忠犬ポチから犬のウンコに格下げ2023/04/15 21:18


ウンコとして参加する日本……嗚呼……
上の画像は最近ネット上で見つけたものだが、アメリカの元外交官Michael Springmannが、2018年にTwitterで公開した「UNCLE SAM AND FRIENDS」という風刺画が元になっている↓





このイラスト(元の)が描かれたのはロシアが「特別軍事作戦」を開始するずっと前だが、すでにアメリカが仕組んだマイダンクーデターから4年経ち、ウクライナ東部ではウクライナ政府軍、特にネオナチ・アゾフによる自国民への無差別爆撃や虐殺が続いていた。
元外交官だった作者は、そんなウクライナをアメリカの飼い犬以下のウンコとして描いたわけだが、これには描かれていなかった日本が、今や新たなウンコとして加えられた画像がWEB上に出てきたわけだ。(元画像に新たなウンコを追加したのが誰なのかは知らない。もちろん爺ではない)

元の絵ではイスラエルとサウジアラビアがアメリカと直接手をつないで先頭を歩いているが、これは2018年のこと。
今やサウジはアメリカとの決別を進めてBRICS+側に接近しているし、イスラエルでさえ、このままでは自滅してしまうと、アメリカとの距離を置こうとしている。
フランスだけがリードがついていなくてヘラヘラしているのが絶妙だが、あのロスチャイルド代理人として知られるマクロンが中国を訪問して習近平とお散歩会談をしながら「ウクライナにはこれ以上手を貸しませんし、ましてや台湾問題に口出しすることはありえません」と習に約束したことで、アメリカは激怒している。

↑画像はNewYorkTimesより

どんどん孤立を深めていくアメリカに対して、ウクライナと日本は、絶対服従の飼い犬でさえなく、ウンコだというわけだ。
犬たちでさえギリギリで命の危険を察知することはできるかもしれないけれど、ウンコでは思考能力がない……。

下は現在「国際社会」と呼ばれているものを表したイラスト。

↑韓国もフィリピンもすでに消えているが、日本はウンコなので最後まで残りそう……

もはやアジアでいわゆる「国際社会」に入っているのは日本だけで、韓国もフィリピンもここにはない。

最近いちばん印象に残ったのが「アメリカとは誰か?」と題したまとめ記事

分かっている人たちには説明不要な「戦争の仕掛け人」たち


そう。ほんとにそうなんだよね。「アメリカ」って何者? そして「日本」って……?

一人一人の市民は「いい人」「創造的な魅力に富む人」が多いし、実際、そのような素敵な人生を送ってきた。
しかし、この世界の実相を見誤ってきた。
それを利用して、どんどんひどい世界に作りかえていった連中がいる。

YouTubeにまだこの動画が削除されずに残っているのが不思議。年齢制限をかけているとなっているけれど、YouTubeにアクセスすればちゃんと見られる。



YouTubeで見る⇒こちら



すでに原爆より多くの市民が殺されてしまった


第三次世界大戦はすでに始まっている。
この戦争では、生物化学兵器による死者のほうが従来の武力型兵器による死者よりはるかに多い。
日本は今では世界でも最悪の被害国になってしまっている。


川田龍平議員「~2022年にスウェーデンからコロナワクチン由来のmRNA遺伝情報がDNAに逆転写する可能性が報告されています。そして今月には新たな重要な情報が発表されました。ファイザー社、モデルナ社のワクチンサンプルを検査したところ、欧州医薬品庁(EMA)の基準値を数桁上回るプラスミド(※染色体DNAから物理的に分離している、独立して複製することができる細胞内の小さな染色体外DNA分子)の混入があったことが報告されました。(略)もしこの情報が事実であるならば、スパイクタンパクの産生を担うプラスミドがヒトの遺伝子に組み込まれ、持続的にスパイクタンパクを生成することが示唆されます。そうなるとスパイクタンパク由来の様々な疾患を引き起こす可能性があるばかりか、輸血なども慎重にならざるを得ません。重大なことなので、ぜひ国として責任を持って、ワクチンの成分検査をしていただきたい。同時にワクチン接種者の血液中のスパイクタンパクの量を検査すべきと思います。(略)見解をうかがいます」

八神敦雄 医薬・生活衛生局長「~~~~論文については承知をしております。~~~~試験管内に於いて通常使用量とは異なる高濃度のワクチンを使用していることなどから、当該事象が人体内で必ずしも生じるわけではないということに留意をすべきであり、当該論文のみをもってワクチンの安全性を論ずることはできないというふうに考えて、え~、ございます~~~」

川田「ワクチンについての成分検査はしないということでしょうか?」

八神 (この後、40秒近く隣の職員?らと何やらヒソヒソと相談しているが、議場は沈黙したまま。議長がたまらず「時間がかかりますか?」と声をかけるも応答なく、議長が「八神局長!」と再び催促する。ようやく手を上げた後)
「失礼いたしました。え~、あらかじめ設定に基づいたものが、あの、出荷をされて使われていると、こういうことだと理解をしております」

川田「検査をしてほしいということを言ってるんですけども、検査するかしないかで(お答えください)」



この問題については、荒川央博士はじめ、世界中の医学者、遺伝子やワクチンの専門家たちが問題点を指摘している
転写と翻訳のエラー率を考えると、RNAワクチンから多様な異常スパイクタンパクが作られる可能性が否定できません。こうした異常スパイクタンパクの中には自己免疫疾患やプリオン病の原因となるものも含まれるかもしれません。

この実験はそうしたエラーを検定する事が当初の目的だったのですが、ディープシークエンシングの過程で想定していなかったものが出てきましたワクチンRNA合成の元となったプラスミドDNAの混入です。プラスミドは、染色体とは独立して複製することができる染色体外DNA分子です。人工的に作られたプラスミドは遺伝子クローニングに利用できるため、生命科学や遺伝子工学の分野では広く応用されています。
(略)

「トランスジェニック」とは外来遺伝子の導入を意味する専門用語です。例えば、外来遺伝子をゲノムに組み込んだマウスはトランスジェニックマウスと呼ばれます。もしコロナワクチンにDNAが含まれるならば、ワクチンを接種しているだけのはずがDNAを人体にトランスフェクションしてしまった事になります。つまり、このDNAが人間のゲノムに組み込まれた場合、まさにトランスジェニック人間になるのです。
RNAコロナワクチンにDNAが混入している? 荒川央博士のブログより

専門用語が出てきて伝わりにくいところがあるが、簡単にいえば、
  • ファイザーやモデルナのmRNAワクチンにはDNAそのものが混入しているようだ
  • 人工的に作られたプラスミドDNAが混入していることにより、それを打たれた人間が「遺伝子組み換え」されてしまう可能性がある

……ということなのだ。

↑上の動画の6分以降のやりとりだけでも見てほしい。こういう代物を「検査はしない」「製薬会社の言っていることを100%信じている」といい、未だに打て打てとテレビCMまで流している国は日本くらいのものなのだ。

2021年以降の異常な超過死亡、突然死、今までなかったようないわゆるターボ癌だの、心筋炎だの、脳梗塞だの、認知症だの、その他ありとあらゆる疾患の急増という現象は、これ(ヽヽ)以外に理由が考えられないわけで、今まで注射しまくっていた医師たちでさえ、さすがにもう気づいている。
今なお本当になんの疑いも持っていない、気づいてもいないとしたら、医師として無能の極致だ。


マスクに関しても未だにこういうアホなことを続けている。コンビで演じているときはノーマスク。他のグループと一緒にいるときは全員マスク着用という謎ルール


忠実な飼い犬でも、ギリギリ生命危機を感じ取る能力が残っていても、ウンコには思考能力はない。
……悲しいを通り越して、シュールというか、一種異次元な世界に生きているのだなあ。
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WEBブラウザを使い分ける2023/04/22 11:31

ブラウザによってこんなに違う

最近、いくつかのWEBブラウザを試している。
Chromeを使っていた時期が長かったのだが、グ社のポリシーがどうにも信用ならない。Windowsに最初からついてくるEdgeも余計なお世話機能が多く、情報もMicrosoftにダダ漏れしている感じで使いたくない。
それで、FirefoxベースのFloopというのに変更して、よさそうなのでしばらく使っていた。

Amazonで買い物カゴに進めない

しかし、Floopは表示フォントが(設定で大きく指定していても)サイトによっては小さすぎたり、文字が重なってしまったりすることがある。
もっと困るのは、Amazonで買い物したときに、買い物カゴに商品が入らない。どうもアフィリティ付きURLでAmazonに入っていると、悪意のあるリンクだと判断して遮断してしまうようだ。
普通のFirefoxやBraveでやっても同じだった。
ささやかながらタヌパックの収入が拒否されるわけで、これは困る。

↑Firefox系ブラウザやBraveでアフィリエイトリンクからAmazonに入ると、買い物ができない

ChromeやEdgeだとちゃんと買い物カゴに入るし、そのまま決済までいける。

ただし、Braveでは、「設定」⇒「プライバシーとセキュリティ」⇒「Cookieと他のサイトデータ」で「サードパーティのCookieをブロックする」がデフォルトで有効になっているが、その下の「常に Cookie を使用できるサイト」に「https://www.amazon.co.jp/」を追加することでアフィリティリンクから入っても買い物カゴに進めるようになった。

↑ここにhttps://amazon.co.jpを追加すると、ようやくリンクから入っても買い物できるようになった

画像が表示されない

Firefox系ブラウザだと、画像読み込みを拒否して無地になってしまうサイトが出てくる。

The Sun Snores Press を表示させたとき
↑Floop  ↓Chrome



Corobuzzを表示させたとき
↑Floop  ↓Chrome

↑このようにFirefox系では外部からの画像読み込みがされない。
Brave、Chrome、Edgeではちゃんと表示される。

Facebook動画の埋め込みが表示されない

Facebook動画に関する動作も違う。
前回の日記でも、Facebookに投稿した動画を貼り込んでいる部分があるが、FloopやFirefoxにDuckDuckGoを入れていると表示させない。

↑Floop+DuckDuckGo 「Unblock Video」をクリックしても表示されない



↑Firefoxでも同じ。さらに不思議なのは、再読込させると、ページの下のほうに貼り込んであるこれが表示される



↑Chromeでは普通に表示される



↑Braveでは「Unblock Video」をクリックすれば表示される



↑ちなみにこの部分のページソースはこうなっている


セキュリティ強化はいいのだが、DuckDuckGoの動作はいろいろ困ったことも引き起こす。
Firefox系では、DuckDuckGoをOFFにしても、今度は何も表示されなくなる↓。

↑nikko.usでは作動しないように設定すると、
↓今度は何も表示されなくなる



↑この動画、あなたのブラウザでは再生できますか?

ChromeとEdgeは普通に再生できる。
Braveでは「Unblock Video」をクリックすると再生できる。

……といろいろ試してみたが、いちばんよさそうなのはCookieの設定をカスタマイズしたBraveかな。
ただ、Braveはサイトによってはログイン画面での動作がおかしくなることがある。保存してあるIDとパスワードが消えてしまい、表示されたそれをクリックしようとするとパッと消える……とか、そういう動作。マウスではなく、カーソルキーで移動させて確定させるとOKだったり、コツがいる。

……とまあ、どのブラウザも100点満点というわけにはいかない。しかしまあ、結論としては、普段使いはBraveで、Braveでログインがしづらいサイトに関しては他のブラウザを使うか、我慢して面倒な操作を指に覚えさせるか……かな。


★↓下のリンクをクリックしてAmazonに入った後、買い物をしようとしてエラーになる場合は、Firefox系のブラウザがブロックしているから。ChromeやEdgeだと問題ない。Braveは、「設定」でAmazonをサードパーティのCookieを許可する例外に指定することでようやく買い物できるようになる。
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遺伝子製剤が作る「遺伝子組み換え人間」というシナリオ2023/04/25 22:19

新型コロナワクチンなるものが本来の手続きを経ずに緊急承認され、世界中で接種が始まろうとしていた当初から、これは危険なものだから打つな! と声を上げた医師や研究者は何人もいた。

「メディアが恐怖を異常に煽っている。一年以内のワクチン開発などありえない。新型コロナウイルスは人工的に作られたのではないかと思われるフシがいっぱいある」(ノーベル賞・大村智博士)

「日々繰り返される報道の偏りと嘘。未だに陽性者数を報道する時に検査件数は報道しない。
『陽性』と『感染』と『発症』は違うと医学部で教わったが、指摘する人はいない。あまりに質の悪い報道が多い。
本来ワクチンは治験含めて開発に10年以上かかるのに、たった半年でできたと言っている。何年も前から準備していたか、安全性が確認できていないものを垂れ流すかどちらかしかないだろう。安全性が確立されていないものを患者さんに打つわけにはいかない。私自身も打たないと決めている」(正木稔子医師)

「人類がかつて接種されたことのないDNA・RNAワクチンだけに、免疫系の暴走や遺伝子異常など何が起きるか分かりません
打つな! 新コロナワクチン」(ウィスコンシン医科大学名誉教授 高橋徳医師)

「風邪のワクチンは変異するから作れないとわかっている。詐欺にしか見えない。副反応以前の問題」(萬田緑平医師)

「私たちが一番恐れているのは、ワクチンを打った人が逆にコロナに対して脆弱になることです。僕の考えていることが外れて、杞憂で終わって欲しいと思います」(京都大学ウイルス・再生医科学研究所附属感染症モデル研究センター 宮沢孝幸博士)

「一部のテレビ・ラジオなどでは、ワクチン推進派の人々が、まるで戦場で兵士に攻撃命令を下しているかのように、打て打てと連呼してワクチン接種へと大衆を導こうとしています。そして、少数意見のワクチン接種慎重派の意見は押しつぶされようとしています。これは、危険な現象です。(略)
我々日本人は、第二次世界大戦に突入した頃、国民を戦争へと煽り立て、虚偽の戦果を報道し続け、その結果310万人もの国民を死に追いやったことを忘れてはいけません。その報道の罪と罰を二度と繰り返してはならないのです」 (「コロナワクチン打ちますか? 医者の私が接種しない理由」より 志賀貢博士)

こうした声は大手メディアからは一切黙殺され、SNSなどでも検閲機能で削除されたりアカウント停止などで消され続けた。
しかし、今では世界中で、少なくとも「あれはヤバいものだった」という認識は広がっている。
国や自治体が出している公的データを見ても超過死亡とワクチン接種時期との相関関係は明らかだし、医師、葬儀社、救急隊員らの実体験も生々しく伝わってくる。周囲の人たち、あるいは接種者自身の実感としても、もはやワクチン性善説を信じるのは困難だろう。


「逆転写」とはどういうことなのか?

当初から懸念されていたことの一つは、

注射によって体内に入れられたmRNAが、接種者の細胞内でウイルスの遺伝子を新たに作り出させる
⇒自分の細胞の表面にスパイクタンパクというウイルスの一部分を保有することになる
⇒そうなると、作られる抗体はウイルスだけでなく、元々の細胞も攻撃することになる

……という、専門家なら当然予見できる危険性だった。
実際、この機序によって、今まで遺伝子ワクチンの動物実験はことごとく失敗してきた。そんな危険なものを、ろくに実証実験もしないまま全世界の人間に打つとはどういうことなのか? と。

ファイザーの内部文書によると筋肉注射された脂質ナノ粒子は全身に運ばれ、最も蓄積する部位は肝臓、脾臓、卵巣、副腎です。卵巣は妊娠に、脾臓、副腎は免疫に重要です。他にも血管内壁、神経、肺、心臓、脳などにも運ばれるかもしれません。
そうした場合、免疫が攻撃するのは卵巣、脾臓、副腎、血管、神経、肺、心臓、脳です。
それはつまり自己免疫病と同じです。
コロナワクチンが危険な理由  荒川央博士のnoteより)

厚労省のサイトには↓このような解説が掲示されている。


しかし、荒川博士はこれは間違いだと指摘している。
この短い文章の中にも既にいくつもの誤りが見られます。ワクチンで作られるmRNAは、シュードウリジンのためにRNA分解経路に対して耐性であり、実際に胚中心内で少なくとも2ヶ月もの間残っている事が確認されています。逆転写の仕組みはmRNAをDNAに変換できますし、ヒトのゲノム内にもレトロポゾン由来の逆転写酵素が存在します。
RNAコロナワクチンにDNAが混入している?  荒川央博士のnoteより)

専門用語が出てきて分かりづらいかもしれないが、要するに

「ワクチン」接種者の体内で数か月以上、スパイクタンパクが血中を循環していることはすでに確認されている。
スパイクタンパクは分解されずに生産され続けているのではないか。
DNAへの逆転写が起きているからではないか。

……という疑義が生じているというわけだ。

スパイクタンパクそのものが人体にとって毒物であるということも分かってきた。そういう毒物を自分の細胞が生産し続けてしまうという恐怖。
よく言われる「逆転写」問題というのはそういう意味を持っている。

世界トップの専門家が偶然見つけた衝撃の混入物

ところがここにきて、逆転写どころか、DNAそのものが最初から注射液に含まれていたという衝撃的な報告が上がってきた。

DNA解析の分野では世界のトップと評価されているMedicinal Genomics社の創設者でもあるKevin Mckernan博士が、RNAコロナワクチンの遺伝子品質をチェックするため、ファイザー社の二価コロナワクチンを詳細に調べたところ、ワクチンの中にプラスミドDNAが混入していることを発見したという。
これが事実なら、RNAからDNAへの逆転写云々以前に、最初からDNAが入っている注射液を体内に入れられてしまった人がいるということになる。
もしコロナワクチンにDNAが含まれるならば、ワクチンを接種しているだけのはずが、DNAを人体にトランスフェクション(DNAやRNAを動物の細胞内に導入)してしまった事になります。つまり、このDNAが人間のゲノムに組み込まれた場合、まさにトランスジェニック(遺伝子導入)人間になるのです。
RNAコロナワクチンにDNAが混入している?  荒川央博士のnote より)

トランスフェクション: トランスフェクション(transfection)とは核酸を動物細胞内へ導入する過程を指す。通常、動物細胞はウイルスによる導入以外は核酸の細胞内導入は滅多に起こらないが、人為的にある程度自由に核酸を導入する事が可能になってきている。(Wikiより

トランスジェニックアニマル:遺伝子導入技術を応用して、ある特定の遺伝子を受精卵などの細胞に注入(「顕微注入」または「マイクロインジェクション」という)し、注入された遺伝子情報がその生物の遺伝情報に取り込まれた個体を遺伝子導入動物(トランスジェニック動物)という。害虫抵抗性遺伝子を導入したトランスジェニック植物や、病気治療に有効なタンパク質を乳汁中に生産するトランスジェニック羊などがつくられている。ある遺伝子の働きを調べるための研究にも応用されており、ある遺伝子を導入して過剰に働かせると、どのような症状が出るかが研究されている。また、ヒトの遺伝子を導入したマウスを作成し、ヒトに効果のある薬の検証などを行うモデル動物として利用されることもある。
東邦大学 生物分子科学科 高校生のための科学用語集 より)

つまり、「ワクチン」と称する緊急承認された正体不明の注射を打つことで、「遺伝子組み換え人間」にされてしまう可能性も出てきたというのだ。

荒川:「もう、「なんか間違って残ってました。すいません」で済まへんやないですか」
村上:「そうそう、えぇ」
荒川:「ということは、誰がDNAをゲノムに組み込んだとか、実際に確認しようがないですからね。 例えば血球系の細胞やったら血液検査で調べることも不可能ではないけど、どっかの臓器に取り込まれたら、ずっとスパイクタンパクゲノム入ってる人とそうでない人っていうのは、本当のところ見分けられないですからね」
村上:「前、メッセンジャー(RNA)からですね、どういうふうなその仕組みでDNAが合成されるかみたいな議論がなされましたよね。 人にも逆転写の反応をやるような酵素がありますので、そういう反応がないわけではないということだったんですけども、話のレベルが違うんですよね、全然ね。 逆転写反応が必要で、そのようなエンザイムもまれにしか発現しないということなんですが、必要ないわけですよ、それが、今回は」
荒川:元からDNAがあったら、逆転写、もう必要ないですからね」
村上:「そう、そうなんですよ」
(略)
村上:「冗談のような話なんですけどね、人にスパイクの遺伝子を入れてしまったらば、その人は普通に表を歩いていいのかって話なんです。 法令上は人間にある有害な遺伝子ですよね。 スパイクっていうような有害な遺伝子を導入してしまった時には、その人を隔離しないといけないやつなんですよ」
荒川:「実際、バイオセーフティレベル2か3かも知れへんです」
村上:「そうなんですよ。 ていうことなんでね、これは非常にまず大きな問題ですので、あらゆるロットを調べるようなことを多分メーカーサイドとしてはやるべきだと思うんです」
【全編文字起こし】2023.4.15 緊急対談!村上康文先生と荒川央先生が語る【コロナワクチンDNA混入疑惑】 より)

荒川(ひろし):京都大学理学部卒業。京都大学理学博士 (分子生物学、免疫学)、バーゼル免疫学研究所 (バーゼル)、ハインリッヒ・ペッテ研究所 (ハンブルク)、ヘルムホルツ研究所 (ミュンヘン)、マックスプランク研究所 (ミュンヘン) を経て、現在は分子腫瘍学研究所 (ミラノ)所属

村上康文:東京大学 薬学部 薬学科生理化学教室卒業。東京大学薬学博士。東京理科大学名誉教授。専門は免疫医学、抗体研究。新型コロナウイルスの中和抗体の大量生産に世界で初めて成功した。

「ターボ癌の素」も人為的に入れられていた?

これだけでも「DNAが混入していた」ことがどれだけ大変なことか、少しは伝わると思うのだが、さらに驚愕させられたのは、どう考えても人為的としか思えない「別の悪意の混入」が見つかったことだ。

シミアンウイルス40(SV40)という、癌細胞を促進させるウイルスが、パワーアップされた形で入っていたというのだ。
SV40とがん

通常、SV40は、細胞に入り、新たなウイルスを作り、細胞を殺してウイルスを解放する、という生活環で過ごしている。ところが、非許容モード(本来の生活環では想定していない宿主へも感染するモード)では他の動物にも感染することができる。その時、ウイルスは細胞に入ることはできるが新たなウイルスを作ることができない。しかしT抗原は作られ、それと同時に細胞をがん細胞へと変えてしまう
T抗原は p53 と Rb(Retinoblastoma protein、網膜芽細胞腫タンパク質)に結合する。この2つは成長の制御に重要なタンパク質である。これらの通常の機能を阻害することによって、感染細胞は制御を受けることなく増殖できるようになり、がんの増殖を引き起こしてしまうのである。この珍しい現象の研究が、がんの生物学に関する初期の発見の多くにつながった。
PDBj入門 シミアンウイルス40 より)

「ターボ癌」なる言葉が生まれるほど、今までの常識では考えられないような急速に悪化する癌が世界中で報告されているが、その説明もつく。

荒川:「SV40プロモーター、この問題あるやつが、パワーアップしたやつも入ってた。 1個は普通型で、1個はパワーアップ型で。よりその転写も上がるし、核への……上がるような。 要らんものを何でパワーアップするか」
村上:「えっと、要らない配列は入っているのみならず、その有害そうな配列をもう一段強力にしたですね、プロモーター配列がまた入ってるっていうのは、恐らく何らかのですね、意図というか……疑いますよね、これ」
荒川:「疑いますね。 できるだけ安全に作らなあかんわけですよ。 健康な世界中の人に打つもんやからね、元のデザインも実験方法も、安全に念には念をおさなあかんのに、わざわざ不要なはずの配列を有害性を増して作ってて、しかもそれがワクチンにそのまま混入してた。 もうどういうことですかね、ほんと」
【全編文字起こし】2023.4.15 緊急対談!村上康文先生と荒川央先生が語る【コロナワクチンDNA混入疑惑】 より)


データの捏造は困難

こうした話が出てくるたびに「エビデンスは?」「査読論文でもないブログ記事を取り上げて騒ぎ立てるな」といった反論が出てくるが、少なくとも我々素人が軽々しく言えないほどの「すごい人たち」が本気で取り組んでいる、命がけで表明しているということは分かる。
まず、このKevin Mckernan博士という人物が、ゲノム配列分析という分野におけるディープシークエンシングという手法において世界のトップであるということ。
そして、この解析におけるデータを捏造することは極めて困難だということ。
ディープシークエンシングでは大量のリードのデータを扱う事になります。ファイザーワクチンのバイアル1のデータは3856万1557個のリードです。塩基数では46億2274万1152塩基になります。例えば、厚生労働省が行ったデータの捏造の手口は単純なグラフの数字の操作でした。また、一般論として論文の画像ファイルの加工によるデータ捏造などが話題になる事がありますが、これらに対し、データの巨大さと複雑さからディープシークエンシングのデータを捏造する事は困難です。
混入ベクターDNA配列の見つけ方について: McKernan博士の生データ再解析 荒川央博士のnoteより)

そもそも、マッカーナン博士のような立場の人が「ワクチンに異様な混入物があった」と発表することでどんな得があるというのか。損得どころか、命を狙われかねない。

荒川博士は実際にケビン・マッカーナン博士が発表した生データを自分でも再解析してみたという。







新田剛博士(東京大学准教授・免疫学)からは、
荒川先生は、ご自身でKevin博士の実験データを追試しておられますでしょうか? あるいは、他の研究者からの追試実験の情報をお持ちでしょうか?
もしKevin博士が発信していることだけを根拠にされているようでしたら、この話の信頼性が揺らぎ、足を掬われることになりかねないと危惧しております。
というコメントが寄せられた。
そうした質問に対しても、荒川博士はものすごく詳細で真面目な回答をしている

このへんの話になると、医学者でも相当な専門知識と経験を持っていないとついていけないと思う。
しかし、我々ずぶの素人でも、荒川博士らの訴えがどれだけ大変な意味を持っているかということを感じ取ることはできるはずだ。

私を含めて大勢の人が実際に懸念しているのはコロナワクチンDNAの一部、あるいは大部分をゲノムに取り込んだ「トランスジェニック人間」になってしまった人がいるのではないのか?という疑問です。これが想定される遺伝子ワクチンの最大の副作用の1つです。遺伝子ワクチン推進派の人々はこの懸念について真剣に検討する義務があるでしょう。遺伝子ワクチンの研究者達にとって、新しい遺伝子ワクチンの開発よりもはるかに重要なものが「トランスジェニック人間」の判定法、およびその治療法の開発です。
(略)
RNAコロナワクチンへのDNAの混入についての情報はこれまで周知すらされてきませんでした。脂質ナノ粒子を介して、日本中、世界中の健康な人の細胞内にDNAを注入した事など有史以来初めてであり、その影響の大きさは計り知れません。
新田剛先生への返答: RNAコロナワクチンへのDNA混入スキャンダルについて  より)


すでに「戦時下」である

世界中で多くの人が「怖ろしい感染症を防ぐワクチン」であると信じ込まされて注射してしまったP社、M社、J社、A社などの遺伝子製剤は、実は増えすぎた世界人口を間引くための手段だった……なんてことを言えば、3年前までは完全に頭おかしい人(アタオカ)、キ印扱いされた。
しかし、研究者たちが出してくるデータが、次々と怖ろしい現実を伝えている。

近代以降の戦争は「陰謀」から生まれたものだったということは、歴史が証明している。今なお隠された事実はたくさんあるが、コロナパンデミックとワクチンというのも、その陰謀の進化版だった。
ニューバージョンだったゆえに瞞される人は多かった。今なお気がついていない人もたくさんいる。

人間の歴史は、基本的には戦争の歴史、殺し合いの歴史だったと考えれば、標的にされた我々としては、簡単には殺されないように情報を得て、しっかり分析しながら「逃げる」ことしかできない。
降ってくる爆弾、ましてや上空で爆発する核爆弾から逃げることはできないが、情報を得ることで逃げられるのであれば、なんとしても逃げ切りたいものだ。
それをできなくさせるように、政治があれよあれよという間に暴走している
この戦争から、どこまで逃げ切れるだろうか。


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映画『大河への道』から見えてきた様々な人物像2023/04/27 14:31

WOWOWで『大河への道』という映画を見た。
立川志の輔の落語が原作ということで興味を持って録画しておいたのだが、見終わった感想は「志の輔はすごいな、やっぱ」である。
大河ドラマへの皮肉もちょこちょこ混ぜながらも、最後は日頃世話になっているNHKへのフォローも忘れない。
文枝と志の輔はビジネスと芸道の両方を極めた天才だな。
周囲の人たちもしっかりサポートしてくれるような人間性も持ち合わせているんだろう。
羨ましい気もするけど、所詮自分には無理な人生だとも思う。

で、この映画の企画を立てたのが主演の中井貴一だと知って、中井への評価も上がってしまった。
中井は志の輔の落語を観て、ぜひ映画化したいと、まずは志の輔に直談判したそうだ。
志の輔は断る理由もないだろうけれど、そこから本当に映画にするまでの道のりは大変だったはずだ。

志の輔も中井も、NHKには相当好かれて重用されている。特に中井は大河ドラマに複数回起用されて、「武田信玄」では主役も務めた。
そんな二人が、あちこちにNHK大河ドラマへの皮肉ともとれる描写や台詞を散りばめた映画を生みだしたところが面白い。
例えば、県知事の意向で脚本を書かせたいと指名された老脚本家(橋爪功)は、かつての人気ドラマ『お手紙先生』の最終回を自分が考えていたような終わらせ方ではなく、お偉いさんに言われてハッピーエンドの予定調和の結末にしたことに嫌気がさして筆を折ったという設定。現在のエンタメ業界、特にテレビへの批判になっているが、露骨ではなく、老脚本家が極端な偏屈爺だという色づけをしてオブラートに包んでいる。

こういう細かい技があちこちに見られる……すごいことだよ、これ。

伊能忠敬の生涯

で、ついでに伊能忠敬のことをWikiなどで調べてみたところ、本1冊分くらいの内容がズラ~~~っと出てきてビックらこいた。で、(当然のことながら)知らないことがいっぱいあった。

伊能忠敬
  • 延享2年1月11日(1745年2月11日)に上総国山辺郡小関村(現・千葉県山武郡九十九里町小関)の名主・小関五郎左衛門家に生まれる。2男1女の末っ子。父親は酒造家の次男で、小関家には婿入り。
  • 6歳のとき母が亡くなり、家は叔父が継ぐことになったため、婿養子だった父・貞恒は兄と姉を連れて実家の小堤村の神保家に戻るが、三治郎は祖父母の下に残った。(why?)
  • 10歳のとき、三治郎は父の下に引き取られたが、神保家は父の兄が継いでいたため、居候のような存在だった父はやがて分家として独立。再婚もする。(父親は生家~婿入り~出戻り~分家~再婚と、二転三転の人生)
  • 三治郎は継母と反りが合わず、「佐忠太」と名乗り十代で家を出て流浪の身となる。
  • 17歳のとき、下総国香取郡佐原村(現・香取市佐原)にある酒造家の伊能三郎右衛門家に婿入り。相手の妻・ミチは4歳上の21歳で、夫と死別したための再婚。14歳で結婚した前夫との間に3歳になる息子が一人。三治郎は一旦、この婚姻を斡旋した親戚である平山家の養子になり、平山家から伊能家に婿入りする形をとらされた。(17歳で4歳年上の子連れ女性の商家に婿入り。父親の人生に似て、めんどくさそう)
  • 結婚に際して、朱子学者の林鳳谷から「忠敬」の名をもらうが、気に入らなかったのか、当初は「源六」と名乗った。後に三郎右衛門と改め、「伊能三郎右衛門忠敬」とした。(いろいろ確執がありそう)
  • 伊能家に婿入りした翌年の1763年、長女誕生。同年、妻・ミチの連れ子は死亡。3年後の明和3(1766)年に長男・景敬誕生。
  • その後、名主~村方後見(名主の監視役)と、村の名士として諸問題を解決するなど活躍。天明の飢饉のときには関西方面から買い集めてあった米を貧しい者たちに放出するなどした。一方で家人や使用人には徹底した倹約を指示するドケチの一面も。
  • 天明3(1783年)暮れに妻・ミチが死去。その後間もなく、忠敬は2人目の妻(内縁)を迎え、2男、1女をもうけるが、内縁の妻は寛政2(1790年)に26歳で死去。最初の妻・ミチとの間に生まれた次女も、天明8年に19歳で死去。寛政2年、忠敬は仙台藩医である桑原隆朝の娘・ノブを新たな妻として迎え入れる。(天明の大飢饉の間に妻2人、子供1人を亡くし、一方で2番目の妻との間に3人の子を作り、その妻の死後すぐに3番目の妻を迎えている。絶倫?)
  • この頃から暦学に興味を持っていた忠敬は、寛政2年、地頭所に隠居を願い出たが認められず、寛政6年(1794年)、ようやく隠居が認められた。家は最初の妻・ミチとの間に生まれた長男・忠敬が継いだ。
  • 念願の隠居が認められ、江戸で暦学の勉強をするための準備に取り掛かった最中の寛政7(1795)年、妻・ノブが難産が原因で死去(通算何人目の子を作ろうとしていた?)
  • 寛政7年(1795年)、50歳で江戸へ行き、深川黒江町に家を構えた。暦学を学ぶため、19歳年下の高橋至時に無理矢理弟子入り。寝食を忘れるほど天体観測や測量の勉強に打ち込む。(いわゆる「第二の人生」)
  • その頃、伊能家の江戸支店を任せていた長女・イネの夫に離縁を言い渡すが、イネがそれに従わず夫についていったため、イネを勘当した。後に息子の一人・秀蔵も勘当。
  • 一方で、自分はエイ(栄)といいう女性(後に女流漢詩人の大崎栄であることが判明)を妻に迎える。2番目の内縁の妻(子供3人生ませた)を入れて、4番目の妻になる。忠敬はエイのことを大変な才女だと褒めちぎり、天体観測などの作業の手伝いもさせていたらしい。
  • 師匠の高橋至時が、当時の北方でのロシアとの緊張関係を背景に、幕府に蝦夷測量を願い出て、寛政12年にようやく許可された。忠敬はその作業に抜擢された忠敬共々、蝦夷地測量の名目で、かねてから興味を持っていた子午線の長さを推定するという計画を実行するチャンスが訪れる。それがきっかけで日本全国の海岸線を地図に描く作業が始まる。
  • 文化元年(1804年)正月5日、師匠の高橋至時が死去。幕府は至時の跡継ぎとして、息子の高橋景保を天文方に登用。(この人が「大河への道」の主人公)
  • 文化7年(1810年)、勘当した娘・イネが夫の死後剃髪し、親族一同に詫びを入れて実家に戻る。以後、伊能家を支え、測量遠征中の忠敬とも多数の手紙のやりとりをしている。
  • 測量遠征は文化13(1816)年の第10次まで行われたが、最後のほうは忠敬は高齢のため、実際の作業のほとんどは弟子たちが行っていた。近畿・中国地方への第5次測量遠征では、素行が悪かったとして隊員2名を破門、3名を謹慎処分にしている。(厳しい人なのだ)
  • 文政元年(1818年)、地図の完成目前で忠敬は74歳で死去。地図はまだ完成していなかったため、忠敬の死は隠され、高橋景保を中心に地図の作成作業は進められた。(映画ではここから話が始まる)
  • 文政4年(1821年)、『大日本沿海輿地全図』と名づけられた地図がようやく完成。7月10日、景保と、忠敬の孫・忠誨らが登城し、地図を広げて上程(映画はここが感動のエンディングとなっている)。9月4日、忠敬の死が発表される。

……とまあ、映画になる前の部分も相当面白い。
4人の妻と多数の子供。妻が死ぬとすぐに次の妻を迎えてバンバン子供を作る。絶倫というか、むしろ女性に対しては情が薄く、ある意味「淡泊」な印象も受ける。
身内にも他人にも厳しく、人情に流されない合理主義・能力主義の人。一方では19歳年下の師匠を生涯尊敬し、師匠の死後は毎日墓の方角を向いて拝礼していたという。なんとも不思議な人だ。

高橋景保と徳川家斉

映画では老脚本家(橋爪功)が、「……というわけで、俺が書くのは『高橋景保物語』だ」と言い張り、『伊能忠敬物語』を大河ドラマにすることはできなかった、というオチになっている。

では、この橋爪功演じる老脚本家が実際に『高橋景保物語』を書いたらどうなるのだろうか?
……と、今度は高橋景保を調べたら、さらに意外なことが分かった。

高橋景保
  • 天明5(1785)年、天文学者である高橋至時の長男として大坂に生まれる。渋川景佑は弟。
  • 文化元年(1804年)、死去した父の跡を継いで江戸幕府天文方となり、天体観測・測量、天文関連書籍の翻訳などに従事。
  • 文化7年(1810年)、「新訂万国全図」を制作(銅版画制作は亜欧堂田善)。一方で伊能忠敬の全国測量事業を監督し、全面的に援助。忠敬の没後、彼の実測をもとに『大日本沿海輿地全図』を完成させた。
  • 同年、ロシア使節ニコライ・レザノフが来日時に持参した満洲文による国書を1808年に翻訳するよう命じられ、1810年に「魯西亜国呈書満文訓訳強解」を作成。その後、満洲語の研究を進め、複数の著書を残す。
  • 文化8年(1811年)、蛮書和解御用の主管となり、「厚生新編」を訳出。
  • 文化11年(1814年)、書物奉行兼天文方筆頭に就任。
  • 文政11年(1828年)、シーボルト事件に関与して10月10日(11月16日)に伝馬町牢屋敷に投獄され、翌文政12年2月16日(1829年3月20日)に獄死。享年45。獄死後、遺体は塩漬けにされて保存され、翌文政13年3月26日(1830年4月18日)に、改めて引き出されて罪状申し渡しの上斬首刑に処せられた。このため、公式記録では死因は斬罪という形になっている。

映画の感動的なエンディングシーンで、高橋景保の労をねぎらう将軍(草刈正雄)は第11代の徳川家斉。
しかし、景保を、獄死した後もわざわざ死体を塩漬けにしてまで斬首させた文化7(1810)年のときも、将軍は同じ徳川家斉である。

「大河への道」で、老脚本家は過去の自分のヒット作が予定調和の終わり方をしたことに後悔の念を表明している。
本当は「お手紙先生」が教え子への手紙を出すのを忘れ、そのせいで教え子が自殺してしまうというとんでもなく暗い終わりかたにしたかったのだそうだ。
ほんのちょっとした思いやりの欠如が取り返しのつかない悲劇を生むことがあるということを言いたかった、とのことだが、その台詞を思い出した。
地図の完成に感動し、景保をねぎらった将軍・家斉は、そのわずか6年後、景保に「思いやり」を持つことはなかったのだろうか。 シーボルトは景保に最新の世界地図を渡しており、景保はその返礼として、自分が監督して完成させた日本地図の写しを渡している。今なら学術界の麗しい友情物語である。しかし、ご禁制の地図を外国人に渡したことで極刑に処せられた。
ちなみにこの時期の家斉は、寛政の改革を進めた老中らを一掃して「大御所時代」を迎え、「宿老たちがいなくなったのをいいことに奢侈な生活を送るようになり、さらに異国船打払令を発するなどたび重なる外国船対策として海防費支出が増大したため、幕府財政の破綻・幕政の腐敗・綱紀の乱れなどが横行した。(Wikiより)」という。
「特定されるだけで16人の妻妾を持ち、53人の子女(男子26人・女子27人)を儲けたが、成年まで存命したのは約半分の28人(Wikiより)」だそうで、伊能忠敬も顔負けの絶倫ぶりだったようだ。

シーボルトとシュレーゲル

シーボルト事件は謎が多く、シーボルトがオランダのスパイだったという説もあるが、出島に植物園を作って約1400種の植物を栽培したり、長崎の町に鳴滝塾を作り西洋医学(蘭学)を教えたり、日本人の妻を迎えて娘も生まれているなど、親日家、純粋な研究者、教育者という人物像が強く浮かび上がる。
ちなみに、シーボルトはオランダ人だと思われているが、ドイツで生まれたドイツ人。祖父、父ともヴュルツブルク大学の医師であり、シーボルト家は医学界の名門だった。


シーボルト事件は、シーボルトが高橋景保に最新の世界地図を送り、そのお返しとして最新の日本地図を受け取ったことが発覚したことで起きる。
その際、シーボルトは、捕まった日本の友人たちを救おうと自らが人質になることも提案した。その結果、何人かの仲間は死罪を免れたという。

シーボルトは文政12(1829)年に国外追放と再渡航禁止処分を受け、翌年、オランダに帰国する。
その際、日本で収集した文学的資料や様々な動物・植物の標本を持ち帰っている。
その中には、日本固有種のカエルであるシュレーゲルアオガエルの標本もあり、それが帰国後に友人となったシュレーゲルの手に渡って同定されたことから、今でも「シュレーゲルアオガエル」が和名になっている。
シュレーゲルはシーボルト同様、ドイツ人だが、オランダのライデン自然史博物館に就職し、脊椎動物部門の管理者となっていた。

タゴガエルに抱きつかれているシュレーゲルアオガエル。2010年3月、川内村の自宅(当時)敷地内で



ヘルマン・シュレーゲル
当時、シーボルトが持ち帰った標本は、ドイツ人の博物学者ハインリッヒ・ボイエ(Heinrich Boie (1794 - 1827)らも協力し、分類・同定が行なわれた。
特にボイエは、昆虫・鳥類・爬虫類の研究で有名で、アカハライモリ、アオダイショウ、ヤマカガシ、ニホンマムシなど、多くの日本人にとってなじみ深い両生・爬虫類を1820年代に新種として記載した。
その点で、シュレーゲルよりも日本で知られていいとも思うのだが、「ボイエ○○」という和名の生物がいないからか、ほとんどの日本人は知らない。

ハインリッヒ・ボイエ

シュレーゲルの名前が残る動物には、
ハナウミシダ(ウミシダの一種)Comanthina schlegelii (Carpenter, 1881)
サカタザメ(エイ目・サカタザメ科の海水魚)Rhinobatos schlegelii Müller & Henle, 1841
ヨウジウオ(トゲウオ目・ヨウジウオ科の海水魚)Syngnathus schlegeli Kaup, 1856
スミツキアカタチ(スズキ目・アカタチ科の海水魚)Cepola schlegelii (Bleeker, 1854)
クロダイ(スズキ目・タイ科の沿岸魚) Acanthopagrus schlegelii (Bleeker, 1854)
シュレーゲルアオガエル(アオガエル科のカエルの一種)Rhacophorus schlegelii (Günther, 1858)
ロイヤルペンギン(ペンギンの一種)Eudyptes schlegeli Fincsch, 1876(鳥綱コウノトリ目ペンギン科)
などがあるそうだ(Wikiによる)。

シーボルトがいなければ、シュレーゲルアオガエルはサトアオガエルのような和名になっていたのだろうか。
ボイエやシュレーゲルが同定した動植物は数多いのに、シュレーゲルアオガエルだけにシュレーゲルの名前が「和名」として残っているのも不思議ではある。どういう経緯だったのだろう。
今、朝ドラでは植物学者牧野富太郎をモデルにした「らんまん」が放送されているが、その路線で、シーボルトや高橋景保を主人公にした大河ドラマなどを作ってみたらいかがかな。
もう、人殺し武将たちの大袈裟な台詞回しの演目は飽き飽きだよ。


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