福島原発事故 17日時点でのまとめ 放射能は相当漏れている2011/03/14 19:23

14日19時現在の情報分析

今日、ネットで見ていた情報のうち、注目したのは次の2つ。
1つは環境問題関連の本で一躍有名になった武田邦彦氏の緊急発信。彼はもともと原子力が専門なので、でたらめは書かないだろうと思う。
⇒ここで緊急提言を随時更新中。
これを読むと、最終的には2つの結末が見えてくる。
1つは、今後もいくつか爆発や犠牲者を出しながらも、なんとか収束させ、放射能汚染も引き起こすものの、「超荒っぽい廃炉」作業となって落ち着くというもの。周辺は当然放射能汚染が残るし、風に乗って広範囲に放射能が拡散するけれど、すぐに人がバタバタ死ぬようなことにはならない。
ただし、今日、水素爆発して建屋が吹き飛んだ第1原発3号炉はプルサーマルなので、プルトニウムを混ぜた燃料棒を使っている。このプルトニウムがどういう結果をもたらすのか、武田氏もよく分からないと書いている。

もう1つは、最悪の事態だが、あたふたしている中、再臨界する炉が出てきて、核爆発を起こすというもの。
こうなると被害は深刻で、東北だけでなく、首都圏も多大な影響(すでに多大な影響が出ているが)を受ける。

もう1つは、フリーのフォトジャーナリストなどでつくる「日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)」のメンバー5人と雑誌「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一氏が昨日、ガイガーカウンターを持って現地入りしたときのリポート

携帯した3個の計測器のメーターがすべて振り切れて、計測不能だったとのこと。
計測可能最大値が1000マイクロシーベルトなので、仮に1050マイクロシーベルトだとすれば、振り切れたことも不思議ではないのだが、双葉町役場や病院ですでにそれだけの値が出ているということは、東電や政府が発表している数値はかなり怪しいのではないかと思える。
東電が発表している値以外、伝わってくる情報がないというのが問題。取材クルーもガイガーカウンターくらい持参しているだろうに、自主規制しているのだろうか。


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_ TokyoianBlog - 2011/04/20 06:34:15

福島原発これまでの流れ

だいたい予想通りにきていると思われます。

0、エントリーを書いてきた動機
平成23年3月12日日本政府が水素爆発を隠したことから危機感を抱き、Blogで放射 ...