数学は芸術か?2015/09/28 19:51

モリアオっぽいサトアオ(シュレーゲルアオガエル)
テレビに放送大学の美学だか美術史だかの授業が映し出されていて、そこから「芸術のための芸術……」というようなフレーズが聞こえてきた。
純粋芸術と大衆芸術。あるいは、純粋に芸術的な行為としての美術や音楽に対して商業美術(音楽)という言葉もあるけれど、そもそも芸術ってなんなんだろう。

先日、テレビのクイズバラエティ番組で、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎が問題をプロデュースし、一部の問題は自分の演奏で出題するという趣向のをやっていたのだが、なかなかいいお勉強になった。なおかつ、やはりクラシック音楽作品の定番って、メロディの価値がすぐれているなあと再認識させられた。

やはり、残りの人生、体力や気力がどんどん落ちていく中で、純粋にメロディの価値を追求したいと思った。
演奏して楽しい、とか、いい音色だとかではなく、オタマジャクシの並び方だけを追求する。
孤独だが、それがいちばん自分にとっては価値の高い生き方ではないか、と。

そこで改めて思った。
数学は芸術だろうか?
「美しい数式」とか「きれいな解き方」といったものは、芸術なのではないだろうか。
幾何の定理なんかも、最初に発見して証明した人の行為は芸術なのではないだろうか。

メロディの価値を追求するというのは、そういう「数学的美学」に近いことかもしれない。





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