質問で思い出すのはマシンガンズのネタ。
マシンガンズに言わせれば、Yahoo!知恵袋は「バカが質問してバカが答えるサービス」ということだが、今回の事件はまさにその真骨頂。
マシンガンズの動画はこのところYouTubeなどからも一斉に削除されていて、太田プロが過剰に動いているのかしらとも勘ぐりたくなるが、忘れかけられているマシンガンズには、ぜひ、このネタでプチ復活してもらいたい。


おらおらおらぁ、久しぶりに出て来たぞ~。「消える芸人ランキング」にすら入れてもらえなかったマシンガンズだぁ

「バカが質問してバカが答えるサービス」って言っただけで、「私たち回答者のことを傷つけるようなことを平気で言うお笑い芸人がいますが」って、真面目にリアクションするバカが出てきて、Yahoo!知恵袋ネタもすっかりつまらなくなったと思って封印していたけど、ついに出てきたなあ。きょーりょくなバカが

なあ!

大学入試の試験会場から問題を知恵袋に訊いてきたバカ

バカだなあ

ほんっとバカだわー

どうやったんだろうって、新聞やテレビも大騒ぎしてさあ

携帯電話事情に詳しい大学教授とかわざわざ呼ばれてな

別にありがたくないわ!

そんな紹介のされ方したら、教授もなんか凹むだろ

で、「IPアドレスというインターネット上の住所があって……」って、そんなこと俺らみたいなバカでも知ってるわ

なあ

Yahoo!知恵袋に書き込んだYahoo!のIDがaicezukiだっていうんで、テレビなんかことさらそこをアップにしてんのな

普通はモザイクで隠すだろ

キャスターが「アイスズキとも読めるこのIDを使って」とか言ってんのな

逆から読むと「行くぜ!CIA」だとか言うやつも出てきて

(二人ちょっと考えて……同時に)

そうか!
そうか!

ミクシーでは、このニュースの後にハンドルネームをaicezukiに変えたやつがいっぱいいるんだと

バカだな~

バカだわ~。なんの得になるんだ、それ

そのうちの一人は実際に京都大学受けていた受験生で、面白半分にハンドルネームを変えたことが学校にばれて厳重注意だと

バカだな~

バカだわ~。しかも、そいつの本名とか顔写真とか2ちゃんねるで出て、祭り状態

どうしようもないバカだな~

バカだわ~

新聞ではなんつっても産経な。ほとんど同じノリで、飛ばす飛ばす

3月2日の午後1時台に、「都内2高校生が関与 1人は外で中継 京都府警ほぼ特定」なんて記事出しちゃってさ

どっから出てきたんだその情報。「京都府警ほぼ特定」って……

その前の「同一携帯と特定 ずさん単独犯か、スマホ撮影分担の複数犯か」ってタイトルの記事な

「スマホ」って、タイトルつけたデスク、ITオタクか

スマソ

…………? 慣れないボケはやめろ。俺たちはダブルツッコミで生き残るんだと、固く誓い合っただろ

そうだっけ? で、その前もすごいぞ。3月1日午後14時台「昨年6月から別名で予行演習か 類似投稿180問、お礼の一文など酷似」

予備校の講習で出された問題とかを「a0tja0jt」ってIDで投稿してたってんだろ? 毎日でも記事になってたな。「a0tja0jt」はケータイのキーの真ん中縦一列だけで入力可能だとかなんとか

確かにそうだけど、だったら数字とアルファベット混ぜるのは無駄だろ

単語登録して一発で記入したんだろうって

だったら真ん中縦一列で入力できる文字列じゃなくてもいいだろ。とにかく些細なことで日本中がみんなこの推理ゲームにはまったんだよ。2ちゃんも新聞記者もテレビの視聴者も、とにかくめちゃくちゃ楽しませてもらったもんなあ

そうだよなあ。そう考えてみたらすげーなこいつ。お笑い芸人が束になってもこいつひとりにかなわないのか

「a0tja0jt」時代は、半年で200件以上の質問を書き込んでいたんだってな。「数学の問題です」とか「次の文を英訳してください」とかって質問を

で、回答者へのお礼は「ありがとうございました(^o^)/」ってか



訊いたのは予備校で出された問題らしいけど、そうやって本番前に地道に練習を積んでいたんだなあ

そんな努力するなら勉強しろよ

バカだな~

答えているほうもバカだったな。3月2日昼の産経の見出し。「回答者『共犯なのか』『聴取されるのか』広がる不安 ネットの波紋が拡大」って、共犯になるわけないだろが

そんなのをいちいち記事にしてるほうもバカだな~

その夜のテレビには、「知らないで英語の問題に答えてしまった」50代の会社員とかいうのがあちこちの局に出ずっぱり

見た見た。「憤りを感じます」とか言ってたな。その人のプロフ見たら、年齢非公開、若いショートカットの女性のアバターで、職業欄に「OL」って書いてあった

脇が甘いな~。テレビ出る前に消しとけばいいのに。舞い上がってたんだな



別の英語の問題に答えた人は、さっそく同じYahoo!知恵袋で、「親に言ったら、警察が事情聴取に来るかもよ、と言われたのですが、事情聴取とかされるんですか? 解答よろしくお願いします」とかって質問してるのな

なんでもかんでもYahoo!知恵袋で訊けばいいってもんじゃないわ! しかも「回答」を「解答」って書いてるし

悲しいな~

この人、「ちなみに私が答えた内容が合っているのかも教えてください。間違っていることを願います」……って……間違ってるわ! あんたの答え。そもそも、この時点でまだ自分の答えが合っているかどうか分からないようなやつが答え書き込むなよ

すぐに回答したい病か? 考える前に指が反応してますって

やっぱバカだわ~。それにしても、どうやったのかっていう推理が、二転三転して面白かったな

3月1日夜の産経の見出しは「単独? 複数? 愉快犯? 書き写し困難、画像で送信…目的は投稿か」だった

テレビでも、単独犯はありえないって解説が主流だった。ケータイの登録者が山形県の女性のもので、その息子が京大を受験していたって分かってからは、母親が受信係で知恵袋に書き込んだと思った人がほとんどだっただろ

そうそう。俺もそう思った。息子を溺愛するケータイ世代のヤンママが考えついた作戦だったのかぁ……って

それが、いざ蓋を開けてみると、仙台市の河合塾に通う浪人生の単独犯行らしいとかってことになって、これは別の意味ですごいよな。ぜひ『ためしてガッテン!』にゲスト出演して、実演してほしいわ

番組のチョイスがちょっこし違う気がするが……

ポケットに片手突っ込んだまま、ものすごいブラインドタッチで複雑な数式とか打ち込んでネットに投稿。もしくは、普通にデスクトップパソコンから投稿する一般人とどっちが速いか競わせる、とか

どういうのが一般人なのか、定義が今イチ分からんが……

とにかくこの浪人生のケータイ操作テクを見てみたい。それはもう、日本中の国民が見てみたいと思ってるって。すご技なんだろなぁ

合格するための努力は惜しみません、ってか。しかもこの浪人生、早稲田は受かってたんだってな

バカだな~……って、俺は合格できないけどな

こいつがバカなのかこいつに合格されてしまう早稲田がバカだ大学なのか

ああ~、早稲田の学生とかOBとかからボコボコにされるぞ

バカだな。早稲田に入れるようなやつがそんなことでいちいち怒るかよ

怒るんだよ。シャレが分からないやつが増えてるから。みんな、この事件をバカだバカだって笑っているけど、実際そういうやつが多いんだって、今は。なんでもかんでもネットで訊けばいい、コピペで解決できると思ってるやつが

だなあ。こんな質問まである。「aicezukiさんに質問ですので他の人は質問しないでください。その1: 試験官のいるところでどうやって問題を流出したのか?」

バカもここまで来ると怖いな。そもそも、「他の人は回答しないでください」だろ、書くなら

で、この質問への回答が「ペン型カメラとWI-FIです。これらでローカルエリアネットワークをくみました。尊敬してほしいです。愉快犯ではありません。とりあえず、がんばって逃亡しています」で、それがベストアンサーだと

バカだな~

ほんとバカだわ~

 

福島第1原発の津波前と後の写真2011/03/14 10:02

グーグルアースで見られる第1原発の津波前と後
グーグルアースで、被災地のbefore after が見られる。
日本のメディアは報道規制(自主規制?)をしているようだが、福島第1原発の付帯設備(ポンプ群なども含む?)は全部津波で流されているのだ。
メディアでまともな報道をしているのは河北新報など地方メディアくらい。
あとは一部のブロガーだけというお粗末。
テレ朝は解説役の大学教授が、高速増殖炉もんじゅを推進せよと主張している原子力推進派のリーダー的存在で、終始、いいわけやごまかし、はぐらかしに終始したコメント。
このニュースが如実に物語っている

福島第1原発で新たに33機器点検漏れ

 保守管理の規定の期間を超えても点検を実施していない点検漏れの機器が見つかった問題で、東京電力は28日、経済産業省原子力・安全保安院に調査結果を最終報告した。報告では福島第1原発で新たに33機器で点検漏れが見つかった。県は「信頼性の根本に関わる問題」と東電に再発防止策の徹底を求めた。
 東電によると、福島第1原発で見つかった点検漏れは定期検査で行われる機器ではなく、東電の自主点検で定期点検が行われている機器。しかし、最長で11年間にわたり点検していない機器があったほか、簡易点検しか実施していないにもかかわらず、本格点検を実施したと点検簿に記入していた事例もあった。
(2011年3月1日 福島民友ニュース)

第一原発3号炉も先ほど爆発。1号炉のときより大きな炎と爆風、煙。
第二原発はもっと危機的な状況だという情報も飛び交っている。経産省保安員の担当者はここに来ても時折笑いながら要領を得ないコメントを読み上げるだけ。
マグニチュード9.0ということが強調されているが、原発に関しては完全な人災。これのおかげで、被災者の救助作業や地域復興支援もしばらくはほとんど不可能になる。浜通りは長期間ゴーストタウン化するだろう。 前県知事よりはるかに東電に対して甘かった現佐藤知事の責任も大きい。

取次業者、Reuter.FMのご厚意により、2011年3月16日から同4月15日までの期間、タヌパックの全音楽配信における取次手数料全額が東北関東大震災への義援金として使われることになりました。音楽を聴いて心を落ち着けながら、些少でも寄附ができるということです。右のアルバム試聴プレイヤーのBUYでご希望の配信ショップ(iTunesストアやAmazonなど)からご購入できます。ご協力を!! 

福島原発事故 17日時点でのまとめ 放射能は相当漏れている2011/03/14 19:23

14日19時現在の情報分析

今日、ネットで見ていた情報のうち、注目したのは次の2つ。
1つは環境問題関連の本で一躍有名になった武田邦彦氏の緊急発信。彼はもともと原子力が専門なので、でたらめは書かないだろうと思う。
⇒ここで緊急提言を随時更新中。
これを読むと、最終的には2つの結末が見えてくる。
1つは、今後もいくつか爆発や犠牲者を出しながらも、なんとか収束させ、放射能汚染も引き起こすものの、「超荒っぽい廃炉」作業となって落ち着くというもの。周辺は当然放射能汚染が残るし、風に乗って広範囲に放射能が拡散するけれど、すぐに人がバタバタ死ぬようなことにはならない。
ただし、今日、水素爆発して建屋が吹き飛んだ第1原発3号炉はプルサーマルなので、プルトニウムを混ぜた燃料棒を使っている。このプルトニウムがどういう結果をもたらすのか、武田氏もよく分からないと書いている。

もう1つは、最悪の事態だが、あたふたしている中、再臨界する炉が出てきて、核爆発を起こすというもの。
こうなると被害は深刻で、東北だけでなく、首都圏も多大な影響(すでに多大な影響が出ているが)を受ける。

もう1つは、フリーのフォトジャーナリストなどでつくる「日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)」のメンバー5人と雑誌「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一氏が昨日、ガイガーカウンターを持って現地入りしたときのリポート

携帯した3個の計測器のメーターがすべて振り切れて、計測不能だったとのこと。
計測可能最大値が1000マイクロシーベルトなので、仮に1050マイクロシーベルトだとすれば、振り切れたことも不思議ではないのだが、双葉町役場や病院ですでにそれだけの値が出ているということは、東電や政府が発表している数値はかなり怪しいのではないかと思える。
東電が発表している値以外、伝わってくる情報がないというのが問題。取材クルーもガイガーカウンターくらい持参しているだろうに、自主規制しているのだろうか。


取次業者、Reuter.FMのご厚意により、2011年3月16日から同4月15日までの期間、タヌパックの全音楽配信における取次手数料全額が東北関東大震災への義援金として使われることになりました。音楽を聴いて心を落ち着けながら、些少でも寄附ができるということです。右のアルバム試聴プレイヤーのBUYでご希望の配信ショップ(iTunesストアやAmazonなど)からご購入できます。ご協力を!! 

15日夕刻時点での現状分析と避難所向けメッセージ2011/03/15 17:41

15日夜時点でのまとめ

いろいろ言いたいことはあるけれど、緊急時なので前向きなことだけ箇条書き。
福島第一原発に近いところに残っている人たちに向けて:

1)今夜が最初の山場。風は陸側に向かって吹いており、しかもみぞれ or 雨。じっと耐えて外に出ない。特にみぞれや雪に身体をさらさない。

2)水に不自由していないなら、こまめに手を洗う。口・鼻はマスクなどでふさいでおく。

3)明日は強い西風の予報。通り過ぎた放射能が舞い戻る可能性もあるので、少し時間をおいてから行動したほうがいい。親族など、受け入れてくれる場所が遠くにある人で、移動が可能な人は移動する。避難所の人数を減らすことで協力するという発想を。移動する場合は、海岸沿いや幹線道路は避ける。道中ガソリンは手に入らないと考えること。今あるガソリンでどこまで移動できるかを見極めることが必要。一人ならバイクも有効。

4)放射能は相当量漏れているけれど、爆発(再臨界)はなさそうなので、最後は収束する。落ち着いて、体内被曝に最大の注意を払う。避難所(最低でも30km離れているはず)の外での放射線量は短時間浴びてもどうこうというレベルではないはず。危険なのは放射性物質を吸い込んだり口から入れたりして体内に溜めてしまうこと。それさえ防げれば、なんとかなります。

5)チェルノブイリと比べて……といった情緒的な情報には耳を貸す必要はない。現実は「放射能が漏れ出していて、とめる手段はもはやない。しばらくはこの状態が続くが、いつかは収束する」ということ。この状況の中で、自分はどう動くべきかを冷静に考えるしかありません。放射能漏れピーク時を過ぎれば、放っておいても漏れる量は減っていくはず。第一原発はそのまま廃炉作業に移行します。

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汚染はひどいが、ある意味どうということはない2011/03/16 10:17

16日朝の時点で、書き留めておきたいこと
  1. 汚染はひどいけど、逆に言えば、こんなに汚染されても平気なものだということ。吸い込まないようにして粛々と救援作業をするしかない。扇情的な報道はやめて、風向き情報のこまめな発信だけ徹底せよ。風上になっている場所と時間帯をはっきりさせ、むしろ「今の時間、ここは比較的安全ですから動きましょう」という前向きな情報を出すべき。いたずらに数値を発表しているだけでは、一般人は混乱し、救援活動が不必要に邪魔される
  2. 原発事故は、直接の放射線汚染による被害もさることながら、世界の中での風評被害、それによる経済的損失が多大。そういうリスクも含めると、原発は非常に高くつく発電。被害の補償は全部電気料金や税金に跳ね返る。すでにCNNなど海外メディアは、津波災害での死者や取り残された被災者の窮状は一切報じず、すべて放射能汚染関連のニュースになっているという
  3. 首都圏にいる人は、買い出しパニック的自衛より、すぐ隣で物資がなく、通信が途絶えて見殺し状態になっている二次被災者への支援を考えるべき。陸路で簡単に物資が届けられる川内村など、直接被害のなかったエリアへなぜ物資が届かないのか。半径20kmだの30kmだのといった避難エリア指定はまったく無意味。風上10kmより風下100kmのほうが汚染数値は高くなるのだから。救援活動や住民の健康を阻害するだけだから、距離による避難指示はすぐにやめるべき。まずは移動できる人をすべて移動させ、残った病人や独居老人などのケアを専門家がやりやすくするように身軽にすること。過疎の村に平時以上の人(特に普通の生活者)がひしめいていることが、復旧を困難にさせている
  4. エリアごとに一斉停電させるという乱暴な「計画停電」(実際には停電になってみないと分からないのだから、少しも計画的ではない)よりも工場などの大型消費を見合わせるよう要請すべき。そのほうが事前に計画が立てられるし、不意の停電での二次災害も防げる。こういう馬鹿なお役所仕事ぶりを見ていても、電力会社がいかにダメか分かる。広報や運営、経営トップ陣がひどすぎる
  5. 「原発は止めろ」「いや、原発しかない」という両極論をぶつけ合っている段階ではない。今できることは、早急に全国の原発のバックアップ電源を二重三重四重に強化しておくこと。内陸側から強固な電源供給ルートを複数確保して、事故が起きたときに今回のような無様なことにならないよう、金を投入して緊急対策すること。浜岡など、特に危険性の高いものは止めた上で、安全に後処理できるよう集中すること。
  6. 原発の安全対策に金をかけよ。使いものにならない風力発電などに金をかけて遊んでいる暇はない。電力会社も経産省もきちんと本当のこと(新エネルギーと言われるものは、まだ技術が確立されていないし、現段階では資源を浪費するだけだということ)を言い、当面は火力、水力など、柔軟に発電能力を変えられるものがいかに重要かをPRすること。電力という基本の基本を早く立て直さないと、このまま世界の孤児になりかねない
  7. 少し先のことになるだろうが、今回のことを「未曾有の天災」で片づけるのではなく、大量生産大量消費社会が豊かな国の証という従来の発想から完全に脱皮し、少ないエネルギーで豊かに生きられる国をめざすべき。そのためには経済成長率などというただの数字が下がることを恐れていてはいけない。ガソリンがなければ高級車もただのお飾り。日本人は本来、こんなに貪欲な消費をする人たちではなかったはず。もっと精神的に豊かな生き方を知っていたはず。「粋な江戸人」の文化をもう一度めざそう

取次業者、Reuter.FMのご厚意により、2011年3月16日から同4月15日までの期間、タヌパックの全音楽配信における取次手数料全額が東北関東大震災への義援金として使われることになりました。音楽を聴いて心を落ち着けながら、些少でも寄附ができるということです。右のアルバム試聴プレイヤーのBUYでご希望の配信ショップ(iTunesストアやAmazonなど)からご購入できます。ご協力を!! 

福島原発事故の経過と付近住民の対応まとめ(1)2011/03/17 15:23

今回の原発事故は120%人災です。
呆れ返るのは、バックアップ電源を海側に置いていたということ。まったく馬鹿げています。
そもそも、陸側のエリア(東北電力)は停電になっていないのですから、東北電力からの電源供給ルートを複数確保しておくことで電源喪失は起きなかったはずです。

それ以上に許し難いのは、電源が全部流され、冷却手段を完全に失った時点で、そのことを発表しなかったということです。海側にあった補助電源やポンプが全部流されてしまったということを日本のメディアが伝え始めたのは16日くらいから。それまで保安院の発表では「バックアップ電源が作動しない」「理由は分からない」などとすっとぼけたことを言っていましたが、作動しないのではなく「流されてなくなってしまった」のです。なくなったものが作動するはずはないでしょう。

首相官邸WEBサイトで出している情報を見ると、11日15時42分に、東電は「全交流電源喪失のため、原子力災害対策特別措置法第10条の規定に基づき、1,2,3号機について特定事象発生の通報」を行っています。これがどういう事態なのか、分かる人は分かるわけで、その時点で公表してくれれば、付近に住んでいる我々も、覚悟を決め、避難準備に入っていました。

ところがこの重大なことを最初に知らせたのは、政府でも保安院でも東電でも日本のメディアでもなく、グーグルアースだったのです。
12日になって、ネット上には「海側にあったポンプや非常用電源設備が全部流されている! 政府がいくら隠しても、衛星写真が事実を突きつけている」といった報告が流れ始めました。
私はこれを、ネットが不通になる直前に読みました。
そして、本当か? まさか補助電源が海側にあるわけがないだろう、と、信じようとしたのですが、どんどん不安になっていきました。
大変なことを隠している。本当のことを言っていない。……と思わざるをえなかったところに、いきなり、最初の爆発です。
これではパニックになるなというのが無理です。

情報をすぐに出してくれていたら。
「冷却手段がすべて失われたため、今は大丈夫ですが、これから使用済み燃料も含めて、核燃料がどんどん熱くなり、放射能漏れが起きてくることが予想されます。そうなってもすぐにどうこうはなりません。避難が必要になることが想定されますので、落ち着いて避難の準備に入ってください。今後は風向き情報に注意して、風下に位置する場所では不用意に外に出ないでください。情報はすみやかに、逐一発信しますので、くれぐれも流言飛語に惑わされるようなことなく、落ち着いて行動してください」
……たとえばこんな風に第一声を出してくれたら、どれだけ気持ちが落ち着いたことでしょう。

私が住んでいた川内村では、地震直後に携帯電話網がシャットアウトされ、12日午前中からネットが不通になり、12日午後からは固定電話も使えなくなりました。外から入ってくる情報はテレビだけ(私の家ではラジオの電波はほとんど入らない)。その唯一の情報入手手段となったテレビは、どうやら事実を即座に流していない。あるいは情報を流すことを躊躇っている。
最初にそう感じたのは、地上波で原発関連の報道になると、画面が中央局から地方局に切り替わって、延々と死亡が確認された人の名前を読み上げたり、避難所の風景を映したりし始めたことです。これは意図的に原発情報を地元の視聴者に伝えまいとしていたのか、それとも単に地元局が「そのほうが親切」と判断してのことなのか、今も分かりませんが、仕方なく、そのたびに系列のBS民放に切り替えて中央局が出している原発情報を見る必要がありました。情報はNHKが早いわけではなく、民放のほうが1時間以上早いこともありました。

時系列で、主な事象が起こった日時と報道の様子、公式発表の様子をまとめてみます。

11日 15.24 第一原発ですべての交流電源喪失。1~3号機に関して10条通報
11日 16.36 1、2号機のECCS(非常用炉心冷却装置)注水不能を報告
11日 16.45 2号機についての第15条通報

※11日午後、津波が去った後、電源関連、注水ポンプ関連の施設が失われたと分かった時点で、これから起きることは完全に予想できていた。政府や保安院、周辺自治体にそのことを全部隠さず、いち早く告げるべきだった。それなのに、付近住民への通報はなし。
津波で電源や注水ポンプ設備、タンクが完全喪失したのだから、冷やす手段はないのに、法令に定められた「○○になったので通報」ということしかしていない。これから起きることを明確に示さないで、事後報告しているだけ。バカじゃないのか! 本当に

11日 20.50 福島県が発電所半径2kmの住民に避難指示
11日 21.23 菅首相、福島県知事、大熊町長、双葉町長、富岡町長、浪江町長に対して、住民への避難指示
※内容は「1号機から半径3km圏内の住民は避難。半径10km圏内の住民は屋内待避。現地の対策本部長から新たな指示が出された場合は、その指示に従うことを区域内居住者に周知されたい」というもの。

12日 00.30 対象住民の避難措置完了。大熊町2805人、双葉町3057人
12日 時間不明 グーグルアースで津波後の原発上空からの写真が公開される

※ネット上で「電源が動かないのではなく、そもそも流出して存在していない!」ことがツイッターなどのSNS経由で広まり始める。海外メディアはすでにこの時点で事態を把握していたのに、日本国民だけが知らされていない!

12日 05.44 菅首相から福島県知事、大熊町長、双葉町長、富岡町長、浪江町長に対して避難指示
※内容は「半径10kmの住民は避難」。該当住民は5万1207人

12日 15.36頃 1号機で爆発。建屋上部が吹き飛ぶ

※定点観測カメラがこの映像をとらえていたのに、テレビではその後1時間半、この映像を出さなかった!
12日 17時頃 地上波テレビで、最初の映像が流れる

※その映像に対する最初の解説は「建屋の外で爆発があった模様」といったもの。これを見て、解説者は「建屋の外ですか? 建屋が爆発していないですか?」「建屋が1つなくなっていませんか?」「映像を巻き戻してください。爆発の瞬間前の映像を見せてください」「ここにあったのが1号機ですよね。今はその1号機が見えていませんよね。これは1号機の建屋が吹き飛んだということではないですか」と、相当慌てた口調で解説を始める。その後「格納容器が爆発して建屋が吹き飛んだのか、それとも格納容器と建屋の間で爆発して、吹き飛んだのは建屋だけなのか、それが大変重要な問題です」という意味のことを発言。この時点でまだ真相が分からず。分かったのは、爆発はすでに1時間半も前に起きていたということ。
私は急遽、避難準備に入りました。それまではじっとしているつもりだったのです。地震による建物被害がなく、電気が来ていて、水も食料も心配ないのですから、混乱している外に出て行くほうが危険だから家にいる、という判断です。
しかし、情報が次々に遮断されていき、最後に残ったテレビの報道からは、実際に何が起きているのか伝わってきません。しかも、重要な情報が隠されていることは明らかです。もし、発表されているよりはるかに多い量の放射能が流れ出しているとしたら……。風が海に向かっている今が移動のチャンス。海側から吹き始めたら、逃げようがない。もはや一刻の猶予もないと、焦りました。

12日 16.17 放射線量が500μSv/h(マイクロシーベルト/時)を超えたことで、原子力災害対策特別措置法15条通報
12日 18時頃 枝野官房長官の会見が始まるが、爆発についての具体的な言及がまったくない

テレビを見ていた私は、この時点で政府がまったく対応能力を失っていることを知り、愕然としました。同時にすぐに家を離れ、風上方向へ避難を始めました。

12日 18.25 首相から、県知事、大熊、双葉、富岡、浪江町長に避難指示
※内容は「半径20kmは避難」。該当住民合計17万7503人。

12日 20.20 1号機に消火系ラインを通じて海水の注水を開始

※ここに来てようやく東電は原子炉廃炉を決めたようです。

12日 20.41 官房長官が「原子炉格納容器は破損していないので安心するように」と発言

※爆発からすでに5時間!!も経っています。


13日 05.10 3号機にECCS注水不能状態で15条通報

※それまで(電気がなくても使える)高圧注入系を使って注水をしていたが、内圧に負けて不能になり、ECCSを起動させようとしたが起動しなかった⇒ECCSが起動しなかったので15条通報に該当するため通報した、という説明。バックアップ電源が「ない」のだから、ECCSで注水できないのはあたりまえで、15条通報するなら11日の時点でしなければならないはず。法令に書いてあることだけを「報告しました」と言っているだけで、馬鹿さ加減もここまでくると怖ろしすぎる!

13日 05.58 3号機に15条による特定事象発生の通報
13日 08.56 放射線量が500マイクロシーベルト/hを超えたため15条通報
13日 09.20 3号機にベント(換気)開放処置

※冷却水が回っていない、注水もできないのだから、内圧が上がっていくことは明々白々だったのに、ここに至るまで開放しなかったのは最大の判断ミスだと、海外の専門家などは早い時点で指摘している。多少放射能が漏れたところで炉が破壊されないこと、一刻も早く水を入れて冷やすことが必要だったのに、放射線量増加を恐れて判断を遅らせたとしか思えない。最悪の事態を避けるため、多少の漏れは諦めてさっさと開放すべきだった

13日 13.12 3号機に対して海水注入開始

14日 01.00 1号機、3号機ともに、汲み上げ箇所の海水がなくなって注入不能に
14日 06.10 3号機のドライウェル(蒸気を溜めておく容器)圧力が設計上の最高使用耐圧427キロパスカルを超える460キロパスカルに
14日 07.44 3号機もベント開放で内圧を下げる作業を行う予定と発表
14日 11.01 3号機で爆発。建屋が吹き飛ぶ

※こうなることは分かっていたのだから、もっと早く穴を開けるとかして作業をしやすくすべきだったはず。この爆発で東電社員、作業員、自衛隊員ら11人が負傷

14日 11.01 2号機の建屋パネルを開放して水素を逃がす対応
14日 11.15 東電から3号機の爆発は1号機と同じ水素爆発であり、格納容器、圧力容器は無事との報告
14日 18.06 2号機の逃がし安全弁開放により、水位がマイナス1500からマイナス1100mmに。40cmほど回復
14日 18.22 2号機の原子炉水位がマイナス3700mmに達して燃料棒が全露出

※こうなるととっくに炉心溶融が起こっていて、溶けた燃料棒の一部が原子炉下部に溜まってきているはず。
こうした事態が起きていた14日、富岡町からの避難民を収容している川内村には、原発関係の作業員から、冷却ポンプが11日の地震による津波ですべて流されたことが非公式に(口コミで)伝わりました。
川内村商工会長・村議会議員の井出茂氏は、後日、mixiにこう書いています。

「大きな流れからいうと、冷却できないということは、メルトダウンを避けることが出来ない状況にあるということだ。国、県、東電は大局的な見地から予測できる被害を発表して、避難の対策と事故を最小限に抑える対策を講じるべきである。結果的に予想を下回る結果になれば幸いだということである」

この間、川内村には国からも県からもなんの指示もなかったとのこと。
同じことは南相馬市市長もテレビの取材に答えて言っていました。

15日 03.00 2号機でドライウェル圧力が設計圧力を超える。減圧操作、注水操作がうまくいかず、減圧できない状況に
15日 06.14 4号機で爆発音がして壁に穴が空く。3号機からは発煙。2号機は圧力抑制プール付近で爆発音がして内圧が低下。明らかな異常発生
15日 06.42 2号機の圧力抑制プールに一部欠損がある模様だと官房長官が会見で発表
15日 06.56 4号機の建屋が変形・破壊され始める
15日 08.25 2号機建屋から白煙
15日 09.38 4号機で火災発生を確認。消防に通報
15日 10.01 4号機の火災について、経産省から米軍に応援依頼

※現場はもはやお手上げ状態で、これを見ていた地元消防団員らから、村に「現場は想像を絶する状況で、特に4号機が深刻だ」という情報が伝わる。
15日 11.00 菅首相が「20km~30km圏内の住民は屋内待避」の指示
15日 14時頃 対象住民の避難措置完了

※周辺自治体は、現場の壮絶な状況をリアルに口伝えで知らされながらも、県からも国からもなんの直接指示もないまま「30kmまでは屋内待避」という指示をテレビを通じて知らされるだけ。
この「20~30km圏は屋内待避」という指示は最悪でした。
すでに空は30km圏内飛行禁止になっているので、村に空から救援物資は届かないということです。もちろん、急病人を運ぶ救急ヘリも来ません。
陸路は確保されていますから、ガソリンさえあれば、より遠くへ移動できます。しかし、それも時間が経てばガソリンが尽きてきて、移動手段さえなくなります。すでに村にはガソリン補給が経たれていて、村内にある車のガソリンタンクに残っているだけになっていました。過疎の村では徒歩の移動はできません(川内村の面積は川崎市の約1.5倍。家はたったの千戸)。「待機」が続けば続くほど、ガソリンは減っていき、いざ避難命令が出ても、避難することができなくなるのです。
それなのに「避難しろ」ではなく「屋内待避」つまり「動くな」と命じたのです。


この件を、前出井出氏はこう書いています。

「原発事故があってから、遅まきながら30キロ圏を屋内退避命令を総理が発表。
二号機、四号機が危険から脱したとの報道にもかかわらず、30キロで屋内退避は解せない話である。11時過ぎの報道では、燃料棒の冷却に失敗したとあり、急遽富岡町・川内村合同の災害対策会議が開かれ、この時点で川内村長は村民の強制避難を決定したのだが、現地対応の東電職員と経済産業省の役人、そして原子力保安院ナンバー2の「20キロ圏外であれば、絶対安全です」という言葉によって、強制避難から自主避難に変更した。
15日川内村長遠藤雄幸は防災無線を通して、以下のようなメッセージを発表した。
『川内村長の遠藤雄幸です。本日災害対策本部は、大変重大な決定を行いました。この度の原子力発電所の事故が好転のきざしが見えるまで、避難できる皆さんは自主的に避難してください。
避難されない皆さんは、屋内退避を続けてください。また、自主避難をされる皆さんは、食糧、寝具、現金をご持参ください。なお、村の機能はこれまで同様に役場となっております。
皆さんお元気で、また川内村にお戻りになった時は川内村の再生のために一緒に戦っていきましょう。
お元気で!!』

翌日、16日に合同災害対策本部は郡山のビッグパレットを避難場所に決め強制避難を開始した。
14日の遠藤村長の決断は実に素晴らしい判断でした。こんな人物を県知事に推したいものです」


★まだ書きかけですが、とりあえずここまでアップします。
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首相官邸から今すぐ指示するべきことはこれだ2011/03/17 18:50

現場からの報告をとりあえず終えたということにして、今、何をするべきなのかについて書きます。

1)高速道路通行制限の緩和
現在、東北道、常磐道、磐越道はガラガラだと、民間ボランティアチームが報告しています。
まず、現在、許可証なしで車輌が通行できなくなっている高速道路に、物資運搬車、一般の運送トラック、ボランティアで現地に向かう一般車両などは簡単なチェックのみで通れるようにすること。
運送会社が放射能汚染を恐れて現地に近づかないといった現象が起きているので、安全だと宣言すること。
高速道路のサービスエリアにあるガソリンスタンドを災害対策本部管理下に置き、補給作業を行う人員を派遣すること。

2)リアルタイムで正確な風向きと各地の放射線測定量を知らせる
核爆発の危険がない以上(そう信じたい)、放射能漏れは相当ひどいけれど、ごく近い数キロ圏以外では自由に活動ができるということを周知させる。怖いのは放射線ではなく放射線を出す放射性物質を体内に取り込むことによる内部被曝。しかし、放射性物質の飛散は、風上には向かわないので、事故現場に近くても風上はかなり安全。
その安全エリア、危険エリアは、風向き、風速などで刻々と変わるので、その予想図を誰もが分かりやすい形で気象庁は全力を挙げて提供すべし。
これは「危険だ」というメッセージよりも「ここは安全だから動けますよ」という情報として活用させるために。

取り急ぎ、この2点は今すぐ実行する必要があります。
津波被災地では刻々と人が死んでいるのです。
原発に近い双葉町の病院では、数百人の入院患者を残したまま医療スタッフが全員消えてしまっているという、とんでもないことが報道されています。放射能は全然大丈夫なのに。なぜ? 物資が届かないから?
双葉町へは、陸路でいくらでも物資補給できるのに。なぜそんなことになるのですか!
三陸方面の病院でも、あちこちで入院患者が餓死!の危険にさらされているという報道があります。
「汚染は、平時に比べればひどい。でも、ごく近くでなければ、放射線の量は恐れる量ではない。放射性物質を体内に入れることは避けなければならないので、風下のときには注意を要するが、それ以外では命を賭けるようなことではなく、普通に作業できるレベルである」ということを周知させる。

一般人は徹底的に退去させ、移動できない人をケアする専門スタッフが動きやすくする。被災地人口が減ったほうが、活動はしやすいし、物資も有効に使えるのです。
「半径○○キロ」という指示は混乱をきたすだけで意味がない。市町村単位で指定すべき
「○○町、○○村……は、一般住民は極力退去して被災地活動を容易にさせる」といった指示に変える。

陸路が使えるのに、また届ける物資が用意されているのに、物資が届いていないというのはあまりにもひどすぎる。

また、津波から一週間が経過した今、完全に破壊された地区での瓦礫撤去作業よりも、孤立している避難所(公的なものだけでなく)、孤立被災者への救済、救援に全力を投入すべきでしょう。
首相官邸からはそうした指示が的確に出ているんでしょうか。

テレビメディアはヘリによる散水や放水車の放水シーンを劇的に流そうとしていますが、そんなものはどうでもいいんです。死にかけている被災者をいかに救えるかという報道に最重点を置いてください。
民間からの援助物資を集めるなどということではなく、企業や組織の援助がスムーズに届くよう、上から適確に指令が飛ぶこと。これが最重要。

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世界の笑いものになっている保安院、東電、政府の会見風景2011/03/18 01:47

海外、特にドイツ、ロシアなどが、福島原発から出ている放射能汚染に過剰反応しています。
友人の元夫はドイツ人で、離婚して一人ドイツにいるのですが、大学生の娘をドイツに呼び寄せました。ところが、飛行機が、北極回りでは飛ばないというのです。放射能汚染を恐れて。
ドイツの空港では、日本からの飛行機に全部ガイガーカウンターチェックを受けさせ、反応があれば乗客を降ろさないと言っているそうです。
アメリカは在日アメリカ人たちに、80km圏外に出ろと言っています。まあこの程度は普通の反応でしょうか。
円は信用を失って円安になるのかと思ったら急激な円高。復興のために大手企業などが持っている外貨を円に替えることを予測しての投機だとか。大災害は大金を儲けるビッグチャンスということでしょうか。ハゲタカどもめ! ……いや、これはハゲタカに大変失礼な言い方でした。撤回します。

昨日(15日)、被災地への救援物資が半径30kmまできて、そのまま引き返してしまったとか。南相馬市、孤立無援。市長のていねいな口調の訴えが痛々しい。

自衛隊のヘリ、ホバリングしないで通過しながら水を落下させても、ほとんど効果がないでしょう。建物の周辺の汚染空気を激しく拡散しているだけではないでしょうか。
一生懸命に、かつ言われた通りに任務遂行している隊員たちがあまりにも可哀想です。

大型船舶火災用の消火専用船みたいなのはないんですかね。海側から近づくのは怖いでしょうが。
警察庁の、デモ隊に水をぶっかける放水車ではいくらなんでも……では?

これって本当? 本気? という絵が続々と映し出され、怖くなります。
海外では、この映像をブラックコントのように見ているそうです。
特に評判が悪い(イギリスやドイツなどでは格好の笑いの種になっている)のは、東電、政府、保安院の会見映像。
ドイツのシュピーゲルは「見分け方は、作業服を着ているのが政府、作業服にラインが入っているのが保安院、スーツにネクタイをしているのが東電」と、漫画を見ているような風刺解説をしていました。それを知ってか知らずか、東電は昨日(17日)から突然作業服になりましたね。だからなんだってんだ……ふうう。

今頃になって外部から電源を引くとか、アメリカからバッテリーを取り寄せるとか、なんですか、それは。予備バッテリーくらいないのかよ。国内に。

それよりなにより、最初から陸側に予備のぶっとい送電線、何本も引いておくのは、素人が考えたってあたりまえ、最重要のセキュリティでしょうが!

東電のトップ、初期段階での海水注入を(原子炉が二度と使えなくなるから)やめさせたって、正気か?
使えると思っていたのか? 電源も注入する水も失っている原子炉がどうなるか知らないやつが社長をやっているのか?
そういう人間に、日本人は命を預けているの?
何度でも言いますが、頭は確かなのか?
普段金をかけるところを、完全に間違えているだろうが!

頭のおかしい連中のために、今も何人もが命を危険にさらし、生活を奪われ、日本沈没が進んでいく。

……すみませんね、酒が回ってきました。今夜はこのへんで。


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過剰反応と間違った報道規制──両極端の危険性2011/03/18 14:33

海外のメディアでは、一部、落ち着いた報道に切り替えているところも出てきました。
アルジャジーラ経由で伝わってきたところによれば、国連原子力委員会は、「これ以上悪化はしないだろう」と予測しているとのこと。ただしそれは、あくまでも日本から離れた国から見ての話で、国内の事情はそう簡単ではありません。
2日前、ニコニコ動画の生中継では終始にこにこ笑顔で(彼の場合、テレビカメラの前ではいつもそうですが)話していた「安全な原発推進派」を宣言している武田邦彦氏は、ここにきてテレビ報道の重大な間違い or 意図的なごまかし報道について強い警戒を表明しています。
そのまま一部を引用します。

もう一つ極めて危険な報道があります。
これは NHK ではなく、民放の女性のアナウンサーでしたが、
「放射線レベルは低いので心配することはない。」
と大きな声で叫んでいました。
その番組で示された図は全く間違っている図で、アナウンサーが口にしている数字は「1時間あたりの放射線の強さ」であり、図に示しているのは「最終的にその人がどのくらいの被曝するか?」という値です。
女性アナウンサーは、
「10マイクロシーベルトだからこの図から言えばとても小さい。まったく問題ない」
と繰り返していました。このアナウンサーは放送を降りた方が良いと思います.?人の命に関係することですから「私はアナウンサーだから知らない」ということではすまないのです。
1時間に10マイクロシーベルとということは、たった1時間しかそこにいない人ならその数字で良いのですが、生活をしていて1ヶ月あまり同じ場所にいたら、10ミリシーベルトになります。これは法律でも許されてないような大きな値なのです。
重要なことなので繰り返して説明します。
時間に10マイクロシーベルとというのは放射線の強さですから、1秒あたりで言っても、1ヶ月あたりで言っても良いわけです。
1秒あたりで言えばとても小さな値になりますし、1ヶ月あたりで言えば大きな値になります。
瞬間的にその場所を通り過ぎるのならば、1秒あたりでも1分あたりでもいいと思いますが、今多くの人が判断しようとしているのは、「ここに住んでいて良いのか」、「赤ちゃんは大丈夫か」ということです。
そうなると1ヶ月はそこにいますし、子供は感度が高いのです.
恐らくは東京にいるアナウンサーだから、原発の近くにいて不安に思っている人の気持ちがわからないのだと思います。
またその横にいた専門家は、それに気がついたようでしたが、間違いを指摘しませんでした。だれかに「危険を煽ってはいけない」と言われて、逆に危険なことを言っているということです。

武田氏のような専門家ですら慌てる事態にあって、ましてや我々一般人が放射線・放射性物質汚染についての基本知識を学ぶことは困難です。しかし、今言えることは、「あらゆる情報を、一度自分の頭で整理し直し、判断しなければいけない」ということです。
とりあえず、

1)X線検査のような瞬時に浴びる放射線量と1時間あたりの放射線量(テレビで発表されているマイクロシーベルトやミリシーベルトはすべて「毎時」で1時間あたりの量)を同じに比較しても意味がない。
2)「放射線」は一時的に浴びてもダメージは自然治癒力などで回復できるが、「放射能」(正確には放射性物質が放射線を発する能力のことだが、ここでは大まかに「目に見えない微粒子としての放射性物質」と同義)は体内に取り込むと、その後もずっと体内被曝をもたらすので、これも放射線量の数字と同義に考えることはできない。

ということです。

海外の過剰反応は怖いですが、今の日本のメディアの報道規制ぶりも怖いです。
とにかく、原発に近い人で、離れられる人は極力離れることが必要である、という状況には間違いないです。

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