XPを使い続けるもよし、替えるなら8ではなくWin7に2015/06/14 11:59

一般的なデスクトップマシンに比べてこれだけコンパクト

Windows XPからWindows7に切り替えるまでの道のり(1)ハード編


マシン切り替えでしまい込むことになったデスクトップマシンとモニター↑

Windows XPのセキュリティパッチをMicrosoftがもう出さないから危険だよ。買い換えないとウイルス感染しても知らないよ、という大騒ぎがあってから1年以上経過した。この間、XPを使い続けたことによる被害のニュースは聞いていない。
最近、年金機構のコンピュータがウイルス感染してデータ流出したというニュースがあったが、そのコンピュータのOSはなんだったのか、どのニュースでも報じない。XPだったら「それ見たことか」「国の大事なデータを預かる組織がXPを使い続けていたとはけしからん!」と、大騒ぎになるだろうから、多分、XPではないのだろう。

いろんな人の話を聞いていても、今もXPを使い続けている個人ユーザーや企業はいっぱいいるようだ。
ウイルス感染の危険性は、OSが何かということよりも、ユーザーのコンピュータ知識、あるいは危機意識の程度に大きく関係している。どんなOSだろうが、どんなセキュリティソフトを入れていようが、詐欺メールに引っかかるようなユーザーならウイルス感染するだろう。
一方で、どんなにユーザーレベルでセキュリティ管理していても、すごいハッカーにかかればひとたまりもなくファイアウォール突破されるんじゃないかという気もする。

昨年、XPマシンのネットワーク機能がダウンしてしまい、内蔵ネットワークアダプタを諦めてネットワークカードを入れたり、いろいろやったのだが、直ったかと思ったらまたダウンしての繰り返しになり、こんなことで時間を取られるのは嫌だと、泣く泣くWindows7マシンを注文した。

で、OSはWindows7 Professional SP1。
ところが、このマシンが届く前に、XPマシンがなんとなく復活してしまった。
Windows7マシンが届いた後、せっかく買ったのだから入れ替えるかといじり始めたのだが、とにかく使いづらくてどうしようもない。
XP並みに使いやすくしようとカスタマイズを始めたのだが、嫌になって放りだしてしまった。

それから10か月経過。
XPマシンは相変わらず快調に動いているのだが、このところちょっと時間ができたので、せっかく買ったWindows7マシンのカスタマイズにまた乗り出した。
備忘録的にその行程を記録しておく。

XPを使い続ける人のために

その前に、今も特になんの問題も起きていないXPマシンのことを書く。
セキュリティの肝は
  • 外からのアタックを防ぐためのファイアウォールを固める
  • ウイルスメールやフィッシング詐欺に引っかからない
の2点に集約される。

XPについているWindows Firewallは、外からの侵入はある程度防げても、万一感染してしまったとき、こちらから外に出て行く怪しいネットアクセスやプログラムの改竄を見張る機能が弱い。
かといって、ウイルスバスターのような超重い統合セキュアソフトを入れたら、弊害のほうが大きいので、なんのためにXPをサクサク使っているのか分からなくなる。

うちで使っていたのは、PC Tools Firewall Plus という、だいぶ前に更新をやめてしまったファイアウォールソフトだ。
更新をやめてしまったものの、ソフトそのものはまだダウンロードできるようだ。
ウイルス防御・駆除ソフトというのは、常に新しいウイルスの情報を追加していくアップデート型のソフトだが、ファイアウォールというのは、要するに外からの侵入を防ぐだけだから、機能としてはほぼ完成している。まずはこれを入れていた。
加えて、侵入されたときに、あるいはダウンロードしたソフトやメール経由でウイルス感染したときにすぐに気づいて手当てするためのウイルス検知ソフトを入れる。フリーで使えるものとしてはAdAwareなどがある。
この「外から入られない」「感染してもすぐに検知する」という2つの防御がしっかりできていれば、あとはユーザーの注意力や知識が大きくものをいう。

逆に言えば、そのへんの仕組みを理解していないユーザーが新しいOSや重いセキュアソフトを使っても、感染するときはする。
言わずもがなだが、「あいつがXPでも大丈夫だと言ったから使い続けたら感染した」とか逆恨みはしないように。嫌な言葉だけれど「自己責任」ってやつですか。

マシンを買い換えるなら

XPマシンのOSをVistaやWin7、ましてやWin8などに入れ替えるのはやめたほうがいい。
まず、Vistaは史上最悪のOSなので、XPよりいいことなどひとつもない。使いづらくなり、トラブルが増えるだけ。Win7はXPより重いので、XP時代のマシンスペックのままで入れ替えると使いづらくてどうしようもない。
となると、じゃあ、この際、XPマシンをやめて新しく高性能なマシンに買い換えるか……となるが、その場合も、Win8ではなくWin7を勧める。
Win8はそれまでのWindowsとはまったく違うOSと言っていいほど流儀というか、使い勝手が変わっている。Microsoftは昔からMacコンプレックスがあり、OSを新しくするたびに、Macに近づけよう近づけようとしているが、その結果、Windowsが持っていたカスタマイズ性の高さや、フォルダ構造、ファイル管理の明瞭さという利点を捨て去ることになる。
Win8にするくらいなら、その前にいっそMacにすることも検討したほうがいい。
今は同一スペックならWindows8マシンよりMac mini のほうが安いし、ディスプレイ、キーボード、マウスなど、周辺機器もWindows用のものがそのまま使えるのだから。
使い込んだWindows用ソフトが特にあるわけではなく、Microsoft Office製品に毒されている程度なのであれば、いっそMacに乗り換えることを考えてもいい。

僕は昨年生まれて初めてのMacを購入して、今は音楽制作、動画編集はMacでやっている。
しかし、文章関連の仕事をMacでやる気にはまったくなれない。
使い込んだテキストエディタやメールソフトなどを捨てるわけにはいかないからだ。

そこで、Windows7搭載のデスクトップを買うことになるのだが、ここでいちばん重要なのは、
  • 音が静か
  • 性能がよい(処理速度が速い)
  • なるべく小さい
という3点だ。
特に「静音」は最重要項目で、長時間の仕事の道具としては、極力ストレスを生まないものがよい。

それで探し回ってようやく見つけたのが、abaという個人ショップで売っているファンレス小型マシン だった。
合理性で選ぶなら静音・小型・軽い動作のWin7しかない!

小さくて静か。それでいてCore7の高性能CPU搭載機も用意している。USBポートは背面に6個(うち2個はUSB3.0)、前面に2個の合計8個あり、HDMI端子もついている。
迷わずこれを注文したのだった。

今まで使っていたXPマシンとabaのWindows7マシンを並べたところ。大きさも重量も全然違う


背面。XPマシンは、XP搭載機としては最上級に近いスペックだったが、やはり時代の波には勝てない。HDMI端子はおろか、DVI端子もない


買うなら、CPUもメモリもケチらずに最高スペック、あるいはそれに近いものにしたい。
DVDドライブはあってもなくてもいい。ないモデルでも、USB端子から外付けDVDドライブをつなげばいいだけなので。
これは本当にお勧め。
ファンレスなのでほとんど無音。小さいので置き場所を選ばないし、圧迫感もない。
こういう製品がなぜメーカーから出てこないのか不思議でしょうがない。MacにはMac miniがあるのにねえ。


ついでにでかいモニターに


余っているモニター群↑

XP時代には、マシンは全部DELLを使っていた。理由は単純に(当時はDELLがいちばん)安かったから。
XP搭載マシンがなくなってからも、XPをインストールした中古のDELLマシンを2台も買った。
そのたびにただ同然のDELL製モニターがセット価格で買えたので、知らないうちにDELLのモニターがこんなに余っている。ほとんどは19インチの1280×1024。これで困らないのだが、HDMI端子はついてない。中にはD-Subしかついていないのもある。
今度のマシンはD-Sub、DVI、HDMIの3つあるのでモニターはなんでもいい。試しに余っていた1440×900のモニターをDVI端子で接続してみたのだが、縦の幅が1024から900になるのはちょっと辛い。しかも、DVI端子というのはD-Sub端子よりでかい↓

おかげで、今まで作業台に開けた穴を通していたのが、通らなくなった。
すっきりHDMI端子でつなぎたいなあ。画質が変わるわけじゃないけど……。
で、この際、少しでもでかい横長モニターに替えて、目の負担を減らそうかなあ……と思い、1万円台で買える23インチディスプレイ(1920×1080)を買った。
これで文章入力の際も、でかい字で入力できるようになった。
買ったのは iiyama のモデルだが 、BenQやAcerといったメーカーの23、24インチモデルが2万円前後で買える。
もちろん、動画編集などをする人ならもっとでかいやつにしてもいい。
うちでも、音楽制作用のMacには27インチモデルをつないでいる。

さてと。あとはWindows7をカスタマイズして使い慣れたXP(これも徹底的にカスタマイズしてあった)にどれだけ近づけられるか、だ。
これは次ページで。

新しい23型ディスプレイが来て、仕事場環境はこんな感じに。相変わらずひどい散らかりようだねえ……


DVDドライブがついていないモデルを買ったので、DVDドライブは外付けでここに配置した
パソコン本体は床に置いたので、手の届くこの位置にドライブがあったほうが使いやすい


TANNOYのミニスピーカー(中国製)、BUFFALOのDVDドライブ(多分、中国製)、その上は中国製のデジタルアンプ(お勧め)

       

Win8なんてやめよう Win7を快適に使う方法2015/06/14 20:47

Windows XPからWindows7に切り替えるまでの道のり(2) OSカスタマイズ編

さて、マシンは高性能、快適なものになったが、肝心のソフト環境がデフォルトのWindows7のままでは使いづらくてどうしようもない。
ここからは、Windows7をいかにXPに近づけるかというソフトによるカスタマイズ編。

Windows7 のデザインをクラシック風に変更

まずは基本中の基本。ダサいWindows流のデザインを、余計な装飾なしのクラシックスタイルに変更する。
これはみんなやっているから、ネット上でも検索すればいっぱいガイダンスページが出てくる。
例えば⇒こことか⇒ここ
コントロールパネルやデスクトップの無地部分での右クリックから「個人設定」というのに入って、「Windowsクラシック」を選ぶ。これが第一歩。

ついでにエクスプローラやスタートメニューの表示法も全部クラシックスタイルに変更する。

「個人設定」でクラシックスタイルを選ぶのがいちばん簡単な方法↑


↑ついでにデスクトップのアイコンも好みのものに変えたりして……

表示フォントを変更・大きく

高解像度のディスプレイだと、いくら画面がでかくなっても文字は逆に細かくなって辛いことがある。
デフォルトの表示フォントの種類、大きさを変える方法は⇒ここ

いろいろ試して、いちばん目に負担のなさそうなフォントと大きさに設定する↑

エクスプローラ拡張メニューのインストール

次に絶対にやりたいのは、「エクスプローラ拡張メニュー」のインストール。
このカスタマイズソフトにはWindows 95時代からずっとお世話になっている。
右クリックのドラッグ&ドロップで「ここに更新」(更新された新しいファイルのみを上書きコピー)や、「ここにZIP解凍」「ここにZIP書庫作成」などの機能は捨てられない。これができないのでMacOSでは仕事がやりづらくてしょうがない。

64ビット版Windows7用のをインストールして初期設定する。

ただ、ひとつ落とし穴があって、普通に64ビット版をインストールして、右ドラッグ&ドロップのメニューに「ここにZIP解凍」などを加えても、やってみるとメニューが出ない。
なぜなんだ? と悩んでいたのだが、拡メシリーズのサイトを隅まで読んでようやく分かった。
64ビットWindowsでは、32ビット版の圧縮・解凍DLLをSysWOW64フォルダ(32ビットアプリケーションのシステムフォルダ)に置いてください。
とある。
「SysWOW64フォルダ」?
改めてWindowsフォルダを見ると確かにそういうフォルダがある。そこに、unzip.dllなど、32ビット版のアーカイブ関連DLLをコピーしたところ、「ここにZIP解凍」などのメニューがようやく出るようになった。
これは分からないわ~。
というわけで、32ビット版のアーカイブ関連DLLを必ずWindowsフォルダ以下の「SysWOW64フォルダ」にコピーしておくこと。

↑拡張メニューのセットアップ画面


↑クラシック表示、拡張子も隠しファイルも表示、拡張メニューインストール後のエクスプローラ
(一部フォルダ名を伏せている)


C:\Windowsの下のSysWOW64というフォルダにunzip32.dllなど、32ビット版のアーカイブ関連DLLを入れないと圧縮・解凍関連の機能が動かない


SDカード内のファイルを右ドラッグで「移動」させているところ。エクスプローラ2画面を横に並べるのは、EZランチャーを入れているとクリック一発でできる

CAPS/Ctrl入れ替えとIME起動キーの変更



これもカスタマイズの必須項目。キーボードのCAPS/LOCKとCtrlの入れ替え。Ctrl+C(コピー)やCtrl+V(貼り付け)は頻繁に操作するので、Ctrlがキーボードの左下にあるなどというふざけた配置では疲れてしょうがない。
XPまではAlt-IMEという素晴らしいフリーソフトがあって重宝したのだが、これがWindows7では効かなくなってしまった。
いろいろ探したところ、
⇒これとか ⇒これ とか、いろいろ出ている。あらゆるキーの配列を変更するソフトも ⇒これとか ⇒これ とか……。

IMEの起動キーも、デフォルトでは「半角/全角」キーだが、これは「変換」キーに割り付けている。
これだけなら、ATOKのキー設定変更でもできる。

そうそう。ATOKは2015からXPだとインストール時に拒否するようになった。とんでもない話だ。
XPも7も構造はあまり変わらないので、XPで動かないはずがない。それなのにインストールさせないようにインストーラー時点で遮断しているのだ。なんというへっぴり腰、腰巾着だろう。会社設立当時は、Microsoftに対抗して「日本人のためのOSを作る」なんていう理想を掲げていたのに、一太郎がちょっとヒットしただけで調子にのって、ゴルフ大会を主催したり、一太郎をワードより重くしていったり、堕落の一途。ATOKだけが取り柄だったのに、なんということか。


フォーカスせずにホイールスクロール


表題は、いちいち下の画面をクリックせずとも、ポインタのあるウィンドウ上でホイールを動かすだけでページスクロールできる、という意味。
これはマウスによっては付属のユーティリティソフトで設定できるときがあるが、できない場合は、⇒このソフトを常駐させると快適になる。

プレースバーのカスタマイズ・他

XPまでは「窓の手」というカスタマイズソフトでこの手のことはできた。
ところが、Windows7用の2010バージョンはカスタマイズ項目がぐっと減ってしまい、ありがたみがなくなってしまった(フリーソフトだから、そういう言い方はいけないのだが、前の「窓の手」が素晴らしかっただけに……ね)。
プレースバーというのは、ファイル操作のウィンドウなどでよく使うフォルダを表示するやつ。
前は窓の手でできたのだが、Windows7用のではできない。困ったなと思っていたら、「Comfortable PC」↑というありがた~~いソフトが出ていた。
これこそ以前の窓の手の後継ソフトと言えそう。
プレースバーのカスタマイズだけでなく、いろんなカスタマイズができる。
説明も全部詳細にバルーンヘルプで出るのでありがたい。

電源切る前に指定のフォルダをバックアップ


コンピュータの電源を切る前に、よく使うフォルダのファイルを別ドライブの同名フォルダに更新バックアップして、それから勝手に電源を切る(バックアップを見届けずに寝る)には、BeforePowerOffというソフトとバッチファイル処理ができるバックアップソフトを組み合わせる。
XP時代にはCopixというバックアップソフトを使っていたのだが、7にしたのを機に、BackupF2Fというソフト↑に変更した。
非常にシンプルで使いやすい。

足りないコーデックをプラス

今や動画はMP4形式、H.264あたりが標準になった感があって、WindowsのWMAとかは完全に落ち武者状態。デジカメの動画形式もMOVが多いので、MOVなどを普通に再生するために動画や音声を再生するためのコーデックを追加する必要がある。
ところが、世の中どんどん生きにくくなっており、変なコーデックパックをインストールすると問答無用でウイルスもどきのアドウェアが入ったりする。以前、それでひどい目にあった。

今回は特に被害報告のない、真面目そうなやつとして LAV Filters というのを入れた。
今のところウイルスっぽいものが入った様子はない。世界中で多くの人がこれを入れているようなので大丈夫だろう。

セキュリティソフトはAvira

セキュリティソフトは Avira Free Antivirusというのが最初から入っていた。ショップが推薦しているわけで、信用してよさそうだ。
実際、メールの添付ファイルや昔ダウンロードしたコーデックパックの圧縮ファイルなどをただちに検出して警告してくれた。フリー版でもかなり使える。あまり重くもなさそう。

Illustrator8をWindows7にインストール


常用しているソフトを漏れなく入れていき、設定していくだけでも大変な苦労なのだが、Illustratorの8を入れようとしたら「このOSには対応していません」とはねられてしまってめげた。その時点でやはりWindows7はやめようかと思ったくらいだ。
Illustratorのような高額のソフトをそうそうバージョンアップできますか。印刷所にファイルを渡すときくらいしか使わないのに。しかも、今でもたいていの印刷所はバージョン8形式なら間違いない、と歓迎してくれる。
諦めかけていたら、実はインストールディスクを使わなければ入る、という情報を発見。
やってみたらちゃんと入った。インストーラが16ビット仕様? なんじゃそれは。
ったく、Just SystemといいAdobeといいMicrosoftといい、ろくなことをしてくれない。高額なソフトを売りつけて、不必要に買い換えさせることに汲汲としている。

動画編集はWindows Live ムービーメーカーでOK

YouTubeにUPする動画をちょこっと編集する(不要部分をカットしたり、複数のファイルを結合させたり)のに、今まではMPEG_Streamclipというのを使っていたのだが、なんかコーデックが足りないようで、Win7ではある仕様のMOVファイルが開けなかった。
他に何かいいのがないかなと探してみたら、Windowsが無料で提供しているWindows Live ムービーメーカーというのがあるではないか。
XPやVista用はLiveがつかない「Windowsムービーメーカー」というソフトだったが、これは出力するファイル形式がwmvだったりして使いものにならない。Win7/8用のWindows Live ムービーメーカーはMP4形式で出力できるのでOK。
使ってみたら、MacのiMovieよりもシンプルで楽だった。キャプション入れたり画面切り替え場面の効果の設定などもサクッといく。日記代わり動画などはこれがいちばんいいみたいだ。
ちょっと使いづらいなと思ったのは、トリムはできるがカットができないこと。1本の動画のこことこことここをカットして……というのがサクッといかない。一旦ファイルを分割してからトリムして並べていくという方法にならざるをえないようだ。まあ、それでもいいのだけれどね。

その他もろもろ

僕の常用ソフトは他にテキストエディタのQX、メールソフトのDatulaなどなど、今ではもう時代遅れ、配布・更新終了みたいなソフトが多い。
QXは公開版はutf-8に対応していないので、現代では使いづらい。テスト版のNew QXがこっそり配布されている。これはutf-8対応で、旧QXのマクロもたいていそのまま動くので、今、このWEBページ(htmlファイル)もそのNew QXで書いている(今でも僕はhtmlソースの直書き)。
Datulaはだいぶ前に配布をやめているので今では入手が不可能。SSL対応していないまま終了したので、Gmailなどに使えないという決定的な弱点があるのだが、配布終了と同時くらいにテスト版がこっそり作られ、それに合わせてSSL送受信ができるようにしたプラグインを作った人がいて、助かっている。
IrfanViewは32ビット版がそのまま動く。
EZランチャーも問題なく動く。
やはり個人で作っているソフトは軽くて使いやすい名作が多い。
こういうのがあるといいのになあ……と思ったら、 ⇒このサイト なんかで探してみるといい。

ただし、昔に比べるとウイルスもどきのアドウェアみたいなのを同梱する手法が増えているから、老舗の定評あるソフト以外は注意したほうがいい。
特に動画関連のフリーソフトは要注意。
Codec Packというやつにはとんでもない迷惑ソフトが仕込まれていて、削除するのにすごく苦労した経験がある。

そんなわけで、ようやくWindows7もXP(カスタマイズ済み)並みに使えるようになった。マシンスペックが上がっている分、いろんな処理が速い。
今までは動画はいちいちMPEG_Streamclipで素材を作っておき、それをMacのiMovieに読み込ませて編集していたが、簡単な編集ならWindows Live ムービーメーカーだけでできるようになったのもよかった。こういう作業のときはCore7のCPUと大きなディスプレイの恩恵をしっかり感じられる。
よかったよかった。

カスタマイズ後のWindows7デスクトップ↑ スッキリ!
PCで迷っているならこれ!
合理性で選ぶなら静音・小型・軽い動作のWin7しかない!