福島第一だからまだ助かったという話2012/04/23 13:53

玄海原発の立地
■こんな場所に建てた時点で稼働させる資格なし■ 元東電社員という人たちが、次々に原発犯罪を告発している。
木村俊雄さんに続いて、医師・小野俊一さんも積極的に発言している。
遅ればせながら、小野医師の講演動画を見てみた(※下のほうに貼り付けました)。
それはちょっと誇張では? と思うような箇所もあったが、いろいろな視点を提示してくれる有意義な内容だ。
例えば、玄海原発、美浜原発の立地図を見せて、「こんなところで連鎖事故が起きたら人が近づけないから対処不能でしょ。福島第一はそういう意味では海岸に一列に並んでいて(陸側から容易にどの号機にもアクセスできるから)理想的な配置」と述べているところ。
まったくその通りだ。
美浜にしても玄海にしても、進入路である橋が落ちたり、半島の付け根が高濃度汚染されて人が近づけなくなればまったくのお手上げ状態。1Fのような同時進行形事故が起きたら離れたところからなす術なく見ているしかない。
ということは暴走するに任せるまま。その後どうなるかは想像したくもない。
こんな場所に作ってしまったということ自体がダメなわけで、ストレステストだのなんだのと言っている以前に、ロケーションからして失格。
小野医師に言わせれば「いちばんきれいに建てられている」福島第一があんなことになったのだから、他の原発は論外ということになる。どの原発も再稼働なんてありえないでしょ、と。
再稼働を議論していること自体がおかしい。

↑美浜原発の立地(Google Maps より クリックで拡大)


↑玄海原発の立地(Google Maps より クリックで拡大)

どちらも根っこが細い半島の先に位置している。1Fのような同時進行事故が起きた場合、高線量に汚染された場所を通らないと原子炉に近づけなくなるため、お手上げになる。

そもそも、地震大国日本に原子力発電所を建ててはいけないということを福島第一の事故は教えている。
↓これは小出裕章氏の著書『子どもたちに伝えたい──原発が許されない理由』のカバーだが、巨大地震の巣の上に原発を平気で建てている国は日本くらいだということを如実に示している。

↑クリックで拡大

地震大国日本に原発を建て続けてきて、まともな保守管理もしなかったことは「国家犯罪」だが、全世界に放射能をばらまいてしまった今、日本は「犯罪国家」になったのだ。



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