久々に感動した買い物 ― 2017/08/17 11:25
2800円のミニアンプを買ってみた
こんな感じ

Amazonでコードレスのミニアンプが2800円で出ていた。おや、これはもしかするとEWIをつなげば、アンプのない場所でも身体一つで演奏できるのでは? と思ってポチしてみた。
これ↑。AROMAというブランドで、2796円
翌日届いた。

小さいだけでなく軽い。こんなんでちゃんと音が出るのだろうかと思うほど軽い
SDカードで伴奏とミックスしたり、単純にスマホなどの外部スピーカーとしても使え、マイクもつなげられて、録音までできてしまうのだが、そういう機能はとりあえず試してない。腰につけてEWIを短いケーブルでつないで音が出せればOK。
やってみたらなんとかなりそうなので、そのままEWIを持って親父がいるデイホームに向かった。

小さいので、EWIのソフトケースに入ってしまった
デイホームでは、入所しているおばあさんから「俺は河原の枯れすすき」をやってとリクエストされ、なんとかやってみせた。表情はほとんど無表情だったけれど、施設長は「目がきらきらしていたから、脳にいい刺激になったはず」と言っていた。
こんな風に、ちょっとした宴会や飲み会の余興にはもってこいだ。最近は旅行にも行かなくなったけど、野外で空や海に向かって吹いたりもできるわね。
これ↑ お勧め!。マイクをつなげば拡声器としても使えるし、スマホをつないで普通に外部スピーカーとしても使える。2796円は安い!
タヌパックスタジオで生まれた音楽の1つ『アンガジェ』(↑Clickで再生)

デイホームのウクレレ ― 2017/08/17 11:58
親父、入所者3人のデイホームに移る

今月から親父がお世話になっているデイホームに寄る。こんな感じのホーム

親父の部屋の掃き出し窓からは田んぼが見える
だけど、グループホームはどこも満杯だし、有料老人ホームや24時間介護付きのサ高住は高くて入れない。探した挙げ句に、ようやくひとつ見つけて、先月末、親父を横浜の特養から日光のデイホーム(自主営業で24時間介護もしてくれるので、業界では「お泊まりデイ」などとも呼ばれている)に移した。
近所になったので、ときどき様子を見に行っている。
今日はウクレレの弦を張り替えるために立ち寄った。
ウクレレ……前の特養にいたとき、親父がギターをやってみたいというようなことを言ったので、それは無理だから、ウクレレくらいなら……と応じたのが始まり。
まあ、無理だろうと思いながらも、Amazonで安いウクレレを買って前の施設(横浜の特養)に送った。
案の定、送ったまままったく手をつけることもなく、部屋の荷物が増えただけだった。施設長には許可を得ていたが、スタッフからは「やめてください」と言われたとも、後になって親父から聞いた。
今回、こっちのホームに移ってきて、そのウクレレもそのまま持って来たわけだが、それを見つけたスタッフのひとり(施設経営者の娘さん)が、興味を示して、「私にもできるかしら」みたいなことを言うので、「このウクレレで試してみてください」と言っておいた。
経営者(女性で僕と同い年。1955年生まれ)も「じゃあ、みんなでやりましょう。月に一回、息子さんがボランティアで教えに来てくれるといいのに」みたいなことを言いだして、あらま、どうしましょ、という感じになっているのだった。
ちなみに僕はギターは中学2年生のときから触っているけど、ウクレレは買ったこともないし、弾いたこともない。親父に買ってあげたウクレレを最初に見たときは「え? 4弦がなんで3弦より細いの? 中国製だから間違えてつけちゃったのか?」って思ったくらい、そのくらい何も知らなかった。
↑親父に買ったウクレレ。2000円ちょっとでウクレレが買えるとは知らなかった
でも、今度のホームではスタッフが興味を持ってくれたようだし、少しは展開するかもしれないと期待して、じゃあ、今のうちに弦を替えておこうかと思ったわけだ。
で、「こんちは~」と立ち寄ったら、経営者の娘さんが、これから買い物に行くので、親父を連れ出して一緒に行こうと思っていたという。気分転換&歩行練習というわけだ。
そういう対応が嬉しい。今までのような100人規模の施設では、決められた時間にリハビリ療法士が来て……という感じだが、ここはお泊まり組は親父を入れてもたったの3人なので、普通の家庭のような環境。毎日の生活に揺らぎがあり、その日によって何を食べるか、何をするかも変わっていく。本来、それが人間の生活ってものだ。
買い物に行くまでの間、ウクレレの弦を替えて、そこで一旦別れた。僕も同じスーパーで晩飯を買って帰ろうと思っていたのだが、狭い道だし、雨も降っていたので、「じゃあ、先に行くね」と一人で先に出て、スーパーで買い物をしていたら、後からやってきた親父に「よお!」と声をかけられた。
婆車のようにスーパーのカートを押している。なるほど~、これはうまい歩行訓練だ。
スタッフさんとの間で「ヨーグルト食べたいの? じゃあ、買う?」なんていう会話も聞こえてくる。ほんとに「普通の生活」がここにはある。
普通じゃない部分もあるのだが(下の世話とか入浴の介助とか)、普通にできる部分は普通にしようというのがこのホームのポリシーだという。
事前に説明は受けていたのだが、なるほどこういうことなのかと、改めて感心したり感謝したり……。

買い物に連れて行ってもらうため、ホームを出る親父。帽子は10個以上持っている。ホームに持ち込んでいない帽子もいっぱいある。今日は赤いキャップか……

ホームのスタッフと買い物をする親父。カートが婆車代わりになっている。ヨーグルトの売り場の前でなにやら「買う?」なんてやりとりしていた。そういう緩さも素晴らしいなと思う。スタッフさんの話では、親父は強がっているが、歩くのも今は4、5分が限界らしい

このとき、お盆だから……と買ってみたあんこ団子。ん? 甘味担当は佐藤さん?
デイホームのウクレレカタログ
それで家を出ようとしたら、ちょうどミニアンプが届いたので、ちょっとチェックしてそのままEWIのバッグに入れて一緒に持っていったのだった。
ウクレレ未経験の僕がセンセをつとめるウクレレ教室?が本当に始まるのかどうかは分からない。ちゃんと日時を決めて……ではなく、ふらっと寄ったときについでに、って感じかもしれない。
教えることになったら、自分用にも買わなくちゃいけないのかな、とも思ったのだが、まだそこまで踏ん切りがついてない。買っても、自分では弾かないことは目に見えているからなあ。
ギターと違って、片手でひょいっと持てる楽器だから、教えるときも「ちょっと貸して……こう弾いてみて」とその場で渡しあって教えても十分かもしれないし。
親父に買ってあげたウクレレはAriaが扱っているいちばん安いやつで、クリア塗装のは¥2,114(通常配送無料)。他の色のはもう少し高いけど、概ね2000円台。ちょっと試してみるつもりならこれで十分。

これは21インチモデルといっていちばん小さいやつらしい。ギターを弾いている僕にはちょっと小さすぎる感じもあるので、その上の23インチか26インチモデルのほうが弾きやすそうだ。音も若干でかく出るんじゃないだろうか。

26、23、21インチモデルの大きさの違い。23くらいがちょうどいいのかな?
26インチモデルでも3000円台で買えるのね。
買っちゃおうかな。でも、もったいないな。親父が金のかかる施設に入った今は緊縮財政だからなあ。
26インチモデルでも3000円台からあるのね。自分で買うならこれかなあ。3550円かあ……今はちょっと痛いなあ
ちょっと贅沢をするならこれなんかもよさげだわね。チューナーもついていて7000円かあ……。ん~、さすがに今、ウクレレに7000円は出せないな。でも、これから始めようというあなた、7000円出せるなら、思いきってこれくらいのを買ったほうがいいかも
どうせなら派手で可愛いのがいいわ、というあなた?にはこれもいいかも。色によって値段が全然違うけど、音は同じでしょう。黄色、ピンク、水色がいちばん安くて2980円。オレンジと赤は人気なのか、4234円。色が違うだけで1200円以上も違うのか~。不思議
……というわけで、歳とってからギターを始めるのは難しいけど、ウクレレなら無理なく、十分できるし、楽しめるんじゃないかしら、というお話でした。
ウクレレの値段なんて気にしたことなかったけど、10年前にはこんな値段でこの品質の製品はなかったんじゃないだろうか。中国製、韓国製の楽器の品質が急上昇していて、侮れない。
デジタルの恩恵も大きいし、音楽をやるにはいい時代だ。
タヌパックスタジオで生まれた音楽の1つ『アンガジェ』(↑Clickで再生)


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