COVID-19の状況は「二周目」に入っている2020/08/06 14:24

COVID-19を巡る情報や対策は、そろそろ一周して、新しい周回に入ってきたように思う。

そう感じていたところ、かなり腑に落ちる意見論文を読めた。
⇒こちら 「新型コロナの実態予測と今後に向けた提言」(高橋泰、武藤真祐、加藤雅之 社会保険旬報 2020.6.21)

PDFだし、長くて読む気が起きないという人のために、ものすごくザックリとまとめると……

●新型コロナはインフルエンザウイルスに比べて毒性が弱く、体内に入っても感染しない(自然免疫の段階で身体が打ち勝つ)ケースが多い。

●日本ではすでに30~45%の人が体内にSARS-CoV-2を取り込んだことがあると思われる。その後、感染はしなかった(細胞内にまで入り込まれなかった)ので抗体検査もマイナスに出る。

●東アジアの人たちは、何らかの要因で、この「ウイルスを取り込んでも感染しない」あるいは「自然免疫だけで打ち勝ったので無症状や軽い風邪症状くらいで済んで、その後、抗体も作られていない」割合が欧米人よりずっと多い。

●COVID-19で重症化する理由には、主に2つの説がある。

 1)今回のウイルスパンデミック以前にあったS型コロナウイルスの感染による抗体が、「抗体依存性免疫増強(ADE)」効果を引き起こし、ある時点で容態急変を起こす。
 2)SARS-CoV-2そのものの毒性によるものではなく、SARS-CoV-2に感染したプレボテラ細菌がサイトカインストームを引き起こす。

●そういうウイルスであるという前提でのシミュレーションを行うと、現状(欧米のような強力な対策をしなかった日本で極端に死者が少ないこと)が説明できる。

●もしインフルエンザ並みに強力なウイルス(暴露すると100%抗体が陽性反応を起こす)であれば、現時点で日本人のほとんど(1億人以上)はSARS-CoV-2を体内に入れていないということになってしまう。そうであれば、これからウイルス暴露が広がれば、今後500万人以上が重篤化し、300万人以上が死ぬ計算になってしまう。

●現状を見る限り、そうであるとは思えない。

●よって、一律に何かを禁止したりするのではなく、年代によってリスクが著しく違うことを考慮した対策が必要である。

●つまり、0~29歳は、学校の授業やスポーツなどは元に戻す。クラスター発生が確認されたら、インフルエンザ同様に学級閉鎖などの対応をする。

●30~59歳もリスクは低いので、普通に社会活動をして、感染が分かった場合は監察下での自宅療養。クラスター発生時は職場閉鎖などの対応。

●60~69歳は、現役世代であれば自宅勤務、リモートワークなどで、人との接触を減らすことを推奨。

●70歳以上の世代、特に80歳以上の高齢者の場合、新型コロナに暴露した場合の死亡リスクは、若年者の数百倍から数千倍になり、感染リスクが急速に高まる。よって新型コロナが流行しているときは、これまで行われてきた隔離的な環境を推奨する。 また普段から、コロナ感染予防を徹底しながら外出などを行うなどが求められる。

ここから先は、特に今後、政治・行政が取り組まなければならない重要な提言なので、ほぼ原文のまま拾うと……、
●患者動向を的確にモニタリングし、 また遺伝子解析を早急に行い、現在の新型コロナと同様のウイルス株の再来か、毒性や繁殖力が以前より強くなった「発症力」が高いウイルス株が現れたのか、あるいはより「重症化しやすい」ウイルス株なのかを早急に見極め、それぞれに応じた対策を行えるような体制を早急に整備する。

●現在と同程度のウイルスであると分かっている間は、軽度の患者の対処基準を現状より軽くする。例えば、肺炎が認められる、あるいは呼吸困難が見られる場合は病院へ。肺炎や呼吸困難が認められないが発熱や倦怠感などの症状が強い場合は宿泊所等への隔離。PCR陽性で無症状 ・ 軽症は自宅待機とするなど、季節性インフルエンザと同じ診療方針で行なえるように新型コロナの対処の基準を改定する。

●日本の現場で使用されている新型コロナ治療薬の薬効を評価できるデータを集める仕組みを早期に立ち上げることを提言する。 また、日本人が重症化しにくい原因の解明は、他国の研究からは期待できず、BCG説や腸内細菌影響説が正しい場合、欧米人の薬効データは日本では参考にならないので、国内で使われている薬の効果を示すデータを多施設から吸い上げ、薬効を評価できるビッグデータを収集する仕組みを至急作る。 また、種々の検査データを含めて国内研究を推進する。

……ということである。

ザックリまとめたので、細部のニュアンスや意図は多少変わっているかもしれない。正確にはぜひ原文を読んでほしい。

これを読んだ上での個人的、補完的感想としては、

PCR検査論争はそろそろやめにして、それよりも次にやるべきこと(上の提言の後半部分)に早急に着手すべき。
PCR検査というのは、初期段階で徹底してやっておくべきだった。それがあれば今よりずっとまともなデータが得られて、次の手を打つ対策を練る方法にも根拠が増えたからだ。
しかし、今はもう次の周回に入っている。
今から「無症状者にも徹底的に検査を」というような主張はすでに「周回遅れ」の感が否めない。その費用とマンパワーを、通常医療体制の維持と、重症患者早期発見・治療対策にあてるべきだろう。
COVID-19以外の病気や怪我に対する医療レベルが落ちていくことは絶対に避けなければならない。このままでは、今度の冬にインフルエンザで死ぬ人がCOVID-19で死ぬ人よりずっと多いことになるのではないか。
今までなら大事に至らずにすぐに治療や手術を受けられた人たちが、状態を悪化させ、死んでしまうケースも急増するだろう。それこそ本末転倒である。

さらには、メディアがワクチン待望を煽るのもやめてほしい。季節性インフルエンザと違い、新型コロナでの重症化はサイトカインストームが関係している。ある種の免疫が重症化を引き起こす可能性がある限り、このウイルスに安全・効果的なワクチンができるとは思えない。また、ワクチンや治療薬をめぐる製薬会社と各国政府の契約などは、過去に不透明かつ正当性に疑いのあるケースがいくつもあったことにも注意したい。
ワクチンよりも、個々の症状、病態変化をしっかり観察した上で、これならこれが効くはずだ……という、経験とデータに基づいて既存の医薬品や治療法を活用する道を探るほうがずっと効果的、合理的だろう。

で、最後はいつも通りの「叫び」になるが……、いくら正論や有効であろう提案を明示しても、理解力のない政治家や、保身と前例主義、上からの命令に従うだけの官僚などは動かないのだから、国民が「国の体制を変える覚悟」が必要だ。上が腐っている限り、現場でどれだけ優秀な人が頑張っても、効果が現れにくい。
まずは我々一人一人が、しっかり覚悟を決めて、できることをしていくしかない。

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続・なぜ日本ではCOVID-19での死者が少ないのか?2020/03/28 11:26

志村けんが……の衝撃

朝(といっても11時近い)起きて階下に降りていったら、妻の第一声が「志村けんが……」だった。
え!? まだそれほどの歳でもないのに? と一瞬驚いたが、COVID-19感染が確認されて入院とのこと。それはもっとビックリだ。
ネットで調べると本当だった。
「一時は重体だったが今は快方に向かっている」という記事だったが、その後の情報ではECMO(extracorporeal membrane oxygenation「体外式膜型人工肺」)につなぐために転院したというではないか。ECMOは最後の最後の手段だから、本当なら、少しも「快方に向かっている」とは思えない。
さらにその後の報道から、経過をまとめると、
  • 3月16日 フジテレビ系「志村でナイト」の収録で台場の同局に入ったが、体調不良を訴え、控室に入って30分で退出し、帰宅
  • 3月17日 引き続き倦怠感があったため、自宅療養
  • 3月19日 発熱、呼吸困難
  • 3月20日 自宅を訪問した医師の判断で都内の病院に搬送。重度の肺炎と診断され、そのまま入院
  • 3月23日 COVID-19ウイルス検査の陽性反応が判明。夜に一時病状が悪化し危険な状態に
  • 3月24日 保健所による調査が行われ、発症日と濃厚接触者の特定が完了
  • 3月25日 ECMOにつなぐため、港区内から新宿区内の病院に転院
……ということだ。
気になるのは、いつどこでウイルスを取り込んでしまったのかということ。
「天才!志村どうぶつ園」では3月5日、NHKの新朝ドラ「エール」では3月6日、「あいつ今何してる?」では3月10日にスタジオでの収録に出ていたという。
COVID-19の潜伏期間は1~14日(多くは5~6日)というが、感染した場所が仕事場であれ飲み屋であれ、そこに一人でいたということはあまり考えられない。発症していない感染者がすでに複数いることは間違いないのだろう。

他にも、サッカー協会会長(JOC副会長)、プロ野球選手(現時点で3名)……この人たちはみな軽症か無症状だ。プロ野球選手は、「最近料理や飲み物の匂いが感じられない」ということで耳鼻科を訪れたらPCR検査ができたというが、彼らは「有名人」だから検査できたのではないか。普通はそんな訴えだけでCOVID-19の検査まではしないだろう。
この感じだとすでに無症状や軽症の感染者は大変な数存在しているのではないか。

ニューヨークのデータは参考になりそう

1月15日~3月24日(70日間)の日本国内でのPCR検査数(累積)(感染者数ではない)を都道府県別に並べると、
  1. 東京:2013人
  2. 愛知:1895人
  3. 北海道:1794人
  4. 兵庫:1607人
  5. 和歌山:1316人
  6. 京都:930人
  7. 埼玉:898人
  8. 新潟:812人
  9. 大分:743人
  10. 福岡:703人
  11. 広島:656人
……という順番だそうだ。とにかく検査数が少ない。
1日あたりは都道府県別に1桁か2桁しか検査してない。いちばん多い東京都(人口約1400万人)の3月26日の検査総数は101件で、そのうち40人に陽性反応が出た。調べれば4割が感染者という結果(⇒こちらを参照)。
一方、同じ26日にアメリカニューヨーク州(人口約2000万人)では死者が前日から100人増え、385人になった。州内の感染者は前日から6448人増えている。検査数は当然1桁多いだろうから、1日で数万人単位で検査しているはずだ。
しかし、日本では検査しないために普通の肺炎で処理されている死者がかなりいるとしても、COVID-19による死者が異様に少ないのは確かなようだ。
そうなると、ますます日本における死者数の少なさには、何か特異な事情、要因があるのではないかと思ってしまう。

27日現在、世界の感染者数、死者数のデータを見ると、アメリカ国内の感染確認例が8万5996 人となっていて、ついに中国を抜いてしまった。
このうち3万9140人はニューヨーク州だ。
アメリカは州によって人種構成比が相当違うけれど、ニューヨークは「人種の坩堝」と呼ばれているくらいの国際都市だし、サンプル数も多いので、ここでの致死率は世界の平均的な数値に近いかもしれない。
3万9140人が感染して395人が死亡。致死率1%。
これは信用していい数字かもしれない。
ちなみに韓国は9332人感染して139人死亡。致死率1.5%。
ドイツは281/47278で0.6%。
スイスは197/11951で1.6%。
……で、これらの国は致死率が低い。

イギリスは580/11816で4.9%。
フランスは1698/29581で5.7%。
オランダは434/7469で5.8%。 ……で、かなり高い。

悲惨なことになっているのは、
イタリアの10.2%、スペインの8.4%。
イタリアはもはや感染者が確認できないまま死者がどんどん増えている状況らしいので、実際はもっとひどいのだろう。
医療崩壊したからだ、高齢者が多いからだ、と分析されているが、劇症化した人が次々に運び込まれる状況を見ると、やはり「他の地域とは何かが違う」と感じさせられる。

イタリアという国は、北と南ではまるで別の国であるかのように「人」も風俗も豊かさも違うらしい。
北イタリアのほうが生活水準が高く、人間性も神経質で心配性な人が多いという。対して南イタリアは開放的で陽気な人が多いが、街は汚く、盗難も多くて危険地帯。賃金も安くて、非正規雇用のnero(黒い労働)と呼ばれる日雇い労働者が多く、税金も払わない……。
となると、当然、COVID-19に感染して死ぬ確率は南のほうが高いと思うのだが、実際には逆で、感染者も死者も北部に集中している。なぜなのだろう?

アメリカに本社を置くバイオテクノロジー企業「23andMe」の研究では、南イタリア人の多くが、10%程度の遺伝子をMENA(中東/北アフリカ)から受け継いでいるのだそうだ。
もしかするとこうした遺伝子の違いが感染率や致死率の違いになっているのではないだろうか?
ドイツの致死率がイギリス、フランス、オランダなどより明らかに低いことも、遺伝子的な要因によるところが大きいのではないか?

……と、想像してしまうのだ。
何度も言うようだが、だからどうだ、ということではない。単純に、そういう要因がありそうだな、という話だ。
分からないことが多い現状で、断定的なことは何も言えないはずだ。例えば「日本ではPCR検査をしないから医療崩壊が起こっていないのだ。検査数を増やしてはならない」と力説する人がいっぱいいるが、1日万単位で検査しているニューヨーク州での致死率が1%と低いことを考えれば、おかしな説だと思わざるをえない。それよりも「何かの要因で日本は今のところたまたま大災厄から逃れられているだけではないか?」と疑ったほうがいいのではないだろうか。

もう一つの可能性「ウイルス変異説」

HLA型の違い(遺伝子的な要因)の他にも、地域によって広がっているウイルスの型が違うという説もある。
武漢で当初猛威をふるったウイルスはその後だんだん弱毒化していったが、ヨーロッパに広がったウイルスは変異を続けて、ある局面で強毒化したのではないか、というような説。
ウイルスが少しずつ変異していることは確かなようで、複数の研究がそう報告している。
ウイルスがほんの少し変異しただけで、感染しやすい人、感染すると重症化しやすい人が大きく変わるかもしれない。また、一度獲得した免疫があまり効かなくなり、再感染すると一気に重症化しやすい……というようなことも起こりえるかもしれない。
もしそうであるなら、中国で感染が収まったというが、今後は外から入ってきた変異後のウイルスで二度目の感染爆発ということだってありえるだろう。
もちろん、今まで「たまたま」「運よく」なんとなく危機をすり抜けてきた日本も、この先どうなるかまったく分からない。なにしろ未だに正体が摑みきれない、分からないことだらけの難敵なのだから、予測が立てられない。
一つ確実にいえるのは、COVID-19の感染そのものによる死者よりも、COVID-19の流行やパニック現象によって活動制限された社会で、疲弊して死ぬ人が増えるだろうということだ。
介護施設での集団感染の危険性がいわれているが、在宅の認知症高齢者が感染するとさらに悲惨だ。いや、感染しなくても、今まで保てていた生活が続けられず、死期が早まることは十分に考えられる。⇒これは韓国での例だが、日本でも同じことが起きるだろう。

1週間後、2週間後には、日本が、世界が、とんでもないことになっているかもしれない。
心の準備はしておかなければ……。


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気になる不顕性感染者の実数2020/03/14 21:23

これを書いている現在(2020/03/14 16.28)、世界でCOVID-19に感染して死んだ人は5429人だという。
中国湖北省を除くと、イタリアが1266人で断トツに多い。以下、イラン:514人、スペイン:133人、フランス:79人、韓国:72人、米国ワシントン州:37人……と続いている。
死者/確認感染者数を比べると、中国以外では、
  • イタリア:1266人/17660人 (0.072
  • イラン:514人/11364人 (0.045
  • スペイン:133人/5232人 (0.025)
  • フランス:79人/3667人 (0.022)
  • 韓国:72人/8086人 (0.009
  • 米国:47人/2174人 (0.022)
  • 日本:21人/725人 (0.029)
……で、イタリアとイランの死亡率の高さが目立つ。特にイタリアは致死率が高い。
武漢のように医療体制が崩壊したからだというが、それだけではないのでは? という気もする。遺伝子的に重篤化しやすい人が多いのではないだろうか。
韓国が一桁低いのも目を引くが、これは検査数を徹底的に増やしているからという理由の他に、検査している対象に例の新興宗教信者が多く、その大半が40歳未満の女性だから、ということのようだ。
日本は検査数が異常に少ないのでこの数字は鵜呑みにできない。検査されないまま、ただの肺炎とされて死んでいる高齢者が相当数いるはずだ。今のままだと早急に手当てすれば回復する可能性のある患者をどんどん重篤化させてしまうだろう。
さらには、クラスター感染と呼ばれているケース(スポーツジムや屋形船など)を追跡調査した結果を見ていると、日本では若年層を中心に不顕性感染者の数が諸外国より多いのではないかという気もする。もしかすると韓国よりも多いのではないだろうか。
上昌広医師は、日本と韓国で死者数が少ないのを「ウイルスの特性」に要因があるのではないかとツイートしているが、この「特性」というのはやはりHLA型との関係を示唆しているのだろうか。ただ、データがない現状でHLA型との関連に言及することで、ただでさえ多い雑音が増えるのを回避しようとして明言を避けているのだろう。

そこで改めて日本国内でのPCR検査結果(3月13日時点。クルーズ船、チャーター便帰国者除く)を見てみると、
  • 検査総数:11231
  • 陽性者:659
  • ↑そのうちの無症状者:68
となっている。
陽性者のうち1割以上が無症状というのが不気味だ。
ちなみにダイヤモンドプリンセス号だけのデータを見ると、
  • 検査数:3711人(内、日本国籍は1341人で36%)
  • 陽性者:697人(19%)
  • ↑内・無症状者:328人(47%)
で、なんとおよそ半数は「無症状者」なのだ。
この「無症状者」というのは、「(隔離)入院後に有症状となった者は無症状病原体保有者数から除いている」とのことなので、ウイルスが体内に入ってもまったく発病しなかった人という意味になる。
感染しても1割以上の人は自分が感染したことが分からないどころか、なんの症状も出ないから普段通りに行動しているわけだ。
微熱程度の軽い症状のままで動いている人を含めればもっとずっと多いだろうから、今の日本では、自分が感染していることを認識しないまま普段通りに行動している感染者が数多くいると考えられる。
メディアでは指摘するのが半ばタブー視されているようだが、普通に考えれば「感染しても無症状または症状が軽い若年層が、意識せずに高齢者層にウイルスを感染させ、高齢者が発病する」という図式ができあがりつつあるのではないか。
この可能性を提起することで無用な差別発言やパニックが広がるのか、それとも各人が今まで以上に注意を払って高齢者の感染リスクを下げる努力を冷静にかつ紳士的にしていけるのか……後者であることを祈りたい。

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新型コロナウイルスは「バイオ経済テロ」か?2020/02/03 20:12

「陰謀論」というレッテル貼り

世の中のニュースは、大きなものほど真相はよく分からないところがある。
情報はいくらでも作れるし、加工するのはもっと簡単だ。権威のある機関(例えば政府機関とか大新聞社とか○○学会とか)が出している情報だから信頼できるかというと、まったくそんなことはないことを、(公文書改竄、破棄問題などを持ち出すまでもなく)すでに多くの人は理解している。
となると、真偽の分からない様々な情報を集めた上で、最後は自分の知識、経験、そして感覚(勘)などを総動員して、何が真相に近いのかを「推理」するしかない。
真剣に取り組んでも、自分がその事象に対して何かできるわけではないので、一種のゲームだと思って推理する。想像力や合理的判断力を働かせずに「公式発表」を鵜呑みにすることが「常識人」としての分別や品性ではない。
例えば、アポロ11号は本当に月に行ったのか? あれはでっち上げ映像ではないかという話が流れて、映画や本にもなった。この手の話は「陰謀論」とか「トンデモ」などと呼ばれて、ハナから論ずることさえ馬鹿げていると唾棄される傾向がある。
アポロが月に行ったのか、という件に関しては、僕自身は9割方「行った」のだと思っている。ただ、残り1割は「もしかしたら壮大な嘘かもね」と想像してみる「自由」を持ち続けている。陰謀論を打ち消す証拠をさらに検証する作業なども楽しみたい。
一方、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺がオズワルドの単独犯行だったという「公式発表」については、9割方「それは違うだろう」と思っている。数々の物証が、オズワルド単独犯行説に無理があることを示している。
9.11で、ソロモンブラザーズビル(第7ビル)が崩壊したのは事前に綿密な計画のもとに爆薬が仕掛けられていたからだ、という説についても、9.9割方「それはそうだろう」と思う。あの映像を見て、ツインタワー倒壊の衝撃で崩れ落ちたなんていう説を信じろというのはまったく無理な話だ。同様に、9.11でペンタゴンに突っ込んだのは乗っ取られた旅客機ではなく、ミサイル状の飛翔体だったという説も、9割方「そうなんだろう」と思っている。
では、9.11計画を立案して実行したのは何者なのか? アルカイダとかビンラディンが単独でやったとは到底思えない。そこから、そもそもビンラディンは役者だったのではないか……と話が発展していく段階で、さらにいろんな陰謀論が出てくる。そこにちょっとした無理や飛躍が見られると、たちまち「アホか」と唾棄され、排除される。こうした論に「トンデモ」だとレッテル貼りをするために、大きな嘘を仕掛けた側がわざとアホな陰謀論者を野放しにしたり、アホ陰謀論者を創り出して露出させることもありえる。

新型コロナウイルスはバイオテロか?

さて、ここで今、世界中で騒いでいる新型コロナウイルスの話に移る。
このウイルスに関しては、当初から武漢のウイルス研究所から流出したという説があり、それはデマだから相手にするなみたいな話も出ている。
元国連紛争調停官の島田久仁彦氏(現・株式会社KS International Strategies代表取締役社長)は、今回のウイルスの起源について、大まかにだが
  • 1)中国人民解放軍の生物兵器研究開発施設で感染した人からの感染(事故によるヒトーヒト感染)
  • 2)中国以外の「何者か」によるバイオテロ(中国・武漢で人為的にばらまいた)
  • 3)公式?発表通り、野生動物由来のウイルスが突然変異して武漢の海鮮市場経由で広まった
……という3つの可能性を示唆している
マスメディアでは1)と2)の可能性については絶対に触れないようにしているようだが、個人的には1)2)3)の順番で可能性が高いのではないかと思っている。(時間が経つにつれ、1)より2)説のほうがありえるかな? とさえ思う)
2)の場合、主目的は中国を中心とした経済市場に打撃と混乱を与えるというものだったのではないか。言い換えれば新種の経済テロ。これは実際そうなっているわけで、ありえる話だと思う。

人への感染そのものが目的だとすれば、致死率の低いウイルスを使った実験的なもの、あるいは「本番」(?)に向けてのシミュレーションという意味合いが強いのではないか。この場合は経済戦争の道具という意味合い以上に怖ろしい。宗教的狂気をはらんでいるからだ。

バイオテロではなく、事故的なもの、あるいは自然発生的なものであったとしても、今、ウイルスが世界中にどのような速度、規模で広がっているかを必死にデータ収集、解析しているグループが必ずいる。このウイルスの感染率、感染速度で致死率を上げたものをばらまいたときに、世界はどのように変化していくかを予測する人たち。
死者の数(何人殺せるか)だけでなく、そのとき各国はどのように対応するか、人々はどのように動くか(動かされるか)、メディアをどのように使えばどのような効果が現れるか……。そうした実験場になっていることは間違いない。

で、そういう現実世界で、我々庶民はどのように対応すればいいか──これはもう、受動的な対応しかできない。ウイルスがなぜ出現したかについて真相を知ったところで何もできないわけで、現状を把握して、自分はそれに対してどう行動すればいいかを考えるしかない。
今回のことでいえば、新型コロナウイルスと呼ばれているものがどの程度の危険性を持っていて、自分の生活とどのように関係してくるかを極力正確に予測し、リスクを下げることしかできない。
この「リスク」には、感染するリスクだけでなく、過剰反応してストレスをためたり、他者を攻撃したりすることで社会が乱れるというリスクも含まれる。現時点ではそうしたリスクのほうが、自分が感染して死んだりするリスクよりはるかに高いことは間違いない。


ファンレス小型PCで快適仕事環境を2017/07/18 22:27

XPだからやられた……という話は聞かない


新しく助手さんの仕事机に収まったabaのファンレスデスクトップ。薄い、軽い、小さい、静か、が美点。片手でひょいと掴んで運べる



現役を退いたDELLのデスクトップ。OSはXPだったが、EタックスがXPだとはねられるというようなこと以外は、特に問題は感じていなかったようだ。助手さん、確定申告のときだけWindows7のノートパソコンを使っていた


先日、僕のメインマシンの内蔵Cドライブが壊れてえらい目に合った
そのとき、すぐにサブ機として同じabaのファンレスデスクトップで、性能の落ちるモデルをサブ機として発注したのだが、それが届く前にAmazonから新しい内蔵HDDとWindows7のインストールディスクが届いたので、サブ機が届いたときにはもう今までのモデルが完全復活していた。
届いたサブ機はCeleron G1840 2.8GHzのCPUに外部メモリが4GBという代物で、メインマシンのCore i7-4790s 3.2GHz 16GBに比べればぐっとスペックは落ちるのだが、Celeron G1840というCPUはかなり「お買い得」なCPUらしい。初期のCore i3なんかよりはいいんじゃないか、ということもWEB上で読んだ。
実際、cpubenchmark.netなんかでデータを比較してみても、そのようである。↓

Celeron G1840は初期のCore i3よりベンチマークの点数も高い



それなら試してみるか……と購入に踏み切ったのだった。

Windows7がインストールされているマシンだが、これを最初から設定するのは気が遠くなるので(すでにそれをやったばかりだから分かる)、もう1台、SATAの1TB HDDを買って、メインマシンの環境設定が大体済んだところで、Windows Backupで作ったCドライブのクローンをそのHDDにそっくりコピーして取り付けた。元々入っていたCドライブHDDは外さずともなんとか隙間があったので、ケーブルを差し替えるだけですんだ。形の上では増設だが、元のHDDはつないでないので、ケースの中にしまってあるだけ。万万が一、ゼロからやり直したいときは、Windows7が入った状態から始められるけど、まあ、そういうことにはならないだろうな、もう。
Windows10にアップグレードする気になったときには使えるか……。

あとは、メインマシンから外してあった4GBメモリ×2が余っていたので、それを1枚足して8GBにした。
今度のサブ機は、同じabaのデスクトップだが、DVDドライブ付きのモデルにしたので、ケースが若干違う。よく見ると穴だらけで放熱効率がよくなるようにできている。代わりに猫の毛とかいっぱい入り込みそうだが……。

新品が届いてすぐに封印シールを剥がし、メモリ増設やHDDの追加をしたわけだが、ケースはビス3本で簡単に外れるので楽。

助手さんは僕が使わない桐Ver.8とかFireworks MX 2004とかが必須ソフトだというので、それをインストール。Fireworksはだいぶ前にマクロメディアがアドビに身売りして、現在では認証用サーバーが消えているため、共用シリアルナンバーを入力して認証しないといけない。どうもこういうのが多いのよね。
Illustratorもうちにあるのは8だが、これはディスクからインストールもできないため、裏技的にHDDからコピーすることになる。

そんなこんなで、最後はネットワークでの共有がうまくいかずに手こずったが、なんとかクリアして助手さんに渡した。
助手さんは動画編集なんかはしないので、これで十分サクサク動く。

ファンレス小型パソコンの勧め

ちなみに、Power Director15を買ってiMovieも使わなくなり、完全にLogicを動かすためだけの音楽専用マシンになったMac Miniは、Core i7 2.6GHzで16GBメモリを積んでいるから、メインマシンとほぼ同じスペック(CPUのクロック数がちょっと低いだけ)。
購入したときは、ちっちゃな筐体で音もしないことに驚いた。それなのに起動は速くサクサク動く。たまに落ちても、何もしなくても勝手に復帰してくれる。OSの安定度もWindowsより上という印象だった。
それ以後、でかいデスクトップマシンはもう過去の遺物だなと思うようになった。
abaのファンレスデスクトップの静かさにも感動したが、今回、内蔵HDDが壊れて、2.5型HDDはやはり3.5型に比べると信頼度が低いなあと痛感した。
2.5型のUSB外付けHDDは何台も壊れている。3.5型も壊れるが、やはり2.5型のほうが寿命が短い印象がある。
これからはSSDがあたりまえになるだろう。
SSDは前触れもなくいきなり壊れるので怖いという人もいるが、少しずつ壊れていくHDDのほうが、原因がつきとめられないで無駄な時間を取られたりして悲惨かもしれない。それに、SSDが壊れるときは寿命の時間に大体従っているので、Cドライブのバックアップを取っておけば「あ、壊れたか。じゃあ、交換」で済む。
これをスムーズにやるためには、Cドライブにはプログラム本体しか入れず、データは必ず外付けのドライブ(これはHDDでいい)に二重に取っておくことだ。

以上のことを踏まえて、お勧めのファンレスマシンと改造をまとめてみると……。





abaの静音設計デスクトップは静かで軽く小さく、本当に使いやすい。CPUはCeleron G1840で我慢して、メモリは8GB以上積む。メモリスロットは2つあるので、4GBのモデルを買って4GB足して8GBにするのもいいし、4GBを抜いて8GB×2で16GBにしてもいい。
内蔵の1TB HDDは使わず、SSDを購入して付け替える。
入れ替えソフトもいろいろあるが、Windows7付属のWindows Backupでも簡単にできる。
abaのマシンにはWindowsのインストールディスクはついていないので、ついでに空のDVDディスクにWindows修復ディスクを作成しておく。
8GBでいいなら、53800円+11135円(2017/07/18現在 Amazon調べ)で約6万5000円。DVDドライブはUSBで外付けすればいい。DVDドライブ内蔵がよければ、

↑このタイプを買って、自分で4GBメモリを足して8GBにする。
16GBにしたければ、8GBモデルを買うと4GBメモリ×2でくるので無駄になるから、最初から4GBモデルを買ったほうがいい。

Pentium N4200のECS LIVAZも魅力的



こちらは外見がMac Miniに似ているECS LIVAZというモデル
Pentium N4200というCPUを積んでいて、OSなしモデルは25981円(2017/07/18現在 Amazon調べ

Pentiumなんて、大昔のCPUじゃないの? と思ってしまうが、実はPentiumもCeleronもブランドとしては今も残っていて、新製品を出し続けている。


↑これは僕のメインマシンのCPU Core i7-4790S、今回購入したサブマシン~助手さんマシンになったCeleron G1840、そしてこのLIVAZの最新型に搭載されているPentium N4200の性能比較表(cpubenchmark.netより)だが、G1840の3分の2の速度が出ているので、そんなに悪くはない。実際にこのマシンで4K動画を再生してもこま落ちすることなくスムーズに再生できたという報告もある。
値段がCore i7より一桁安いことを考えたら、ものすごくお買い得なCPUだ。実際、今回購入したモデルは、普通の作業をしている限り、メインマシンのCore i7マシンとの差はほとんど感じられない。
であれば、これを買って、OS用にSSDを足して(M.2 2242スロットが1つついている)、メモリを一気に16GBにして使えば快適だろう。
費用は、本体が約2万6000円、メモリ8GB×2で約1万2000円、M.2 2242スロット用SSDが約1万円。合計4万8000円。
5万円以下で16GBメモリのSSDドライブ静音ミニモデルが手に入る。
性能的にはたいていのノートパソコン並みかそれ以上だし、USB 3.0コネクタ×3、2×ギガビットLANポート、Wi-Fi 802.11ac、1×HDMI、1×mDPと、拡張性はノートよりずっといい。動画編集などの重い作業をしないなら、これで十分だろう。
これに外付けHDDをつけて、データやメールソフト、FTPソフト、テキストエディタなどの常用プログラムは全部外付けに入れておけばいい。


8GB×2のメモリ。約1万2000円。普通の作業なら8GBで足りるはずだが、余裕を持ちたければ16GBまで積んでおくといい



128GBのSSD。約1万円。OSだけでアプリもそれほど入れないならこれでも十分いける



256GBほしければこのへんでどうか。1万3300円 これならプログラムファイルをそこそこ入れておいても大丈夫


ちなみに、最初からメモリを16GB積んで128GBのSSDも積んで、Windows10がインストールされているモデルも5万2800円だから、これを買ってしまうのが正解か↓。



高価なマシンを重くさせるという商法?

嫌な話だが、セキュリティソフトがマシンを異常に重くさせ、HDDの寿命も縮めているということはある。
無料のセキュリティソフトにオマケで付いてくる「あなたのマシンを診断してサクサク動くようにします」的なソフトをインストールした途端、トラブル続出でCPUには負荷がかかりっぱなし、裏で何をやっているか分からず、もしかしてデータが勝手にネット上に出て行っているんじゃないか? みたいなことはよくある。
ウイルスが入り込む手口でいちばん多いのはメール添付ファイル。ZIPだけでなく、ワードやエクセルのファイルもマクロ機能を使ってウイルスを仕込んだり、詐欺サイトに接続させたりできるから、最近ではワード、エクセルファイルでの詐欺メール、ウイルスメールがものすごい数やってくる。
フィルタを厳しくすると、重要なメールも受信拒否になったりして、「メールが届かない」と騒ぐ羽目になる。

手口をよく理解した上で、余計なものを入れないで極力軽くしておくことが、コンピュータの寿命を延ばすことにもつながる。それも重要な「セキュリティ対策」なんじゃないだろうか。知らないうちにどんどん重くされているマシンは、重いというだけでイライラさせられ、操作ミスを引き起こし、ウイルスにつけ込まれやすい。

あとは、HDDやSSDは必ず壊れるものだと思って、必ずクローンを作っておくこと。
CPUやメモリが壊れることは滅多にないので、一度、まともに動く静かな作業環境を作ったら、マシン本体は案外長く使える。

Windows7マシンの環境設定備忘録

■Windows7 のデザインをクラシック風に変更
http://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/windows_os/
http://windows-7-kousokuka.jp/1-5/
(動画で説明)

■表示フォントを変更・大きく
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/960737/ja
http://freesoft.tvbok.com/tips/win7rc64/desktop_customize1.html


■拡張メニューインストール
http://homepage1.nifty.com/mt_wide/

■フォルダ内表示を「一覧」デフォルトに
フォルダを開いた状態で、希望の表示にし、ツール(T)→フォルダーオプション(O)→表示にて
「フォルダーに適応(L)」をクリック

■CAPS/Ctrl入れ替え
http://www.softantenna.com/wp/windows/ctrl2cap/
http://citrras.com/archives/570

■IME起動キー変更
http://jugemchosuke.blogspot.jp/2011/07/ime-windows-7.html
http://iwakuni.main.jp/information-2/20120924MSIME-key.html

■フォーカスせずにホイールスクロール
http://all-freesoft.net/hard3/mouse/wizmouse/wizmouse.html
http://all-freesoft.net/hard3/mouse/alwaysmousewheel/alwaysmousewheel.html

■プレースバーのカスタマイズ・他 (Comfortable PC)
http://pc-zero.jp/software/comfortablepc_dl.html

■電源切る前に指定のフォルダをバックアップ
Before Poweroff
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/beforeoff/
BackupF2F
http://www1.plala.or.jp/stein/labo/

■Illustrator8 をインストール(インストールディスクが使えない)
http://freesoft.tvbok.com/tips/win7rc64/x64_illustrator8.html


■旧マクロメディアソフトの認証
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/macromedia-legacy-activation-error.html


   



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