コロナとワクチンは世界規模の詐欺なのか?2022/04/17 16:43

キングオブコントの会2022 より
吾狼:  2週間のご無沙汰でした。前回は食糧危機とウクライナ紛争が話題になったんでしたね。
 食糧危機については概ね意見が一致しましたが、今日は、ここ2年以上続いているコロナ禍とワクチン論争についての話とかしませんか?
 これも食糧危機と並ぶ世界規模の危機だと思いますが、それこそウクライナ紛争以上に様々な情報が飛び交っていて、何が本当なのか判断が難しいですよね。

幽大: そろそろ2年半が経つのか。余輩は当初は、何かまたおかしな流行病(はやりやまい)が出てきたか、くらいに思っておったんだが、まさかこんな風に世の中が変わってしまうとは予想できなかったな。

吾狼: 幽大さんでも予想できなかったですか。

幽大: だから、余輩は神ではないと言っておるだろ。

ダイヤモンドプリンセス号とコネクティングルームカップル

イシ: まあまあ。2年半前に今のこの状況を予測できた人はいなかったでしょう。私もこの2年ちょっとの間、ずいぶん振り回され、揺れ動いてましたよ。
 時系列で振り返ってみると、最初はダイヤモンドプリンセス号ですかね。乗客を降ろす降ろさない論争とか、厚労省の女性医系技官が現場をかき乱したとか、いろいろあったね。あれが2020年2月のことだったか……。

吾狼: ああ、ありましたね。文春に首相補佐官との不倫疑惑がのって有名になったあの人ですね。

幽大: 「あの人」なんてぼかさず、ちゃんと言いたまえ。ここは個人レベルの呑み会なんだから。

吾狼: 幽大さん、相変わらずガンガンきますね。はいはい。厚労省の大坪寛子大臣官房審議官と、当時の安倍晋三総理の側近・和泉洋人首相補佐官ですね。文春で「なんとか不倫」なんて記事にされた後でしたね。今でも二人がお口あ~んで食べさせていたり腕を組んでデートしている写真がネット上にいっぱいありますよ。
↑文春砲で報じられた内容はまたたくまにネット上を賑わせた

幽大: 「コネティングルーム不倫」だな。

吾狼: なんだぁ~、幽大さんのほうが詳しいじゃないですかぁ。人が悪いなあ。

幽大: 余輩は歴史研究家だからな。あれも立派な日本の現代史の一コマだ。

イシ: 文春砲で有名になった直後だっただけに、「悪名高いトラブルメーカーの大坪が『健康危機管理・災害対策室担当』というのもお笑いぐさだが、そんな人物を、ただでさえ混乱をきたしているダイヤモンドプリンセス号に送り込むとはどういう神経だ」と叩かれましたね。
 そこにさらに岩田健太郎医師(神戸大学医学研究科感染症内科教授)が、以前から親交のあった高山義浩医師(厚労省技術参与)の助言を受けてDMATの一員という名目でダイヤモンドプリンセスに乗船したものの、すぐに退出を命じられるという騒動も加わって……。

吾狼: ありましたありました。岩田さんが船内の状況を問題視する動画をYouTubeで公開して、それがたちまち拡散されたんでしたね。それを受けて、夜、高山医師がFacebookで同動画について一部の事実誤認などを指摘する冷ややかな状況説明の文章を載せて……。
 一方、岩田医師を船から退出させたことについて、橋本岳・厚労副大臣がTwitterで「お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました。専門家ともあろう方が、そのようなルートで検疫中の船舶に侵入されるというのは、正直驚きを禁じ得ません」などと書き込み、「ちなみに現地はこんな感じ。画像では字が読みにくいですが、左手が清潔ルート、右側が不潔ルートです」と、写真を掲載したところ、それを見た人たちから一斉に「清潔ルートと不潔ルート? なんだそれ」「入口入った途端、同じ動線じゃないか」「やっぱりグチャグチャなんだな」と嘲笑と共に大反響が起きて、橋本副大臣はすぐにツイートを全削除……と。

イシ: そういう現場で、結果的に長期間船内に閉じ込められた乗客や乗組員はたまったもんじゃなかったね。ウイルス培養器の中に監禁されていたわけだから。後になって「三密」なんて言葉が流行ったけど、あれはまさに三密空間だったものね。
 当時、乗客はすぐに降ろすべきだと主張していた医師もいたね。長尾和宏医師とか(かみ) 昌広医師とか。

PCR論争の勃発

吾狼: 長尾さんと上さんは、PCR検査についてはほぼ正反対の意見を持ってましたね。長尾さんは「高齢者にPCR検査するのは気が進まない。介護施設に入所していたり、自宅で介護を受けている高齢者が陽性になったら強制隔離され、介護態勢や日頃の健康管理が崩壊するから」という理由だったと思います。
 上さんは「とにかくPCRを増やせ。民間の検査会社に委託すればすぐにできる」と主張していました。
 テレビではテレ朝の「モーニングショー」で玉川徹氏が連日PCR検査拡大を叫んでいましたね。
 岡田晴恵白鵬大学教授という人も連日テレビに出ていて、やはりPCRをしろと。検査しないのは厚労省の医系技官がデータを独占したいからだと発言して、ネットではちょっとした騒ぎになりました。

幽大: 岡田……ああ、すっかり有名人になって、後にはクイズ番組の解答者で出てきてたな。

吾狼: え!? 幽大さんはテレビのクイズ番組も見るんですか?

幽大: いかんのか? 日本史研究家としては何事も勉強だからな。庶民の娯楽がどうなっておるのかを知っておく必要もある。

イシ: まあまあ、それはいいとして……。
 PCRについては、最初は「こんなに検査していないのは日本だけだ。何やってるんだ」という声が大きかったよね。
 一方で、元厚生労働省医系技官の木村盛世医師などは、当初から不要論を主張していた。PCR検査は増幅サイクルの回数設定で結果が大きく変わるし、増幅サイクルを増やせばウイルスのカケラが検出されるだけの擬陽性が多数出るから、むやみやたら検査を増やしても意味がない。それによって保健所の通常業務が圧迫されるのはナンセンスだ、と。でも、テレビの討論会みたいな場でそう主張すると、他の出演者から集中砲火を浴びて、「なにこの人たち。馬鹿なの?」みたいに呆れた顔になったのをカメラに抜かれていたのを覚えてますよ。

幽大: とにかくやかましかったな、あの頃は。今ではすっかりウクライナ紛争の報道に取って代わられたようだが。

イシ: PCRについては、私は当初、だいぶ誤解してたなあ。最初はやはり、検査しないのはおかしいと思ったんだよね。でも今は、ほとんど意味がないと思ってる。長尾医師や木村医師の言っていたことがようやく理解できるようになったというか。

吾狼: あの時点では、真剣に問題に取り組もうとしていた医師たちの間でも意見が真っ二つに割れてましたからね。ぼくたち素人が揺れ動くのは仕方がないですよ。
 真っ二つという意味では、今でもいくつかのテーマについては両極端の意見が対立していますよね。ワクチンはその代表だけど、マスクとかイベルメクチンとかシェディングとか二類五類問題とか……。

イシ: ワクチンが怪しすぎるというのは当初から直観的に理解できたけれどね。普通なら10年はかかるはずのワクチンが半年でできるはずがない、と。人種や地域によって重症化率が極端に違うウイルスに対して、同じワクチンを打つというのもありえない。アジア人への臨床試験なんかゼロ状態なのに、そんな得体の知れないものを国が前のめりで売ってくれと懇願して打ちまくる。異常としかいいようがないのに、メディアも一緒になって打て打てどんどんプロモーションだったからね。
 二類指定がまずいというのも理解しやすかった。あれのおかげで一般の開業医が診察できなくなり、保健所がパンク。本来起こらなくていい医療崩壊が起きて、コロナ以外の病気や怪我で死ぬ人が出た。最初にコロナは怖いと脅しすぎたんだよね。インフルエンザと同等に扱っていれば、その後の実質的な被害はずっと少なくできたはずだ。
 この2点については、今ではほぼ100対0で自分の中では答えが出ているかな。ワクチンは世界規模の詐欺。コロナの二類指定は間違いだった、と。
 でも、マスクとかイベルメクチンとかシェディングとかは、今でも100対0という感じではないなあ。

マスク有害論

吾狼: イシコフさんとしてはどのくらいの割合ですか。マスク、イベルメクチン、シェディングは。

イシ: マスクは意味がないどころか有害だと主張している医師も多いんだけど、私自身は抵抗まではしてないよね、実生活で。店とか病院とかでは、マスクしてないと入れてくれないところが多いでしょ。そういうところで敢えて「それはおかしい!」とか声を上げてノーマスクで入って行くことはしてないよ。同調圧力と言われるかもしれないけど、黙ってマスクしてから入るね。そんなことでエネルギーを使いたくないから。

吾狼: ぼくも同じです。

幽大: 余輩はそもそもマスクなんてものは持っておらん。

吾狼: え~!? じゃあ、マスクしてないと入店お断りみたいなところでは店員と喧嘩するんですか?

幽大: そんな無駄なことはせん。そもそもあまり町には出ないが、どうしてもそういう店や施設に入らなければいけないときは、風呂敷で忍者みたいに目だけ出してほっかむりだな 。それで文句言われたことはまだない。黙っておっても距離を開けられるから、密になることもないな。

吾狼: おぉ~、さすがですね。カッコいいなあ。

幽大: ちゃかしておるだろ?

吾狼: いえいえ、これは本心からカッコいいと思います。

イシ: 大人は今のところはそういう態度で摩擦を避けてるけれど、子どもに四六時中マスクさせるのはまずいよね。あれは絶対まずい。家の中で親子がマスクしているなんていうのは異常でしかない。
 子どもはいろんな細菌だのウイルスだのアレルギー物質だのに接して抵抗力や免疫をつけることが重要なんで、それを過度に避けさせたら病弱な大人になってしまう。周囲の大人がマスクをしていることで言語や感情の習得も阻害され、知能の発達や精神の安定にも悪影響が出る。これははっきりしてると思うよ。だから、幼稚園や学校で全員がマスクしているのはまずいでしょ。
 一方で、マスクをしていると酸素の取り込みが阻害されて健康被害が増えるというのも、そこまでかな、と思うしね。花粉症でくしゃみや咳が止まらない人がマスクするのは当然だと思うし。
 とはいえ、全体的にマスク着用社会が行きすぎであることは間違いないし、それによる悪影響は甚大だと思うよ。感染防止になるかどうかとかよりも、そんな社会で人間がまともに生きていけるはずがない。

イベルメクチン信仰?

吾狼: イベルメクチンはどうです? ぼくは個人輸入して持っていますが、まだ使ってはいないです。

イシ: それでいいんじゃない? 風邪薬を常備しておくみたいな感じで。ただ、予防のために呑むというのは考えものだと思うよ。そこまでして新コロを恐れる必要はないし、マクロライド系抗生物質の一種なんだから、なんでもないときに使うべきじゃないと思ってるよ。なんでもかんでもイベルで治るという極端なイベルメクチン信仰みたいになるのはちょっと危ない傾向だな、と。

吾狼: そうですよね。最近では、オミクロンBA.2になってからは効かないみたいだ、なんて話も出てきているようですし。

イシ: そうなの?

吾狼: そう感じていると書いている医師がいましたね。BA.1まではある程度効果を感じたけれど、BA.2はまったくの別物だと。それこそデータはないから、その医師が実際に患者と接している中でそう感じている、ということですけどね。
 ただ、イベルメクチン慎重論の医師たちも、まったく効かないとは言ってませんね。デルタ株あたりまでは確実に効いている場面はあったと認めてます。万能薬のように祭り上げるのはまずいだろうと指摘しているだけで。

イシ: 医師も含めて、イベルメクチンを完全否定する人たちというのは、ワクチン完全推進派とピッタリ重なるよね。見事なまでに。

吾狼: そうですね。「エビデンスがない」の大合唱。
 コロナに対するイベルの二重盲検試験なんて今までやったことあるわけないし、今からやることも難しいんだから、その意味でのエビデンスがないのはあたりまえですよね。現場で実際に使ってみた医師たちの経験を参考にするしかないわけで。
 実際に患者を診ていない「専門家」が振りかざす「エビデンス」より、現場で毎日真剣に患者と向き合っている現役医師の実体験から出る言葉のほうが重みがあるでしょう。
 そもそも開発国の米・英でさえ治験が終了していないファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社のコロナワクチンが日本で「特例」承認されていることにどういう「エビデンス」があるのか……と。

幽大: まさにそういうことだな。

吾狼: シェディングはどうですか?

幽大: なんなんだ、それは?

吾狼: 新コロワクチンを打った人の体内で、エクソソームという微細な物質が生じていて、それにのったスパイクタンパクが呼気や汗なんかに混じって体外に排出されることで、ワクチンを接種していない健康な人が頭痛や倦怠感といった健康被害を受ける、というような話ですね。本来のシェディングというのは、少し違う意味の用語らしいですが、コロナの話題でのシェディングは、ザックリ言うとそんなことです。

幽大: つまり、ワクチンを打った者が周囲に健康被害を与えるという話か。ワクチンって、自分が重症化しないためと同時に、周囲に感染を広げないために打つということじゃなかったのか? それが逆に害を与えている、と。

イシ: だから、打った人たちは「ふざけんな! デタラメもいい加減にしろ」と怒るわけです。自分が加害者にならないために辛いのを我慢して打ったのに、それによって加害者になる、という話ですからね。そんなこと絶対に認めたくないでしょう。
 私はシェディングに関しては半信半疑……いや、6.5対3.5くらいかなあ。あるのかもしれないが6.5で、ないのかもしれないが3.5くらい。

吾狼: ぼくは免疫学の専門家である荒川(ひろし)博士(ミラノ、分子腫瘍学研究所)の意見をかなり参考にしているんですけれど、彼は時間とともにシェディングはあると考えるようになっているみたいです。
ワクチン接種者はスパイクタンパクを体外に分泌し、副作用を他者に起こさせる可能性もファイザー社の文書で指摘されています。実際、ワクチン接種者が未接種の家族に副反応を誘発させるケースが報告されています。これはワクチンとしては異常です。一番の問題は、ワクチン接種者が免疫系を効率的に利用するコロナウイルスの自然選択を加速し、強毒性コロナウイルスを生み出す可能性がある事です。数ヶ月後ないし数年後に強毒性コロナウイルス変異株が現れた場合、ワクチン接種者はそのスーパースプレッダーとなり、抗体依存性感染増強 (ADE) により大量死を伴う「ワクチンパンデミック」を起こすかもしれません。
「コロナワクチンが危険な理由」荒川央noteより)

イシ: シェディングがあるかないかはともかく、ワクチン接種者のほうが感染しやすくなるというか、何らかの病理を発症して死亡率も上がるというのは、すでに各国のデータに出ていることだし、8割以上そうなんだろうと思うので、結果的に、ワクチンを打つことでトータルの被害を広げているということはあるだろうね。実際、ワクチン接種後はどの国も超過死亡率が上昇しているし。
↑特に3回目を打った後の感染爆発が顕著

 話が進んでしまいましたが、2年前のことを思い起こすと、2020年の2月、3月くらいは、何が起きているのか、どうするのがいちばんいい対処法なのかが分からない状況でしたよね。私もいろんな情報に振り回されて混乱していた時期でした。
 あの時点で大体分かってきていたのは、
  • 感染力は強く、当初言われていた接触感染、飛沫感染の他にエアロゾル感染がかなりあるのではないかという情報やデータが出てきた
  • 感染しても気づかないくらい抵抗力のある人もいるが、その人たちも人に感染させる可能性はあるのでやっかい
  • 発症後の症状の最大特徴は「経験のないほどの倦怠感」で、起きて動く気力もなくなるほど。他に、なかなか下がらない熱、咳、ときには下痢など、風邪に似た症状
  • 若年層は感染しても症状が出なかったり、出ても回復が早く、ほとんど重症化しない
  • しかし、高齢者や持病のある人は風邪症状が続いた後、一気に重症化し、死に至ることもある
  • 重症化の初期タイミングで抗HIV薬の投与により症状改善が望めるらしい
  • 日本での水際作戦は失敗し、2月下旬時点で、すでに日本国内での市中感染がどんどん拡大している
  • 終息予測はたっていない。SARSのときのように気温が高くなれば弱まるのかも不明。一旦感染した人が抗体を持ち、再感染しないのかもよく分からない

……と、そんな感じだったかなあ。
 分かっているのは、中国の武漢で新種のウイルスの感染爆発が起きて、死者が出ているということ。

幽大: 武漢が完全封鎖されたのは1月23日。ちょうど1か月後の2月22日時点での死者が2345人。感染者数は確認されただけで7万6000人超と報じられていたな。1.23(いちにいさん)で都市封鎖、2.22(にいにいにい)日に2345(にいさんしいご)人死んだ、ということで、この数字は覚えておる。

イシ: コロナに関しては、その後、ありとあらゆる嘘や怪しい誘導、犯罪的な行為が分かっていくわけだけど、あの時点で、武漢で数千人の死者が出たということは事実だったんでしょう。
 武漢市の面積は約8500㎢。人口は1100万人。それに対して、これに対して、東京-横浜を中心とする「東京都市圏」(横浜、川崎、さいたま、千葉、相模原の5政令都市と、それを含む1都5県149市町村)の圏域面積がほぼ同じ約8500㎢。人口は武漢市の3倍以上の約3800万人。そうなると、武漢のような感染爆発が東京首都圏で起きたらとんでもない数の死者が出るのではないか、という予測も出たりした。

幽大: 確か、あの時点ではまだ欧米の被害が表に出てきてなくて、このウイルスに対してはアジア人がいちばん重症化しやすいのではないか、なんて説も出ていたんじゃなかったかな?

イシ: そうだったかもしれません。結果的には逆だったわけですが……。
 とにかくいろんなことがまだよく分かっていなかったんですよね。

人が作ったウイルスなのか?

吾狼: 武漢のウイルス研究所から漏れた人工ウイルス説、というのは当初からありましたね。

幽大: あった、あった。

イシ: いわゆる「陰謀論」として無視されてましたが、今となっては、人工的に作られたウイルスではない、と考えるほうが難しいなあ。人工ウイルス説に対しては、私は当初は半信半疑だったけど、今は8割以上そうだと思ってますよ。

吾狼: ぼくは95%そう思ってます。
 ファイザー元副社長・科学主任だったマイケル・イードン博士という人が、欧州医薬品庁(EMA)にコロナワクチンの研究開発を即時停止せよという訴えを起こしたんですが、彼は「自分は学者であり、陰謀論にも政治にも興味ないが、今回のコロナ騒動の件は、経済的にも社会的にも精神的にも影響を及ぼす完璧なプランで、長年かけて計画されたように思える」と言ってます

幽大: ほほ~。

吾狼: え? 幽大さんは自然発生説ですか?

幽大: 余輩はどっちでもいい。それが分かったところで、すでにこの世に存在しているんだから、どうしようもないしな。

吾狼: そんな~。ここはもっと盛りあがるところですよ。

イシ: まあまあ……。
 これに関しては我々がいくら推論を重ねたところで真相は分からないでしょうね。ただ、私としては、人工的に作られたとしても、中国が意図的にばらまいたとはあまり思えないんだよね。

吾狼: あ、そこのところ、聞きたいです。なぜそう思うんですか?

イシ: 最初のやつが武漢のウイルス研究所から出てきたのかもしれないけれど、あの中国のラボにはアメリカとフランスが関わっていたわけだよね。サンプルをこっそり送ったり、資金や研究者を送り込んだりして。どうも、中国が単独で開発したわけではなさそうだ。
 そもそも、最初に感染が広まったのは武漢ではなくアメリカだったという説もある。武漢発祥とされてからの中国政府の動きなんかを見ても、中国政府はあのウイルスの存在は知っていたけれど、それが自国内で感染爆発するとは思っていなかったんじゃないかなあ、と。
 それと、最近では、どうもオミクロン以降の変異はデルタ株あたりまでの変異とはまったく違うという研究発表があったよね。自然変異では半年かそこいらであそこまで極端な変異はありえない、と。
 つまり、オミクロンは当初のウイルスとは別系統で新たに作られたものではないか、と。
 そんなこんなのいろんな話を統合すると、なんか、一国の政府とか製薬会社が単独で意図した計画ではないんじゃないかという気がするんだよね。
 もちろん、これは100%私の妄想だけど。

吾狼: いや、面白いですよ、それ。ぼくもなんとなく感じていたことです。複数の意思がぶつかり合っている戦争のようなものじゃないか、と。

幽大: 武漢発祥とされているウイルス軍が最初に出ていって、そこから派生したデルタ軍に任務が引き継がれて、それに対して、オミクロン軍は別の所から出撃したとか、そういう話か?

吾狼: そんな感じかもしれませんね。知らんけど。

幽大: 急に関西人になったな。まあ、呑み会だからええわ。

吾狼: オミクロンBA.1はデルタまでのウイルスを駆逐するための迎撃部隊だという説は一部にあるんですよ。陰謀とかなんとかというより、結果的にはそういう効果を生んでいるという見方は医学界からも出ています。

幽大: どういうことだ?

吾狼: 最初のオミクロン、BA.1と呼ばれているやつは、感染力がすごいけれど重症化率は低い。異なったウイルスは同時には体内で繁殖できないので、BA.1が流行すれば、重症化率の高いコロナは駆逐されていく。BA.1を体内に取り込んでも発症しない無症状者もたくさんいるから、PCR検査して陽性だ陽性だと騒がなければ、自然とコロナ死は減っていく。つまり、BA.1は救世主的なウイルスだ、というわけです。

イシ: その説は私も知ってるよ。コロナが出てきたおかげでインフルエンザは劇的に減った。コロナ死よりインフルエンザ関連で死んでいた人の数のほうが多いんだから、最初からコロナは「いいウイルス」だったとさえ言う医師もいるね。もちろん、そんなことを口にしたら医師生命を奪われかねないから、心のどこかでは思っていても、口にしない人が多いだろうね。

吾狼: BA.1はそうなのかもしれませんが、今流行っているBA.2はそんな甘いもんじゃないという話もありますよね。全然別物の強敵が現れた、と。BA.2はBA.1に対抗して作られた最悪バージョンなんじゃないか、なんて話まであります……知らんけど。

幽大: 完全に「知らんけど祭り」になってしまったな。まあ、ええけど。

ファクターXとアベノマスク

イシ: だいぶ脱線してしまいましたね。
 盛りあがるのは一旦置いておいて、2年間のコロナ史の復習に戻りましょうか。
 2020年3月後半になると、ヨーロッパ、特にイタリアでの死者数の急増が報じられて、それに比べて日本や韓国で報告されている死者数の少なさが不思議だ、ということにみんなが気づき始めたわけですね。

吾狼: しかし、3月25日に、志村けんさんが重症化してECMOにつながれていると報道されると、日本中に一気に緊張が走りましたね。やはり怖い病気なんだ、と再認識されて……。

幽大: アベノマスクが出てきたのもあのあたりじゃなかったか?

吾狼: そうですそうです。ネットでは大喜利状態になりましたね。


幽大: 日本政府のポンコツぶりを嫌というほど見せられた時期だったわな。オリンピックをやるやらないとか、森の品性下劣ぶりが目に余るようになって引きずり下ろされたり。遅いんだよ。

イシ: まあ、あの人たちのことは言い出すとキリがないから……。
 で、5月くらいになると、欧米での死者数が急増して、アジア人との差があまりにもありすぎるというのがますますはっきりしてきた。山中伸弥博士は、死亡率の差を生じさせる未知の要素を「ファクターX」と名づけて、ちょっとした流行語になったね。
 私はこの頃は、ファクターXは複数の要素の組み合わせだろうけれど、HLA型の違いがいちばん大きいんじゃないかと思い始めてました。

幽大: エイチエルエー?

イシ: 遺伝子型のひとつ、簡単にいうと、白血球型みたいな感じですかね。それによって、アジア人のほうが重症化率が低いんじゃないかと。

幽大: 原因がなんであれ、とにかくあの時点で日本を含むアジアではそれほど恐れる必要のない病気だということが分かってきたんだから、パニックになっている欧米の真似をする必要はなかったんだわな。
 無能な政府なりに何もしないほうがよかった。それなのに怪しい薬を大量に買わされる羽目になって、取り返しのつかん事態になってしまったわけだな。

イシ: ほんとうにそうなんですよね。今だからはっきり分かりますが、取り返しのつかない密約を製薬会社と交わしてしまった。
 結局のところ、コロナ禍というけれど、本質はワクチン詐欺禍ですよね。裏にどんな組織やら仕掛けやらがあったのかは分かりませんが、2年経った今では「コロナという恐怖を作りだしてからの大規模ワクチン詐欺」ということだったんだと、それははっきりしている。

吾狼: そもそも、あれだけ副反応が話題になり、世界中で多くの医師や学者が「ワクチンは有害である」と警告しているのに、2度、3度と打つ人が後を絶たないということが、ぼくにはどうしても理解できないんですよ。メディアがワクチン有害論を徹底的に排除しているからというけれど、ネットでは被害例も危険だという意見もいっぱい出ていて、嫌でも目に入るはずでしょう。周囲にも、打って具合悪くなる人がわんさかいて、実際に目にしているはずなのに。

幽大: 世の中のほとんどの人たちはわしらのように暇ではないからな。ネットで情報収集なんてやらんのだよ。政府が言っているから、医者が言っているから、接種券が届いたから、打たないと大変みたいだから……で動いたのは、ある程度仕方がないだろう。


吾狼: 1回目あたりはそうでしょう。でも、2回目あたりでは、相当数の人が熱を出したり寝込んだり、実際に痛い目に合っているはずです。それで「ほんとに大丈夫なのか、このワクチン」って疑問に思うでしょう、普通は。2回目あたりではネット上には膨大な被害例や、医師による反対意見があふれていましたよ。それでも3回目ですか?

幽大: 高揚感から、というのもあるんではないかな。

吾狼: 高揚感……ですか?

幽大: そう。戦争中、死んでもいいからお国を守るのだと兵隊に志願していったような。自分が多少辛い目に合っても、それが世の中のためになるんだという使命感のようなものを持つことによる心の高揚だな。副反応自慢をしている者たちなんかは、まさにそうなんじゃないか?

吾狼: ああ、それ分かります。ぼくの周りでも「俺は人柱になるんだ」と宣言して、1度目、2度目と、どんどん副反応が強くなっていくのを経験していながら、嬉嬉として3度目を打ちに行った人とかいますもの。

幽大: 川柳もあるな。
「お肌より 副反応で 若さ自慢」「同じだと なぜか安心 副反応」「副反応 妻と娘は無反応」……

イシ: 打たなければ仕事場から追い出されるとか、目標にしていた競技会に参加できないとか、そういう状況もいっぱいありましたよ。今でもそれは続いています。国は「接種は個人の意思による」「強制や差別をしてはならない」と言っているのに、明らかな人権侵害、違法行為です。

幽大: 危険性を十分知りながら、泣く泣く打った者もたくさんおるな。

イシ: 5年後、10年後、大変な薬害事件として大問題になっているんじゃないでしょうかね。すでに訴訟も起きていますが、それこそ国を相手に大規模な訴訟が起きて収拾がつかなくなるんじゃないかと。政治家とメディアの責任は本当に大きい。いっそ何もせず寝ていてくれたらよかったのに。
 
幽大: 何もしなければ今頃はもっと落ち着いた世の中になっていた、と。

イシ: その可能性は高いんじゃないですかね。


幽大: コネクティングルーム不倫だのアベノマスクだのとやっている連中が、世界規模の詐欺に対抗できるはずがない。いっそポンコツなまま何もできずにボ~ッとしていればよかったのかもしれんな。

吾狼: なんだかやりきれない話になってきちゃいましたね。ふうう。
           


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