福島第1原発の津波前と後の写真2011/03/14 10:02

グーグルアースで見られる第1原発の津波前と後
グーグルアースで、被災地のbefore after が見られる。
日本のメディアは報道規制(自主規制?)をしているようだが、福島第1原発の付帯設備(ポンプ群なども含む?)は全部津波で流されているのだ。
メディアでまともな報道をしているのは河北新報など地方メディアくらい。
あとは一部のブロガーだけというお粗末。
テレ朝は解説役の大学教授が、高速増殖炉もんじゅを推進せよと主張している原子力推進派のリーダー的存在で、終始、いいわけやごまかし、はぐらかしに終始したコメント。
このニュースが如実に物語っている

福島第1原発で新たに33機器点検漏れ

 保守管理の規定の期間を超えても点検を実施していない点検漏れの機器が見つかった問題で、東京電力は28日、経済産業省原子力・安全保安院に調査結果を最終報告した。報告では福島第1原発で新たに33機器で点検漏れが見つかった。県は「信頼性の根本に関わる問題」と東電に再発防止策の徹底を求めた。
 東電によると、福島第1原発で見つかった点検漏れは定期検査で行われる機器ではなく、東電の自主点検で定期点検が行われている機器。しかし、最長で11年間にわたり点検していない機器があったほか、簡易点検しか実施していないにもかかわらず、本格点検を実施したと点検簿に記入していた事例もあった。
(2011年3月1日 福島民友ニュース)

第一原発3号炉も先ほど爆発。1号炉のときより大きな炎と爆風、煙。
第二原発はもっと危機的な状況だという情報も飛び交っている。経産省保安員の担当者はここに来ても時折笑いながら要領を得ないコメントを読み上げるだけ。
マグニチュード9.0ということが強調されているが、原発に関しては完全な人災。これのおかげで、被災者の救助作業や地域復興支援もしばらくはほとんど不可能になる。浜通りは長期間ゴーストタウン化するだろう。 前県知事よりはるかに東電に対して甘かった現佐藤知事の責任も大きい。

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福島原発事故 17日時点でのまとめ 放射能は相当漏れている2011/03/14 19:23

14日19時現在の情報分析

今日、ネットで見ていた情報のうち、注目したのは次の2つ。
1つは環境問題関連の本で一躍有名になった武田邦彦氏の緊急発信。彼はもともと原子力が専門なので、でたらめは書かないだろうと思う。
⇒ここで緊急提言を随時更新中。
これを読むと、最終的には2つの結末が見えてくる。
1つは、今後もいくつか爆発や犠牲者を出しながらも、なんとか収束させ、放射能汚染も引き起こすものの、「超荒っぽい廃炉」作業となって落ち着くというもの。周辺は当然放射能汚染が残るし、風に乗って広範囲に放射能が拡散するけれど、すぐに人がバタバタ死ぬようなことにはならない。
ただし、今日、水素爆発して建屋が吹き飛んだ第1原発3号炉はプルサーマルなので、プルトニウムを混ぜた燃料棒を使っている。このプルトニウムがどういう結果をもたらすのか、武田氏もよく分からないと書いている。

もう1つは、最悪の事態だが、あたふたしている中、再臨界する炉が出てきて、核爆発を起こすというもの。
こうなると被害は深刻で、東北だけでなく、首都圏も多大な影響(すでに多大な影響が出ているが)を受ける。

もう1つは、フリーのフォトジャーナリストなどでつくる「日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)」のメンバー5人と雑誌「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一氏が昨日、ガイガーカウンターを持って現地入りしたときのリポート

携帯した3個の計測器のメーターがすべて振り切れて、計測不能だったとのこと。
計測可能最大値が1000マイクロシーベルトなので、仮に1050マイクロシーベルトだとすれば、振り切れたことも不思議ではないのだが、双葉町役場や病院ですでにそれだけの値が出ているということは、東電や政府が発表している数値はかなり怪しいのではないかと思える。
東電が発表している値以外、伝わってくる情報がないというのが問題。取材クルーもガイガーカウンターくらい持参しているだろうに、自主規制しているのだろうか。


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