「宗教戦争」という恐怖 ― 2026/04/18 21:25
2026/03/09

ホルムズ海峡封鎖が続くと日本は日常生活が不可能になる。それなのに、テレビでは放送権も得られなかった野球の試合を静止画をまじえて長々とスタジオで解説している。この能天気ぶりが怖い。
しかも、今回の中東は完全に「宗教戦争」であるらしいことが分かってきた。
ユダヤ・キリスト教とイスラム教の宗教戦争に置き換えられた戦争は、容易には収束しない。恐ろしい事態になり始めている。……と、憲法問題では石川健治、木村草太らを批判してきたという篠田英朗でさえも指摘する。9条や戦争、国防に対する意見や立場が違っていても、国際情勢を少しでも認識する人はみな、今の状況がどれだけ怖ろしいことになっているか分かっている。
この事態を見ながら、多くの日本人が非常に楽観的な態度を取り続けているのは、驚くべきことだ。
トランプの宗教アドバイザーであるPaula White牧師は韓鶴子総裁を「神の平和の器」と称賛するほどの統一協会シンパだという。ネット上にはトランプが彼女を含めて国中の聖職者を集めて祈祷してもらっているような画像が出回っている。


↑dailymail.co.ukより
自らの著書『アメリカン・クルセイド(英語版)』の中で、イスラエルへの支持をクルセイド(十字軍)になぞらえ、「千年前の我々キリスト教徒の仲間たちのように、我々は戦わなければならない。私たちにはアメリカの十字軍が必要である」「アメリカを愛するならばイスラエルを愛することも学ぶべき」と主張した(Wiki)という。

2025年10月29日 小泉進次郎防衛大臣とヘグセス国防長官。
小泉防衛相はヘグセス国防長官との会談で、安全保障政策に関する3文書を改定することや、防衛費の対GDP比2%を実現する計画を前倒しすることなど、防衛力の強化に取り組む考えを伝えた。(日テレニュースより)
領土問題だの経済問題だのという損得勘定を超えた宗教戦争になったとき、為政者たちの理性は吹っ飛ぶ。これがいちばん怖い。
日本史においては、日中戦争以降の日本の軍部や政府中枢は「皇国史観」「国家神道」という宗教戦争をしていたといえる。理屈や計算ではなく、使命感、信念、信仰(狂信)によって殺し合いを続ける。
世界のどこかで戦争は常に起きているけれど、今回の「怖さ」「不気味さ」は種類が違う。
2011年3月12日夕方、テレビで原発が爆発する画像を見たときの恐怖に近いものがある。「嘘だろ、おい」という種類の恐怖。
それでも周囲は普通の光景で、テレビでは野球がどうので盛りあがっている。これこそ「嘘だろ?」と言いたくなる。

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