次元と現世2024/01/31 21:25

自分の寿命がどんどん短くなっているのを感じる。
だから、何かを残して死にたいと思うわけだが、そこまで「現世」を愛せなくなっている。
ぷちぷちサミットの最後は昨年9月3日付けになっていて、こちらも続きを書けないでいるが、そのときの心境がじわじわと濃くなって、今に続いている感じ。

現世を愛せなくなっていることと、自分の肉体の寿命が残り少ないことから、現世以外の世界に思いをはせる時間が増えた。
現世以外の世界……つまり、自分が今知覚している物理世界以外に、世界は無数にあるという意味だが、人間の脳の限界で、多重世界のイメージはなかなか摑めない。

「ゼロ次元」がいちばん「高次元」かもしれない?

そこでまず、よく言われている「次元」というものについて考えてみる。

我々(の肉体)が知覚している現世は三次元だと言われるが、では二次元、一次元、ゼロ次元とはどういう世界か。四次元、五次元……というのはどういう世界か、そもそも存在するのか、というようなことだ。

まずは二次元の世界。
「二次元の恋人」という言葉があるように、二次元は平面のことだという。蟻は我々同様に三次元の世界に生きているが、蟻が知覚している世界は二次元に近いだろう。

一次元は線のことだ。特定の方向にしか伸びていかない世界。これはむしろ二次元世界よりも想像しづらい。
また、時間は一次元である、という説明がされることもあるのでややこしい。
さらには、一次元世界は必ずしも「直線」ではない。直線というのは二次元以上の世界における線のあり方の一つであって、一次元世界には「まっすぐ」とか「曲がらない」という概念もないと思われるからだ。
だから、線がループして元に戻るような一次元世界というものも存在しうるのではないか。
時間は一次元であるという説明にもこれはあてはまりそうだ。ループする時間というものがあるなら、タイムマシン的なものや生まれ変わりといったものも可能なのかもしれない。

点はゼロ次元ということらしい。
これもまた想像が難しい。
数学の問題で「点Aが直線上を秒速1mで動くとき……」なんていうのがよくあるが、数学における点は大きさがない。大きさがないものは存在するのか? それはただの概念であって、現世には「存在」しているといえないのではないか?
……なんてことも考えてしまう。

こう考えていくと、我々人間が知覚している三次元の世界よりも低次元の世界のほうが想像しづらくて、想像しづらいということは、もしかしたら低次元世界のほうが高級な(?)世界なんじゃないか、と考えたりもする。

「高次元」という言葉は「高級な」というイメージと結びつきやすいが、ゼロ次元(点)こそが最も高次元(?)な世界であって、そこに神(?)が存在していたりして……?

電子のような極小の粒子を「量子」と呼んで、人間の感覚では想像しづらい動きをしているなどと説明されるが、どれだけ小さくても大きさ(質量)があるならゼロ次元ではない
例えば、電子には本当に質量があるのだろうか? 物理学の世界では「ある」と証明されているのだろうが、もしかすると実体はゼロ次元で、人間が観察している電子(を含む「量子」)は、ゼロ次元の何かに付随して生じている「現象」なのではないか? いや、その逆で、ゼロ次元の「何か」こそが「現象」の正体(思念?)であって、量子はそれに付随して生じた極小のゴミのようなものであり、実体ではないのではないか?
文系の頭だと、そんなことを想像してみたりする。

「時間軸」という鬼っ子

ここで問題となるのは、時間軸というものの扱いだ。
「時間と空間」、合わせて「時空」などと呼ばれ、現世を構成している重要な要素とされているわけだが、空間認識とは別の概念である。
時間は直線的に動くと考えられることから、我々が認識している現世は、三次元空間(縦横奥行きのある立体空間)に時間軸を加えた四次元空間である、なんていう説明もある。
一方では、四次元空間に時間軸は関係なくて、あくまでも空間要素としてもう一次元加わった世界があるのだ、という説明もある。
どちらの説明も、我々の感覚からすると納得しきれるものではない。

三次元空間に時間軸という四次元目の要素が加わって現世になるのであれば、ゼロ次元に時間軸が加わる二次元世界、直線という一次元の世界に時間軸が加わる二次元世界、平面という二次元世界に時間軸が加わる三次元世界というものがあってもいいのではないか。
ゼロ次元(質量のない点という概念)に時間軸が加わった世界とはどんなものなのか。
その世界では、時間が流れても点は移動しない。縦も横も奥行きもない、つまり「空間がない」のだから、動きはない世界ということになる。それでも時間は流れているので、何かが「変化する」はずである。
これは思念の世界ではないだろうか。
例えば、夢の中の世界で我々は空を飛んだり、なかなかつかない幻の駅に向かって電車に乗っていたりするが、実際には物体として移動しているわけではない。そこにあるのは思念(脳波?)だけである。これは「ゼロ次元+時間」の一次元世界といえるのだろうか?

時間=生命活動なのか?

時間軸を持たない世界では動きが生まれない。そう考えていくと、時間軸=生命活動とも考えられる。
線を表す一次元世界と区別するために、時間軸を、ひとつの次元に加えることができる別要素の「0.5次元」と定義してみよう。
ただし、時間「だけ」では存在できないので、時間だけが独立した0.5次元は考えない。0.5次元はゼロ次元+時間だ。

次元が増えるほど世界は狭まる?

ゼロ次元の「何か」を、すべての世界の大元となる神のようなものだとすれば、ゼロ次元+時間(0.5次元)は魂のようなものかもしれない。ゼロ次元だから物理的な空間の中に存在しているわけではない。空間的な制限を受けないので無数に存在できる。
しかし、物理的な空間(例えば、現世)に存在するものではないので、我々はこれを知覚できない。

0.5次元である魂が一次元に入り込む(1.5次元)と、方向性を持ち、ある種の意志になる。
例えば、夢の中の世界(時間は流れているが、目に見える物体は存在せず、脳波による思念という、ほぼ質量のないもので構成されている世界)は、1.5次元の世界に近いかもしれない。

二次元がテレビの画面のようなものだとすれば、そこに時間を与えた動画の世界は2.5次元に近い。2.5次元の世界はリアル(現実、実体)ではなく、我々が手で触れたり舌で味わったりすることができないが、ある種の意志を込めて3.5次元の世界に生きる我々を動かすことができる。

……そう考えていくと、3.5次元に生きている我々人間の一生は、たまたま生成された3次元空間の中で、一方向にしか進むことができない「時間」という制約を受けて限定的に生じている個々の現象にすぎない。
肉体が滅びて、脳波が消えてしまうと、それまで構成されていた「生命」という感覚は解体され、量子のレベル(一次元)まで分解される。
それは、人間の意識からすれば死であるが、多重世界全体からすれば、より制限の少ない、自由度が高い次元に戻されるという、無数に繰り返されている現象の一つにすぎない。

ただ、そうなった(量子レベルに解体された)後に、再びゼロ次元である何らかの意志のようなものによって、3次元生命体に組み替えられるのかどうか、そのときの「意識」はどういうものなのかは、現世という3.5次元世界があまりにも限定的であるために、そこで生きている我々には想像もつかない。


「現世」から離れていく肉体の脳に残された精一杯の思考力で考えてみると、そんなところかな。

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タヌパックブックスの現状2023/06/03 20:43

出版事業者としてISBNコードを取得したのはいつだったろうと日記を検索したら、2019年のことだった
あれから4年。タヌパックブックスでISBNコードを振っている本は37冊になる。コードは100冊分取得しているので、あと63冊余裕があるわけだが、もちろん、生きているうちにあと63冊作ることは不可能だろう。

当初から黒字経営は諦めていた。オンデマンド本は1冊単位で発注し、印刷・製本するので、単価が高い。それに取次業者の手数料と送料、さらにはAmazonへの手数料が高い。1冊売上ごとの手数料の他、売れても売れなくても毎月定額の契約料を取られている。ストレスになるだけなので細かい計算はしないことにしているが、黒字になっていないことは間違いない。
サメだかマグロだかは泳ぎ続けていないと死んでしまうとか。それと同じで、爺は創作し続けていないと生きていく気力が失せてしまう。ただ食べて、寝て、楽しいことだけしていればいいという毎日はありえない。もっとも、食べて、寝て、楽しいことをする時間がある生活というだけで、今の日本では相当贅沢なことなので、「それだけじゃ嫌だ」なんて、大っぴらには言えないんだけどね。

タヌパックブックスの出版物37冊の中で断トツのヒットは『新・狛犬学』で、今も週に1冊は売れ続けている。

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これ以外はほとんど売れないのだが、最近ようやく狛犬関連以外の本もポチポチ注文が入るようになった。

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正直なところ、狛犬関連以外の本の注文があると嬉しい。本業に近い(ヽヽ)のはそっちなんだよ、という気持ちがあるから。

生の会話がない生活


今朝、起きたときにふと思った。
ここ何年かは、助手さんとネコ以外とは生の会話をしていないな、と。

お店のレジで「お願いします」「ありがとうございます」と声をかけるだけでは会話とは言えない。宅配便のお兄さんに「ありがとうございます」と言うのも同じ。
それ以外は、散歩の途中でたまに近所の人に会って立ち話をするくらい。
それも世間話みたいなのが多いし、ここ3年は特に「内容のある話」を意識的に避けるようにしているところがある。
先日、散歩の途中で会った近所の老人(80代)が「酸化グラフェン」という言葉を発したので、そこからナノパーティクルだのシェディングだのスパイクタンパクだのという単語が出てくる会話が始まったのだが、今思うと、生の会話の中で相手から「酸化グラフェン」という単語が出てきたのは後にも先にもそのときだけだ。
文字としては一時期毎日のように見ていた単語だし、日記などにも何度か書いているが、助手さんを除けば、生の会話の中で使った(実際に声に出した)ことは一度もなかったと思う。
話す相手がいないからだ。
これって、ものすごく異常なことだよね。

本来なら学校や職場での会話の中に何度でも出てくるべき単語だろう。
今の自分の生活にそうした集団の中にいる時間がまったくないので、世の中全般ではどうなっているのか分からないが、おそらく知識や情報を吸収すべき中高生の間でも、そうした会話はほぼないのではなかろうか。

集団の中にいる時間がゼロである爺の今の生活は、世間一般から見ればかなり特殊なものだろう。
でも、毎日職場に通っているような人でも、仕事の伝達事項や客とのやりとりといった「定型」の会話以外の会話(例えば「酸化グラフェン」とか「アゾフ」とか「WHO」などの単語が出てくる会話)を、家族や友人と生で交わしている時間はほとんどないのではなかろうか。

超過死亡と自殺の推移

この3年間を振り返ると、遺伝子製剤注射が始まるまでの2020年には超過死亡は前年より減っていたが、注射が始まってからはどんどん増えている。
超過死亡が減った2020年でも、自殺者は増えている。ストレスを溜め込んだまま吐き出せない人が増えたからだろう。

超過死亡は注射のタイミングと連動しているが、自殺者は緊急事態宣言なる準ロックダウン政策のタイミングで急増している。

爺は歳のせいもあるが、今はもう人と生で接したい、会話したいという気持ちがなくなっている。むしろ、接することによる面倒やリスクを避けたいと感じている。
しかし、若いときにこんな世界が訪れていたらどうなっていたかと思うと、心底ゾッとする。

こういう世の中になってしまって、その原因が分かってきていても、未だに「瞞されていた!」「間違っていた」と認める人はほとんどいない。

そこで思うのは、戦前戦中の日本はどんな社会だったのだろうということだ。
欧米を相手に戦争をするなど馬鹿げている、他にやるべきことがあると考える人はそこそこいたのではないか?
そうした人たちはどのように日々を過ごしていたのだろうか。
想像してみようとしても、材料がない。社会の空気や大衆の心理状態を正確に伝える資料がほとんどない。
嘘を並べて人々を煽りまくった新聞記事や、一部の反戦を訴えた人たちの書いたもの、弾圧の記録などはあるが、そうした社会で人々が実際にはどんな気持ちで毎日を過ごしていたのか、なかなか見えてこない。
でも、「見えてこない」というのは今も同じだ。友人、隣人がどんな気持ちで生活しているのか、見えてこないし、見えてしまうことへの恐怖心もある。

そんな世界に向けて創作物を発表するという行為に張り合いがもてないのは当然だ。それでも創作をやめることは自分の命を縮めることだから、最後は自分という観客、自分という読者に向けて何が創り出せるかを考える。

「子供の世界」が消されていく

何度も言うようだけれど、この見えにくい戦争における最大の被害者は若年層だ。
特に自分の意思や努力では身を守れない子供たちは悲劇だ。
子供の世界が大きく変わってしまったことに、大人たちは気づいているのか?
おそらく分かってはいても、自分ができることは何もないと諦め、直視しないようにしている大人が大多数なのだろう。
厚生労働省と警察庁は2023年3月14日、2022年中における自殺の状況(確定値)を公表した。小中高生の自殺者数は514人で、1980年に統計を開始してから初めて500人を超え、過去最多となった。



心の病という面では、これも異常だ。



知力・体力・免疫力の低下もひどい。身体(脳ももちろん含めて)をしっかり作っていかなければならない時期に、それを疎外するものを半ば強制的に与えられてしまった。
今日も、インフルエンザで学級閉鎖だの、運動会の予行練習中に熱中症で生徒32人が体調不良を訴え、23人が病院に搬送されたなどというニュースがあった。


じわじわ進んでいるなあ。このじわじわぶりが実に巧妙で、現在進行中の戦争に対しての無力感だけが残る。

3回接種後の医療従事者の死亡率がSARS-COV-2出現前のそれと比較して有意に増加したかどうか、統計学的に検討を試みた。方法として標準化死亡比(Standardized Mortality Rate SMR)とその信頼区間を求めた(詳細な標準化死亡比に関する記載はSupplementary materialに別記とした)。

標準化死亡比(SMR)は、3回目先行接種をした医療従事者の実死亡数(1年間当たり)4,860人/予想死亡数2,882人から1.69となった。すなわち、3回目先行接種後に死亡した医療従事者の人数はSARS-COV-2出現前の一般人口よりも1.69倍多いと考えられた。

この「1.69倍」が有意に高いと言えるのか、信頼区間(95%、99%)を求めた。結果、標準化死亡比の95%信頼区間は1.64-1.73、99%信頼区間は1.62-1.75で、99%の確率をもって3回目ワクチンを先行接種した医療従事者の死亡率はSARS-COV-2出現前の一般人口より高いと考えられた。
新型コロナワクチン3回接種後の医療従事者の年間死亡率は?  大里 忍 Agora


何かを伝える、残すという望みもほぼ絶たれて……

若い人たちには、爺の経験や技術の伝達をしたいという思いは強いのだが、こちらから接近しても老害だのなんだのと思われるのがオチだという気持ちがある。
もちろん求められればできる限りのことをしたいし、するつもりだが、求められることもない。価値観が違う世界の間では有益・有効な交流は生まれない。

お袋が死ぬ数か月前くらいに電話の向こうで言っていた言葉が何度も甦る。
「死ぬ前ってこういう感じなのね」

そのときはまともに相手にしなかったし、「こういう感じ」がどういう感じなのか想像できなかったけれど、今の自分はまさに「そういう感じ」なのだわ。
なんというか、違う世界に隔離されたような感じ。
この隔離された世界がどんどん狭まっていき、最後は自分しかいない世界になったときが死ぬときなのかもしれない。

多分、最後まで手を動かし続けるのは文章を書くことだろう。
今考えている本は2冊ある。
一つは『情報宗教』『情報宗教が世界を滅ぼす』といったタイトルのもので、現在の社会を分析し、人間の本性を見つめ直すようなもの。
これはだいぶ前にストップしたまま。

もう一つは、社会を分析しても虚しいだけだという思いから、自分の死への準備として『神は成長する』というタイトルのもの。
これは完全に自分に向けて書いている。

↑『情報宗教』 の一部
↓『神は成長する』 の一部



肉体は消滅し、現世での記憶も消えるが、その肉体(脳)とリンクしていた「神」が存在している。それは普遍・不変・絶対という神ではなく、肉体と共に変化(成長)しうる「何か」である

……と、そんな想像を文章化しようとしている。

自分の中の「神」を少しでも成長させ、あるいは変化させてから、量子の世界に戻っていきたい。

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マティアス・デスメット教授「自然は非合理なものだった」2023/02/05 17:01

マティアス・デスメット教授に日本の我那覇真子氏がベルギーでインタビューした動画が、日本語字幕付きでYouTubeにUPされている。これは実に分かりやすい。約50分の動画だが、学校の授業1時限分を受けるつもりで拝聴したい。
こうした報道や記事、意見が日本のメジャーメディアではほぼ皆無だ。この巨悪を仕掛けた連中は欧米を拠点としているが、しっかり見抜いて注意喚起や警告を発する人たち、独立系メディアも多数存在する。日本にはそれもほとんどない。
そんな中で、本来メジャーメディアがやらなければいけない仕事を、日本の若い女性がやっている。凄いことだ。


驚いたのは、15分あたりから展開していった話。
信心深い家庭で育ったが、若いときに、「世界は分子や原子でできていて、それらが物理法則に従って互いに交わっているだけのこと。そこに神など存在しえない」と確信するようになった。⇒しかし、その後、量子力学などを学ぶようになって「物質粒子は実際には我々が信じていたようなものではなく、我々の意識、思考、感覚、経験に反応しており、同時に2つの場所に存在できるなどという馬鹿げた、非合理の動きもすることを知った。⇒そこで私は突然悟った。真実はfactと呼ばれ、それがあたりまえのことで、すべては論理的に動くと思っていたけれど、自然は非合理なものだったと。

mass formationの話に終始するのかと思っていたら、宗教的というか、神学的というか、哲学的領域にまで話が及んでいき、驚いてしまった。
そして、これほど深い、しかも今の自分が求めていたことに鮮やかに迫っている話を聞けたことに感動し、気がつくと涙まで流していた。

この動画をYouTubeにあげてくれた我那覇さんには本当に感謝しかない。
彼女の経歴を見ると、育った家庭事情なども大きく影響してか「トンデモお嬢さん」という過去(黒歴史?)が浮かび上がる。
しかし、しっかり学び続ければ、人は変わり続けることができるし、その変わりかた次第で人生を何度でもやり直せるのだと思わされた。
↑クラウス・シュワブに突撃取材を試みる我那覇氏。ダボス会議もシュワブもずいぶんセキュリティが甘いな。まさか偽物じゃないだろうけど

インタビューの内容とは関係ないことだが、私は彼女の英語にも感心してしまった。
いわゆるバイリンガル環境で自然に身につけたとは思えない、文法学習で、つまりほとんどの日本人と同じ環境で努力して得た英語力だろうと推察できるからだ。
留学などできない環境で育った若い人たちに勇気を与えてくれる。

デスメット教授の言葉は、19世紀の農民、タラビッチの言葉にも重なるように思う。
『新釈・クレムナの予言 タラビッチが見た2025年』の最後のほうに、こんなことを書いた。
資本主義社会で極端な富と権力を得た現代の大富豪や、リベラルと称する政治勢力の中で「反共産主義」「世界平和」を唱えるネオコン政治家らが思い描いている世界統一政府の下に完全制御される社会こそが「コミュニズムVer.3」とでも呼べる現代の危険思想なのではないか。
 ミタールには、こうした傲慢な思想こそが世界最終戦争を生みだす「邪悪なもの」として漠然と見えていたのかもしれない。
(121ページより)


「言い争う必要はない。しかし、静かに語り続けることが必要」だというデスメット教授の生き方に共鳴する。
非力な爺なりに、せめてできることは続けたい。
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クリスマスが近いので2022/12/14 11:52

いつも暗い話ばかりで、このまま年を越すのでは身体に悪いよね。気分を変えて、クリスマスが近いので4年前のウクレレ動画でもどうぞ。



↑この「Jane Jane」 という曲を初めて聴いたのは中二の秋だった。
1969年。今から50年以上前だわね。
文化祭の閉会式前、1200人入る講堂に生徒と一部の来客が集まっている中、卒業生3人組が飛び入りでミニ演奏会を行った。
「オフコース」と名乗ったそのフォークバンドは、鈴木康博(当時、東工大4年生)、小田和正、地主道夫(共に東北大4年生)の3人で、聖光学院の3期生(ちなみに私は11期生で、彼らの8年後輩)。
YAMAHAのライトミュージックコンテストフォーク部門全国大会で2位になった「凱旋」とのことだった。

そのときは彼らがピーター、ポール&マリーのコピーをしていたことも知らなかった。PP&Mより前にオフコースの演奏で『ア・ソーリン』も『ジェーンジェーン』も知ったのだった。

あのとき中学2年生だった私は今は67歳。数年前、親を預けた小さな介護ホームに頼まれてウクレレ教室もどきをやることになり、生まれて初めてウクレレという楽器を弾いた。ギターとは勝手が違うが、ウクレレでPP&Mをやるとどういうことになるんだろうという実験をしてみたのがこれ。
元歌はいわゆる「黒人霊歌」というジャンルのものやイギリスの民謡というか古謡というか。それをPPMが見事にアレンジした名作。
老人になって、中学生の頃に練習した曲をまた演奏してみるというのは、歳をとって子供に戻る、という一例かな。

で、このウクレレのJane Janeを見ながらふと思った。

このとき「ウクレレベース弾きに来ないか?」と誘ったヨッシーは30代。あたしはすでに還暦超えの60代。
あれから4年経ったわけだが、この4年の時間の流れが、30代と60代ではまったく違うはず。
あたしにとってこの4年前はつい先週にあったことのように感じるけれど、ヨッシーは「昔のこと」と感じているかもしれない。
時間の流れ、共有している世界が、同じようでいて違う。
これもまた世界は多重構造ということかな。
物理世界は一つではなく、脳が認識する数だけある。その膨大な数の世界が幾通りにも重なり合う世界がまたある。人間の脳にはなかなか理解できないような、いわば無限の多重構造になっているんじゃないか……
「ぷちぷちサミット第5回 正気を保つための「多次元世界観」 より)

↑ぷちぷちサミットのこの回を改めて読み返してしまった。
へぇ~、こんなことが書いてある……と思いながら。
記憶がどんどん飛んでいく。自分の脳の劣化がますます加速している。だから、今日もこうして文章を残している。(ごう)だわねえ。
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この冬の先に待っているもの2022/12/14 11:36

もうだいぶ前から、年賀状というものは出さなくなった。代わりに「年末状」を出している。喪中葉書ではなく、年末の近況報告と挨拶。 その年末状を、まだ作っていない。
どうにも気が向かないのだ。
文面がね……当たり障りのないことを書くしかないわけで、そんな葉書を高い金をかけて出すという行為に気持ちが乗らない。
生存証明という意味合いしかないのだが、まぁ、その意味合いが今までよりずっと重みを持っていることは確かではある。

こんなことを書くとなんなんだけれど(……なんなんだ、って、なんなんだよ?)、『マイルド・サバイバー』を書いていた6月頃は、秋には相当滅茶苦茶な世の中になっているだろうと予想していた。その予想よりはかなり緩やかな?変化で、日本はまだなんとかなっている。
多くの人は大変だ大変だと言いながらも、無事に正月を迎えるに違いない。

しかし、急激に変化しないことで、今もまだ瞞され続けている人が大多数だ。それっていいのか悪いのか……。
深く考える暇もないまま、暮らしが苦しくなり、少しずつ周囲から人が消えていき、異常を異常と感じなくなっていく社会。
そうした催眠術にかけられたような変化は、パニックになって大暴動が起きたりするよりは「いい」変化なのだろうか。

テレビはもちろん、ネットのニュースサイトも役に立たない、というか、害毒でしかなくなってしまった今の状況では、世の中で何が起きているのかという基本的な情報さえ、報道ではなく、個人レベルの発信を探すしかない。そんなことをできるのはある程度時間があり、精神力も強い人に限られるだろう。

個人の発信といえば、最近⇒この人に感心しきり
若いのにすごいな。
若いから脳も柔軟で働きも盛んなのだろうけれど、自分がこの人の年代の頃を思うと、驚くしかない。時代のせい、ということもあるのかな。
自分は所詮、大きな大きな意識体から枝分かれした1つの観測体でしかありません。

こういう視点を、私はごく最近になって持ち始めているというのに、この人はすでにその境地に入っている。

肉体が所属している世界(現世、物理世界)が自分の理解を超えて異常な状態だと知るにつけ、唯物論的世界観は持ち得なくなる。
「観測体」という言葉は言い得て妙だ。
量子は観測されているときといないときでは動きが変わるという。あらゆる物体は量子の集合体なのだから、観測体の数だけ違う世界が存在していて、それらが一瞬一瞬で重なり合っているのが、その観測体にとっての「世界」なのではないか。
この世界は、自分の意識が、脳を含めた肉体に縛られている時間にだけ存在している映画のようなもの。しかも、無数のシナリオ分岐がある映画。
そんな世界を唯一無二の世界だと思うほうが無理がある。観測体である「意識」は肉体の支配が消えた段階で、もっと大きく、深い世界に戻っていくのだと思う。

67歳の私という観測体が感じている「世界」は、そうした、言葉ではなかなか言い表せない世界だ。
そんなことを、葉書の中に書き込めるはずもないし、書いたとしても「あの人もとうとう危ない世界に行ってしまったか」と思われ、距離を置かれるのがオチだろう。

端的に言えば、私は「現世」にどんどん興味を失っている。
いや、興味の方向が「この世界がどうなっていくのか」という野次馬的な興味に堕してしまっている。
単なる野次馬として老いて死んでいくのも情けないので、自分という観客に向けて芸を披露する芸人としての技能を磨くことで、最低限の存在意義(現世でのプライド?)を見出そうとしている。

2022/12/12

結局作ったのだわ 年末状


悩みつつも、年末状を作成し、印刷所に入稿した。
両面カラー印刷で約2000円。印刷代というのは昔に比べて本当に安くなったが、この価格が今後も続くとは思えない。インク代、紙代、送料……あらゆるものが上がる一方だから、削られるのは労働力に対する金だろう。たまったもんじゃないね。

2022/12/13

印刷所から「ご注文いただきました商品が出来上がり、本日発送いたしました」というメールが届いた。出荷予定日より6日も早い。
↑このメールが来たのが昨日の17:15


↑翌日(今日)の16:38にはヤマトの京都法人営業支店というところから発送されていた

2022/12/14

14日の午前中に届いた

……凄いな。印刷所も運送会社も24時間フル稼働か。これで送料込みで2000円……。心配になるのを通り越して、もはや怖いくらいだ。

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